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新型コロナ 家に赤ちゃん・子ども「もちこまない対策とは?」パパ小児科医に聞く

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paprikaworks/gettyimages

新型コロナウイルス(COVID-19)による感染症の拡大が続いています。WHOはパンデミック宣言を出しました。現時点では「乳幼児の感染は重症化はしない」という情報もありますが、乳幼児のママやパパはどのような行動をとったらいいのか、うつらない・うつさないためにはどうしたらいいのでしょうか。
前回記事「新型コロナ「手洗い・うがいができない乳幼児のコロナ対策」に引き続き、『ひよこクラブ』が、3月17日時点でわかっていることを帝京大学医学部附属溝口病院の小児科医・黒澤照喜先生に聞きました。

赤ちゃんの予防接種や乳幼児健診でも小児科に行ってはいけないの?

Q
不要不急の外出は控えたほうがいい、といわれていますが、予防接種や乳幼児健診などはどうしたらいいのでしょうか?
A
予防接種や乳幼児健診は、その月齢のお子さんに必要な医療行為になります。たとえば、はしかは新型コロナウイルスより感染力も重症化率も格段に高い病気です。予防接種はそのような危険な病気を予防するほぼ唯一の手段です。

乳幼児健診もお子さんが心身ともに健やかに発育しているか、確認するために必要な機会です。ママやパパのお世話で気になることに答える場でもあります。

もちろん、新型コロナウイルスの心配はあるとも思いますが、予防接種や乳幼児健診に行くのが不安でしたら、まずその医療機関に連絡をしてみてはいかがでしょうか。新型コロナウイルス感染のリスクと予防接種・乳幼児健診のメリットについて相談に乗ってくれると思います。通常の風邪の診察と、予防接種・乳幼児健診の時間・場所を分けているところもあります。

仕事をしている乳幼児のパパやママが気をつけたほうがいいことは?

Q
仕事から帰宅したパパ(ママ)が自宅に入る際に気をつけたほうがいいことはありますか?アウターの素材選びや洗濯の頻度など気をつけるべきですか?

A
使い捨てのマスクを使用しているのならば帰宅とともに着脱して捨てるのがいいでしょう。マスク不足も続いていますので、手作りのマスクを工夫するなども考えたいものです。
アウターの素材や洗濯の頻度などを気にする方もいるようですが、ウイルスは原則、せき・くしゃみなど人から排出されるものですので、衣類などについては特段の注意が必要とはされていません。

Q
仕事から帰宅したパパ(ママ)が、赤ちゃん・子どもに近づく際に気をつけたほうがいいことはありますか?

A
非常に頻繁に注意喚起されているように、手洗い・うがいを行ってから赤ちゃん・子どもに近づきましょう。手洗いは石けんでしっかり洗うか、アルコール消毒を。うがいについても効果は定かではないですが一定の意味はあると考えられるので行いましょう。

また、新型コロナウイルスに共通な風邪症状(強い倦怠(けんたい)感・発熱・せき・鼻水・嘔吐・下痢)などがある場合、新型コロナウイルスであれ、ほかの風邪の病原体であれ、お子さんにできるだけ近づかないようにする、マスクをつけて近づくなどの対応は必要です。


Q
働くママやパパは仕事帰りに保育園に赤ちゃんを迎えに行く必要があります。お迎えの際にママやパパが気をつけたほうがいいことはありますか?

A
保育園のお迎え時は、保育園・保育室に入る前にできる範囲で、アルコール消毒・うがい・手洗い・マスク着用をしたほうがいいでしょう。保育園側で準備してくれていればアルコール消毒などを利用しましょう。少しでも時間に余裕をもってお迎えに行けるといいですね。
また、ママやパパに新型コロナウイルスを疑う症状がある場合は、ほかの人にお迎えを頼むなどの対応をしましょう。

赤ちゃんの具合が悪いときの病院の受診について

Q
赤ちゃん、子どもの体調が悪くても、病院に行くほうがそこで何らかの感染リスクがあるから避けたほうがいい、とばあば・じいじなどに言われます。症状が重くなければ家庭でのケアのほうがいいのでしょうか? 病院に行ったほうがいい赤ちゃん・子どもの症状の目安はありますか?

A
少なくともお子さんの「食べる・寝る・遊ぶ」が十分にできないような状態になっている場合は、病気が重い可能性があります。それ以外でもママやパパが不安になるような状態にお子さんがある場合には受診をしたほうがいいでしょう。

夜間休日診療などは応急処置専門で、その後かかりつけの受診をすすめられることがほとんどです。不要不急の受診は避けるべきですが、わからない場合は#8000などに相談することも大切です。


Q
現在、せきや熱がある赤ちゃん・子どもが小児科を受診した際には、どのような治療がされているのでしょうか?

A
最初から新型コロナウイルスを疑うことは少ないでしょう。お子さんはよく風邪にかかり、ほかの病原体が原因であることが今の段階ではほとんどだと思われます。

周囲に感染者がいる、ほかの病気で説明がつかない場合などに新型コロナウイルス感染を疑うことになると思います。
新型コロナウイルスをやっつける薬はなく、たいていのお子さんは自然に治ってしまいます。それぞれの症状に合わせた薬が処方されますが、たとえばせきに対しては通常のせき止めが処方されます。

黒澤先生は「今回の新型コロナウイルスについてはまだ不明な点が多いですが、ポイントは、高齢者や基礎疾患のある方を中心に重症化することがあるが、小児を含めて大半の人は軽症で済み、不顕性感染(感染しているが症状はない)が起きている可能性が高いこと」とも話してくれました。

したがって、子どもたちに大切なのは、「高齢者や基礎疾患のある方に新型コロナウイルスをうつさない」「そのために新型コロナウイルスをもらいやすいところには極力近寄らない」の2つだそうです。まだわからないことが多いウイルスなので、日々正しい情報を集めながら、必要な外出と感染リスクの関連をその都度判断することが大切です。

(取材・文/ひよこクラブ編集部)

■監修/黒澤照喜先生
(帝京大学医学部附属溝口病院・小児科)
東京大学医学部卒業。都立小児総合医療センターなどを経て、現在は帝京大学医学部附属溝口病院小児科に勤務。3人のお子さんのパパです。

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