買い物やベランダでも油断大敵!日焼けを防ぐファッション
新型コロナの影響でいますぐの外出は厳しいかもしれませんが、だんだん温かくなってきたこの時期、気になるのは紫外線です。「ベランダや庭に出るだけ、ちょっと近所に買い出しに行くだけだからまあいいかな。日焼け止め塗るのも面倒だし…」なんて思っていませんか?今回は、お洋服の工夫で日焼けを防ぐアイデアについて、パーソナルスタイリストの勅使河原 祐子さんに聞きました。
勅使河原 祐子
パーソナルスタイリスト、パーソナルスタイリストスクール主宰
服選びのモヤモヤをワクワクに変えるスタイリスト。「本当に似合うものがわからない」「去年の服が今はしっくりこない」悩みを解決、「やりやすい」「バイブルもの」と好評。スタイリスト養成スクールも主宰。
アメーバブログ
紫外線が強い日はどんなアイテムを選んだらいいの?
毎日忙しいママに向けて、少しの工夫で日焼けを防ぐアイテム選びのポイントをお伝えします。
ポイントその1<色>
実は、色によって紫外線の通しやすさは変わってきます。
一番紫外線を通さない色は、黒。反対に一番通しやすい色は、白です。
薄い色より濃い色の方が効果的ということなんですね。ですので、黒や紺、チャコールグレーなどの濃い定番色を身につけると安心です。
でも暖かくなるにつれて、白やパステルカラーを着たいな!という気分になりますよね。そんな時は、次のポイント<素材>で工夫してみましょう。
ポイントその2<素材>
知っていましたか?実は生地の選び方でも紫外線カットはできるのです。
まずは生地の厚さ。紫外線を通しやすいのは、薄手の生地、目が荒い生地です。反対に紫外線を通しにくいのは、厚手でしっかりした生地、目の詰まった生地です。
生地の種類で言うと、綿や麻は涼しく着られるのですが、実は紫外線を通しやすいのです。UVケアの観点で言うとマイナスポイントとなってしまいます。
ポリエステルやレーヨンは、綿や麻に比べて熱がこもりやすくはなりますが、紫外線を通しにくい素材としてはおすすめです。
そして、一番最適なのはなんといってもUVカット素材。最近はお店でのお取り扱いも増えていますので、こういった素材を選べば、淡くて明るい色や薄い生地でも簡単に紫外線を避けつつおしゃれを楽しむことができます。
ポイントその3<デザイン>
首の後ろは、忘れがちですが意外に日焼けをしやすい部分です。こういった日焼けをしやすい部分には、以下のようなアイテムで直接紫外線が当たらないようにするのが肝心。
・襟がついているシャツ
・襟ぐりが高めのスタンドカラーのブラウス
・ハイネックのカットソー
・パーカ
・カーディガンを着るのではなく、さらっと首元にまく
などの対策をするのがオススメです。
いつもコーデに小物をプラスして紫外線対策
いつものコーデに小物をプラスするのもいいですね!おしゃれを楽しめるだけでなく、紫外線対策にもなり一石二鳥です。
帽子
ツバ(帽子の周りや前にひさしのように出ている部分)が広めのものを選ぶと紫外線カットに効果的です。オススメとしては、キャスケット、カンカン帽、クロッシェ。
また帽子ほどの効果はありませんが、UVカット加工がされたターバンをプラスするのはいかがでしょう?普段のコーデに新鮮さが加わりますよ!
ストール
首回りにさらっとかけるだけで簡単に日焼け対策ができます。
シンプルな無地のカットソーに明るい差し色にストールをプラスするだけで全体の雰囲気がパッと華やかになりますよね。持ち歩きも簡単です。
例えばこんな日焼け防止コーデはいかが?オススメコーデ3選
ここまで日焼け防止コーデを楽しむためのポイントをいくつかお伝えしてきましたが、イメージは湧いてきましたか?
ここでは、これまでの内容を踏まえ、日焼け防止コーデを楽しむコーデ例を3つお伝えしていきますね。
濃い色のトップスに白や淡い色のボトムス
トップスに薄い色を持ってくると、反射して日焼けしやすくなります。なので、トップスには濃い色を。その代わりボトムスには白や淡い色を取り入れて春らしさを表現していくのもいいですね。首元にはストールをさらっと巻いても○。
白Tシャツにパーカを羽織り、ボトムスはポリエステル素材で
インナーに白Tシャツを着て、パーカを羽織ってしっかり紫外線対策。重ね着も紫外線カットに有効です。ボトムスにはポリエステル素材のスカートやパンツを合わせれば対策は万全!
濃い色の麻素材の襟付きシャツに、濃いブルーデニム
麻素材のシャツでも、黒、紺、グレーといった濃い色で、襟付きのものを選ぶことで紫外線対策に。ボトムスには濃いブルーデニムはいかがでしょう。色の面でも、生地の厚さの面でもしっかり紫外線を防いでくれます。
取り入れたい紫外線防止コーデは見つかりましたか?日焼け止めを塗るだけでなく、お洋服でも少し工夫すれば、紫外線対策は可能です。あなたにとって取り入れやすい方法を取り入れて、これからの季節のコーデを楽しんでみてくださいね。