子どもの「できた!」は「やりたい気持ち」を引き出すことから始まる

1歳、2歳は話せる言葉の数が増えたり、1人でごはんが食べられるようになったり、集中して遊びに取り組めるようになるなど、いろんなことができるようになってくる時期。「いつの間にできるようになったの?」と驚くことも多くなってくるころです。子ども自身が楽しみながら成長を促すには、どうしたらいいのでしょう。おうちで、できるかかわり方を考えてみませんか。
ママが実感する、1歳、2歳の成長とは!?
1歳、2歳はできることがどんどん増えていく時期。1歳代の子をもつママからは、次のような声も。
●最近、まねっこが得意になってきました。「おいしーい」と言うとほっぺをさわったり、タオルを渡して「ふきふきして」と言うと顔を拭くまねをしたり…。できることが増えてくると、可愛さが倍増します。
●歌やダンスが大好き。子ども番組の歌に合わせて、歌ったり踊ったりしています。その間は、子どもから手が離れるのでラクだし、成長を実感!
●言葉が増えてきました。「あなな= バナナ 」「おにに= おにぎり」「ぱう=バス」など、どれも親にしかわからない言葉ですが、いつの間にか増えていたので驚き!
こうした子どもの成長は見守るだけでなく、ママやパパが適切にかかわるとぐんぐん伸びます。そのカギとなるのが、「自分でやりたい!」「もっとしたい!」という意欲を引き出すことです。
家庭で子どもの成長をぐんぐん引き出す3つのポイント
1歳、2歳の子どもの成長を促すには、ママやパパが教え込むのは逆効果です。次の3つのポイントを意識してかかわってみて!
Point1 「自分でやりたい!」気持ちを刺激する
1歳、2歳の時期は、「自分でやりたい!」気持ちを引き出すことが、成長を後押しします。たとえば、片づけや着替えや手洗い、歯磨きなどの生活習慣などは無理にさせるのではなく、やる気を引き出してあげることが成功への近道です。
Point2 お手本を見せて、やる気を刺激する
1歳、2歳は、言葉で説明してもまだうまく伝わらないことも多いものです。しかし目の前にお手本となるイメージがあればじっと観察して、覚えていきます。とくに楽しそうなことだと、自然と「自分で!」とやる気が芽生えます。
Point3「自分できた」を積み重ねる
「自分でできた!」という喜びは、次の意欲につながります。1歳、2歳は遊びを通すことで「自分でできた!」という体験が増えるので、家庭では、子どもが興味を持つ、成長に合った遊びをどんどんさせましょう。
1歳、2歳は心も体も成長する時期です。大人のまねをしながら、おもちゃの片づけやスプーンを使って自分で食べられるようになるなど、生活習慣も身についていきます。そのためママやパパは、“知育だけ”“運動面だけ”などかたよらないで、バランスよく成長を後押ししてあげたいですね!
取材・文/麻生珠恵
取材協力/こどもちゃれんじ
*文中のコメントは口コミサイト「ウイメンズパーク」の投稿からの抜粋です。
■おすすめ記事
・おむつはずれは、イヤイヤ期が始まる前に「子どものやりたい」を引き出しながら
更新