子どもにとっての「ゴミ」とは・・・[ハハのさけび #58]
2歳の息子のお母さんをしています、わぐりです。「ハハのつぶやき」という子育てイラストをTwitterとInstagramで描いています。
2年の不妊治療を経て子どもを授かり(連載「モヤサバ妊活」)、たくさんの発見があった妊娠期を経て(連載「妊婦のハッケン」)、出産した私(連載「ハハになった日」)。この連載「ハハのさけび」では、育児をする中での気持ちの変化や、母親になって変わった世の中の見方などを書いていきます。親という共通点を持つみなさんに、共感してもらえたら嬉しいです。
子どもにとっての「ゴミ」とは・・・[ハハのさけび #58]
子どもって、なぜかゴミに敏感じゃないですか・・・?落ちてるゴミを拾って、「ゴミ・・・」と差し出してくる姿は、さながら掃除にうるさい姑のよう(笑)。かわいい。ある時は、履かせようとしたズボンを拒否。どうして嫌なのか聞いたら、「ゴミついてるから」と。確かによく見れば、毛玉だらけのズボンでした・・・。そんなことにこだわるなんて、かわいい。
私の腕にあるホクロに気づいて、「ゴミ・・・」と言ってつまんで取ろうとしていたのには、笑いました。かわいい。「それはホクロで、ゴミじゃないんだよ、取れないよ」と言うと理解してくれましたが、なんだか気になるようで、その後もたびたび見つけては指をさして指摘されます。
そして、子どもはゴミに価値を見出すのも得意。化粧水の包装に使われていたプラスチックのケースを持ってお風呂に入り、お湯を入れて遊んだり。ポストに入っていたチラシを、なんどもポストに入れては出して遊んだり。こちらが完全にゴミと思っているものを楽しんでいる様子を見ると、とてもかわいい。
子育てしてると、ゴミの概念が崩壊しますね(笑)。大人が無意識にゴミと判断してるものを、子どもは一つ一つ発見して、つまんでみたり遊んでみたりしてるんですよね。世の中は発見に満ちてるんだろうなー、それを大切にしてほしいなー、と思います。
[わぐり]
2018年4月に息子を出産した35歳。
「ハハのつぶやき」Twitter(@ninputweet)とInstagram(@ninputweet)で、妊娠中から現在の育児中までのイラストを、ほぼ毎日更新しています。