花びんがなくても空き瓶でOK! がんばらなくてもオシャレにみえる「お花の飾りかた」
生花を飾る暮らしは憧れるけど、花瓶がない、水換えが大変そう、お花屋さんでどんなお花を選べばいいの?など、なかなか一歩を踏み出せずにいる方も多いのでは?今回は、目からウロコの4つのポイントについて、フラワーデザイナーの徳山有姫さんに聞きました。
徳山有姫
フラワーデザイナー/テーブルコーディネーター/テーブルマナー講師/ティーコーディネーター
プリザーブドフラワー・アーティフィシャルフラワー・フレッシュフラワーの有資格。主宰しているDesign&Co.では多数の講師陣を輩出し、クリニックや住宅の装花にも携わる。小・中学生の子育てにも奮闘中。
Design&Co
インスタグラム:)yuki_designandco
花選びのポイントは「イメージ」すること
花屋さんに並ぶたくさんのお花。全部きれいに見えて、どれを選べばいいのか迷ってしまいますね。
お花を選ぶときに手がかりになるのは、お花の「イメージ」です。
まずはお花の形や花の大きさに着目してみてください。例えばバラはエレガントなイメージ、カラーなどのライン状のお花はシュッとしてスタイリッシュなイメージなど。ビジュアルをなんとなく想像できたら、その次は色をイメージしてみましょう。白は清楚な雰囲気、オレンジは元気、ピンクは可愛いなど。どうでしょうか、イメージできましたか?
イメージできたら、その日の気分に合ったお花を選べばOKです!普段からビジュアルや色のイメージを想像しておくと、インテリアやテーブルコーディネートにも役立ちますよ。
また、季節のお花を選べばお部屋にいても季節感を味わえます。その時には色を意識して見てくださいね!例えばひまわりでも、黄色やオレンジのものは元気でカジュアルなイメージ、一方で茶系のものを選ぶとモダンでシックに飾れます。大ぶりのお花は存在感が出るので広いリビングなどの空間にぴったりです。
飾る本数や合わせる種類について
メインに選ぶお花は1種類でも構いません。お花の大きさにもよりますが、本数は2〜3本あれば上手くバランスをとることができます。小さなテーブルや狭い空間に飾る場合は1本でもOK。
お花を数種類組み合わせたい時は、メインのお花が引き立つことを意識してくださいね。葉物や小花を選ぶと失敗なくマッチしますよ。
夏場は枝物のグリーン(ドウダンツツジなど)をテーブルの上に大きく生けてもかっこよく飾れます。その際には倒れないよう筒状の花器に生けるといいですね。花器が不安定なら、100円ショップにも売っている玉石を入れて重くすると倒れません。
簡単オシャレな飾り方
夏は涼しげなガラスが似合います。一つの器に3本生けてもいいし、少し大きめの花器にお花を片側に寄せて、あえて空間を作ってもバランスよく飾れます。
花瓶がない場合は空き瓶やグラスを使っても。お子さんと一緒に空き瓶にマスキングテープやリボンでおめかししてもいいですね!ただし主役はお花なので控えめに。グラスを3つ並べて1本ずつ生けたりしてもOKです。お花は高低差をつけて、花の向きが同じにならないように生けると動きが出て華やかになりますよ。
茎をカットして、茎が短くなったら水面に浮べるように飾るのもお洒落です。ワイングラスに2〜3センチお水を入れてグラスの中に浮かべたり、ガラスのお皿や鉢を使ったりしても綺麗ですね。
夏場の花持ちを良くする方法
花にしっかり水を吸わせて、茎を清潔に保つことが長持ちのコツ。花の茎は斜めにカットして、水を吸い上げる面積を大きくしてあげましょう。毎日の水換えの度にカットしてあげてくださいね。葉が長く水に使っていると腐る原因になるので葉は取り除いておきましょう。枝物の場合はハサミを立てて十文字に切り込みます。
紫陽花は深く斜めにカットして中の綿を取り除いてあげると良いですよ。
夏場は特に雑菌が繁殖しやすく直ぐに茎や水が汚れてしまいます!せっかくガラスの器に生けたのに水が濁っていては残念ですね。そんな時にはキッチンにある漂白剤を1滴入れると持ちが全然違うので試してみてください(赤ちゃんの手が届かないよう注意してくださいね)。できれば毎日水替えしてあげましょう。
この4つのポイントを知っておくだけでぐ〜んとお花を飾ることが楽しくなります。
お部屋にお花があると空間が華やかになるだけでなく気持ちも明るくなります。キッチンやテーブル、カウンターなど目につくところに一輪。ぜひお試しください。
ママが楽しそうにお花を飾ってる姿を、ぜひお子さんに見せてあげてくださいね!