Benesse

オンラインショップ

会員登録

  1. トップ
  2. 赤ちゃん・育児
  3. 「いつかははずれる」とは言うけれど……。やっぱり悩みはつきない「おむつはずれ」

「いつかははずれる」とは言うけれど……。やっぱり悩みはつきない「おむつはずれ」

トイレに座っているアジア幼児男の子
yaoinlove/gettyimages

「いつかはずれるから」「焦らなくても大丈夫」……などと周りの人から言われても、やっぱり気になるわが子のおむつはずれ。ママの心の持ち方によっては、なかなか進まない子どもをきつく叱ってしまい、こじれるケースもあります。おむつはずれの時期の、ママの心の持ち方について、子育てアドバイザーの長島ともこさんに紹介してもらいました。

長島ともこ
フリーエディター、ライター。育児、妊娠&出産の分野を中心に書籍、雑誌、WEBの編集、執筆に携わる。著書『PTA広報誌づくりがウソのように楽しくラクになる本』、新刊に『卒対を楽しくラクに乗り切る本』がある。認定子育てアドバイザー、All About「子育て・PTA情報」ガイド。2児の母。長島ともこホームページ

おむつはずれの悩みがつきない理由

「『トイレに行こう』と誘うのに、まるで効果なし。どうしたらいいか、わからない」
「いい感じでできるようになってきたのに、なぜか突然いやがるようになってきた」
「おもらしを叱ってしまったら、トイレにいくのをこわがるようになった」etc.

小さいお子さんを育てるママパパなら一度は、子どものおむつはずれに悩んだ経験があるでしょう。

なぜ、悩みがつきないのでしょうか。その理由を考えてみました。

・正解がないから
子育て全般においていえることでもありますが「おむつはずれ」は、そのタイミングも方法も、子どもによりさまざま。「これをすれば大丈夫」という正解がないため、なかなか結果が出ないとモンモンとしてしまうママやパパもいるようです。

・周りの子と比べてしまうから
近所のお友達、園でいっしょのクラスの子のママ同士で、おむつはずれについて話題にのぼることも多いもの。お友達の「おむつがはずれてパンツに移行した」という言葉を聞くと焦ってしまい、悩みにつながりがちです。

・子どものイヤイヤ期と重なることが多いから
おむつはずれの時期は、2〜3歳くらいが一般的。この時期は、子どもの自我がめばえ、いわゆる「イヤイヤ期」と重なります。子どものイヤイヤとおむつはずれの両方に向き合わなければならないため、ママやパパのストレスもたまりやすく、悩みを抱えがちかもしれません。

・「3歳まで」「入園まで」などの“期限”が気になるから
最近は「おむつはずれはその子のペースで」という考え方が主流です。しかし、そのいっぽうで「おむつはずれは3歳のうちに」「幼稚園入園までにはおむつはずれを」などの通説もあります。それにとらわれ、ママたちは焦ったり、悩んだりしてしまうのです。

ママの気持ちが「おむつはずれ」に及ぼす影響

子どものおむつはずれに悩みすぎないか否かは、ママの心の持ち方によるところも多分にあるのではないでしょうか。おむつはずれを経験したママに「気持ち」に焦点をあててメール取材してみました。

「プレ幼稚園が始まる前の試し入園に備え、長男が1歳8ヶ月の時に、自宅でおむつをはすすためにトイレトレーニングをスタート。おまるに座らせたり、補助便座に座らせたりしましたが全く効果なし。どれも激しく抵抗され、途方にくれてしまいました。今思うと、長男は3月生まれで周りよりも遅れて当然なのですが、『“遅れ”を取り戻さなければ』と、自分だけが必死に空回りしていた気がします。」
                         (5歳・3歳の男の子のママ)


「家ではトレーニングパンツ、外出の時はおむつをはかせるようにし、おむつはずれをゆるく始めました。しかし、家でもトイレに連れていく余裕がないときは『今だけおむつにしてね』など、親の都合でルールを変えているうちに、子どもが混乱。結果的に上手く進まなくなってしまいました。自分の都合で子どもを振り回してしまったことを反省しています。」
                         (6歳・3歳の女の子のママ)


「幼稚園は、おむつがはずれていないと入園できないというところもあると聞き、『入園前になんとかしなければ』と必死になりましたが、間に合いませんでした。とても心配だったのですが、いざ入園してみると、家ではまだおむつの子や、夜寝るときはおむつの子など、さまざまな子がいました。焦らずその子のペースでいいんだ、と思いました」。
                      (10歳・5歳の男の子のママ)

「下の子が生まれたばかりのタイミングで3歳の上の子のおむつをはずそうと決めました。夏だったこともあり『大変だけど、今やっちゃおう』と、はりきって始めたものの、なかなかうまくいかず……。つい、きつい口調で叱ってしまって以来、トイレに行くのをこわがるようになってしまいました。下の子ができたことで環境が変わり、不安な気持ちを抱いていた上の子に寄り添ってあげるほうが先だったなーと、時がたった今、思います」
                     (5歳の女の子・2歳の男の子のママ)

おむつはずれとの向き合い方

おむつはずれは個人差が大きく、数ヶ月で終わる子いれば、1年以上かかる子もいます。
先が見えないだけに、スムーズに進まないと、「うちの子は、いつおむつがとれるのだろう」と不安になってしまいますよね。

しかし、「早く終わらせたい」「私が頑張って、やる気にさせなきゃ」など、親がどんなに強く思っても、その子には、その子のペースがあります。

当たり前ですが、おむつはずれに向ける親の気持ちと、子どもの“やる気”は別物です。
予想していたより長くかかったとしても、子どもを責めるのはもちろん、「私はこんなに頑張っているのに…」と、子どもに対して失望したり、「私のやり方が悪いのではないか」と自分を責めたりするのはやめましょう。

失敗は当たり前。後戻りも当たり前。できたらほめる。
焦らず、周りと比べず、子どものペースに合わせて無理なく進めていきましょう。

おむつはずれは、ついその時その時の「成功」or「失敗」に親が振り回されてしまいがちです。「失敗」を目にするとイラっとしてしまうこともあると思いますが、子どもは親を困らせるためにしているわけではなりません。「おむつはずれ」という子どもの成長を、長い目で見守っていきましょう。

■おすすめ記事
おむつはずれは、イヤイヤ期が始まる前に「子どものやりたい」を引き出しながら

赤ちゃん・育児

更新

赤ちゃん・育児の人気記事ランキング

関連記事

赤ちゃん・育児の人気テーマ

新着記事

ABJマーク 11091000

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第11091000号)です。 ABJマークの詳細、ABJマークを掲示しているサービスの一覧はこちら→ https://aebs.or.jp/

本サイトに掲載されている記事・写真・イラスト等のコンテンツの無断転載を禁じます。