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子どものLINE、スルーしてたらいじめが始まった?! 専門家が対処法をアドバイス

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自宅でスマートフォンを楽しんでいる幸せな家族と子供
fizkes/gettyimages

今回は、お子さんがLINEをきっかけにしたいじめにあっていると悩むママの話から、お子さんのLINEの使い方について考えたいと思います。実際に、家でどのようにLINEの使い方などについて教えているのかなどを聞くとともに、ネットリテラシーの専門家である小木曽健さんにおすすめの対応法について聞きました。

スルーしていたら、いじめが始まった?

口コミサイト「ウィメンズパーク」にこんなお悩みが寄せられました。発端は小学4年生の娘さんが始めたLINEだったそうです。

「娘が学校の友だちからグループLINEに誘われました。『登録してもいい?』と聞いてきたので、他の友だち3人も知っているということもあり、OKを出しました。LINEに慣れていない娘は話に入ることができず、LINEを見てはいるけれど、ほとんど返信をしていない日が続きました。そのうちに娘からは返信が来ないから、うちの子を外そうということになったようです。娘は泣き出して、もう学校に行きたくないと言い出しました。これって、いじめではないでしょうか。担任の先生に相談しようかと思っています」

このお悩みに、ママとネットリテラシーの専門家がアドバイスします。

小4でLINEする意味はないと思う

「小4でLINE? うちの子も小4ですが、スマホを持っている子は親との連絡ツールとして使用してる子ばかりです。そこは親が管理しなきゃいけない年齢だと思います」

うまく対応できないのなら、まだお子さんに早かったのでは?

「既読しても返信がないなら、無視してると思われてもしょうがないと思います。娘さんはLINEの内容に興味がないのですよね? だったらグループからは抜けてはどうでしょうか。
私だったら、そのグループLINEに『母です。娘がごめんね。まだ慣れてなく返信が遅くなったり、できなかったりするから抜けるように言うね』と書きます。
相手もまだ4年生だから、親が出てきてびっくりするかもしれませんが。私は小学4年でLINEは早いと思います」

実生活ではつきあいたいことは伝えたほうが

「お怒りはごもっともですが。仲良しグループならば、娘さんの口から『LINE慣れてなくて、ずっと既読スルーになっちゃっててごめんね。グループは抜けても仲良くして欲しい』などとと言うことを頑張って伝えてはどうでしょう。口で上手く話せそうもなければLINEを入れてみても。とりあえずその後の反応を見てから行動した方がいいと思います」

LINEいじめの原因はLINEにあるのではない

最後に、全国でインターネットやスマホなどの使い方について講演を行っている小木曽さんに、今回のLINE問題について聞きました。

「全国で数多くの『LINEいじめ』に遭遇し、対処もしましたが、いじめの原因がLINEそのものにあったケースはほぼありませんでした。大半のいじめはいじめる側に問題があります。(お子さんが自分から暴言を吐いた、わがままを押し通した等が原因なら、それはいじめではなくケンカです)

まず『あなたは悪くない、いじめる相手が悪い、私は味方だよ』『世の中にはいじめをする幼い人間と、そうではない人がいる。あなたがそうではない人で、本当に嬉しい、ありがとう』、そう言ってください。その上で、本人の気持ちを確認しましょう。「さてどうする?」と。

もしお子さんが「悪いのは相手だけど、それでも日々を穏やかに過ごしたい」のなら、例えばLINEのユーザー名の後ろに「(返事遅いよ)」とか「(21時以降レスできません)」といった情報を加えると、今後の新しい人間関係で、無用なトラブルを少しだけ減らすことができます。並行して、お子さんなりのペースで、SNSの使い方を練習してみましょう。

『そんな子たちと無理に付き合いたくない』という気持ちなら、何もせず放っておきましょう。周りから見て、『返事をしなかったくらいで仲間外れにする子』と、それに『クールに対処する子』、どちらが素敵に見えるか、言うまでもありませんから。


LINEの問題といじめの問題をごっちゃにしてはいけないということですね。ママたちや小木曽さんのアドバイスにもあるように、自分の状況を伝えておくということもトラブルを未然に防ぐ方法のひとつかもしれません。(文・橋本真理子)

小木曽健さん
IT企業に勤める傍ら、書籍執筆や連載、メディア出演などを通じて、情報リテラシーに関する情報発信を幅広く行っている。著書に『ネットで勝つ情報リテラシー』(筑摩書房)、『11歳からの正しく怖がるインターネット』(晶文社)などがある。

■文中のコメントは『ウィメンズパーク』の投稿を再編集したものです。

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