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「育児と仕事で自責の念」のママに、臨床心理士がすすめること3

ラップトップで作業している女性
※写真はイメージです
Choreograph/gettyimages

「仕事で疲れて子どもにゆったりと向き合えない…」そんな悩みを持つ働くママは多いはず。仕事さえしていなければ、もっと…と思う反面、仕事が好きな自分もいて、板挟みになって苦しんでいませんか。そこで、ママ臨床心理士の須山智子先生に、働くママが一度は経験する「自責の念」の受け止め方と乗り越え方を教えてもらいました。

仕事する自分を責めてしまうときこそ自分を変えるチャンス

共働きで仕事をしているのに、家事と育児はママ中心、あるいは基本的にはワンオペ、という家庭はまだまだ多いでしょう。
そんな毎日を続けているうちに「家事が十分にできないのは仕事をしている自分のせい」「仕事をしていることで子どもに迷惑をかけている」と自分を責めてしまうママは多いと須山先生は話します。

「いっそ仕事なんかやめてしまったほうが、と思い詰めるママもいますが、落ち込んだり、イライラしたりしたときこそ、自分を見つめ直すチャンス」(須山先生)。そんなときは次の3つの過程を踏むといいそうです。

【1】落ち込む自分を違う場所から見てみる
【2】ネガティブな感情を「キャラ化」「見える化」してみる
【3】本当はどんな自分になりたいのか問いかけてみる

というステップです。具体的にどうすればいいのか見ていきましょう。

【1】落ち込む自分を違う場所から見てみる

「落ち込んだり、イライラしたりワーッと感情的になっているときは、その問題と自分が一緒になってしまっていて、何が問題なのか、どうすれば問題を解決できるのかわかりにくくなります。
そこで、まずは“自分は落ち込んでいるな”“自分を責めているな”と、悩んでいる自分とは別の視点で自分自身を客観的に見て、認めてみることをおすすめします。悩んでいる自分と距離を置くことで、問題から離れることができるのです。専門的には『メタ認知』という行動です」(須山先生)

【2】ネガティブな感情を「キャラ化」「見える化」してみる

「問題から離れたら、次にその問題(=イライラ、怒り、悲しみ、自己嫌悪)を自分の中から取り出してみます。専門的には『外在化』といいます。
感情は目に見えないためわかりにくいので、それらをキャラ化してノートなどに書き出してみるといいでしょう。イライラなら、トゲトゲした形で意地悪そうな顔をしているとか、自己嫌悪なら真っ黒いスライムみたいなモンスターとか…。そして、そのキャラたちは、どんなときに現れるのか、どういうセリフを言っているのか、どんなときに自分はやられてしまうのか、といったことを観察してみてください。どんなときにどんなキャラが出てくるのかは、一人ひとり違います」(須山先生)

【3】本当はどんな自分になりたいのか問いかけてみる

「自分の中の問題がはっきりわかったら、今度はその問題を一度、外に追い出してみます。そして、もしも今抱えている問題から解放されたとしたら、自分は何をしていたいのか、どうあれば幸せなのか、と想像してみてください。
これも、一人ひとり違います。たとえば部屋がぐちゃぐちゃなのが嫌だった人は“思いっきり掃除に集中したい”かもしれませんし、食事内容に不満があった人は“栄養たっぷりのおかずを作り置きしたい”かもしれません。
できれば、壮大なものではなく、実現しやすいことがいいですね。そして、完ぺきではなくても、やりたいことを少しずつ実行に移してみてください。すると、イライラや自己嫌悪などのネガティブな感情の勢力が弱まってきます」(須山先生)

子どもは、自分の中の問題を教えてくれている

仕事、家事、育児といろいろなことに追われることでイライラしたり、自己嫌悪に陥ったりしてしまいますが、子どもがいなければ、ママ自身の中の心の問題は一生わからなかったかもしれません。
「子どもはママに、ママ自身の本当の欲求を見せてくれて、こうしていいんだよ、と教えてくれる存在ともいえます。子どもはママが大好きで、ママがいつでも幸せでいてほしいと願っている、ありがたい存在なのです」(須山先生)。
(取材・文/岩崎緑、ひよこクラブ編集部)

仕事をしていても、していなくても、子どもはママのことが大好き、という須山先生のお話がありました。そんな健気な子どもたちのためにも、できるだけキラキラ輝いていたいですね。

■監修/須山智子先生
(臨床心理士)
カウンセラーとして夫婦関係と子育て相談を専門に活動中。2人の女の子のママでもあり、「『自分と家族にモテモテに』を合言葉に、夫婦がいつまでも仲よく、子どもに本物の愛を示せるママをめざす『ママモテ部』」を提唱しています。

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