Benesse

オンラインショップ

会員登録

  1. トップ
  2. 赤ちゃん・育児
  3. 産後の悩み
  4. 産後うつ
  5. 【専門家アドバイス】子育てに悩む人と悩まない人との決定的な違いとは?

【専門家アドバイス】子育てに悩む人と悩まない人との決定的な違いとは?

育児に疲れた母
Hakase_/gettyimages

いつも幸せそうなママ友にくらべて私は…と落ち込むこと、ありますよね。子育てに悩むママには、いくつか共通点がある、と子育てママ専門カウンセラー・福田花奈絵さんはいいます。1才代、2才代のママが抱える気がかりに答えてもらいながら、子育てがうまくいかない原因ともなる「共通点」を教えてもらいました。

ママが自身の心のしくみを知れば、家族みんなが幸せになる

子育てママ専門カウンセラーの福田花奈絵さんは、自身が子育てに悩んだ経験から「お母さんに、お母さん自身の心のしくみを伝えれば、お母さんも子どもも幸せに生きられるようになる」という考えを主軸に、全国の悩めるママにSNSなどを通してメッセージを伝えています。
多くのカウンセリングを通して、福田さんが感じていることについて聞きました。

子育てに悩むママは「自分の母親が幸せそうでなかった」と語る

カウンセリングに来るママには、子どものころ自分の母親が幸せそうだったか、ということを聞くそうです。

「子育てに悩んでいるママで、自分の母親が幸せそうだった、という人は今のところ一人も会ったことがありません。そこが悩んでないママとの大きな違いです。
子どもは自分のお母さんがどんな人でも大好きで、幸せになってほしいと願っているものです。
そのお母さんが幸せそうでないと、このままの私ではダメなんだ、幸せにしなきゃ、我慢しなきゃ、頑張らなきゃ、と思ってしまいます。

でも、それは子どもがもともと持っている気質や感情、思いなどを子ども自身が否定することにつながります。つまり自己否定してしまうのです。
『こんな私ではダメだ』というネガティブな思い込みや、それに基づく生きづらさは、自分自身が母親になったときに子育てがうまくいかない大きな原因となっています」。(福田さん)

「ネガティブな思い込み」は幼いころに出来上がってしまう

母親が幸せそうに見えなかったことをきっかけに、子どもが勝手に持ちはじめてしまう「ネガティブな思い込み」。わが子には持ってほしくないものです。だからこそ、ママ自身が幸せになることが大切、ということに早く気づいてほしいと福田さんはいいます。

「ネガティブな思い込みは、幼いころに持ちはじめ、あとは証拠探しをしていくといわれています。
ママを愛しているがゆえに、子どもは勝手に『このままの私ではダメだ』『こんな私はダメだ』と思い込む。そしてその思い込みを、年齢を重ねるほどに強化していくのです。
子どもが大きくなればなるほど、引きこもりなど問題が大きくなりがちです。ですから、一刻でも早くママ自身の幸せを優先させてほしいです」。(福田さん)


ただし、気づくのが子どもが大きくなったときでは間に合わない、というわけではないそうです。気づいたらすぐ始めることで、修復は十分可能と福田さんはいいます。

ママたちの気がかりに福田さんが答えてくれました

自分の意見を主張しはじめる1才代、2才を子育て中のママのお悩みに、福田先生からアドバイスをもらいました。原因となっている、ママの「ネガティブな思い込み」は何なのかを教えてもらいます。

手作り離乳食を食べてくれなくてイライラ

【ママの気がかり】
全く食べないのではないのですが、特に私が手作りしたものを食べないのでショックです。料理は苦手ですが、本やネットを見ながら頑張って作っても無駄になり、その度に悲しくなって子どもの前で泣いてしまうというダメダメな状況が続いてます。(1才代)

【福田さんからアドバイス】
・役に立たなければいけない
・頑張らなければ認められない
・私の気持ちは大切にしてもらえない
といった思い込みが強そうです。文章を見ると、認めてほしいという気持ちが伝わってきます。人に認めてもらいたいという思いはすごく当然なのですが、他人はコントロールができないので、なかなか満たされるのは難しいのです。なので、自分で自分を認めてあげましょう。朝起きれた、ごはんが作れたなど、ふだん自分がやっている当たり前のことでいいんです、それを認めてあげてください。

忙しいのに甘えられてイライラ

【ママの気がかり】
週4日程度パートに行っていて、保育所に預かっていただいてます。仕事が休みの日、家にいるとイライラしてひどい言葉を言ってしまいます。キッチンで料理したり洗い物したりしてるとゲートの向こうから「ママー!(こっち来てー!)」とずっと呼ばれっぱなし。うるさい!
あっちいってて!
(無視)
じゃま!
もう!!
どいて!
こんな言葉ばかり聞かされてひねくれた子に育たないかな。(1才代)

【福田さんからアドバイス】
・迷惑をかけてはいけない
・我慢しなければいけない
・一人で頑張らなければ認められない
・周囲よりも優れていなければいけない
・結果を出さなければ認められない
といった思い込みが強そうです。
なので、その逆をしてくる子どもにイライラしてしまうのでしょう。くやしいとは思うのですが、うまくできない自分も認めてあげましょう。子どもをお手本にして周囲に甘えてみる、言いたいけれど言えない、やりたいけどできない、ということを実行に移してみましょう。

自己主張にイライラ

【ママの気がかり】
2歳前から始まったイヤイヤ期がピークなのか、この1ヶ月であらゆる要求、こだわりが強くなり、ちょっとの我慢や待ったりができなくなってきました。主張が通らないとすぐ泣き叫んだり、地団駄踏んだりします。最近は余裕がなくなる事が多くなり、娘にイライラした態度をとることが増えて毎回自己嫌悪してるのに、まわりにいろいろ言われたり…。一人で子育てするのがつらいなぁと落ち込みぎみです。(2才代)

【福田さんからアドバイス】
まず、子どもが自己主張できるということはずばらしいことだと認めてあげたいですね。でも、それでイライラするということはママが逆に
・小さいころから言いたいことを言えていない
・いやだと思ってもいやだと言えない
など、我慢してしまう状態が長く続いていたのではないでしょうか。
なので、周囲の人にちゃんと自分の気持ちを言うようにする、腹が立っても言えずにいた、ということがあったら伝えてみる、など自分を解放してみましょう。

登園したがらずにグズグズする子にイライラ

【ママの気がかり】
最近入園した3月生まれの娘がいます。入園して最初は泣くだろうな~と思っていました。初めての経験なので泣くのは当たり前くらいに思っていました。
しかし。うちの娘だけなんです。泣いている子は娘以外いません。なんでこの子はこうなんだ?とイライラしてきます。泣かない子と娘の違いはなに?
愛情不足?この感情を自分でどう納得させたらよいのかわからなくなってしまいました。

【福田さんからアドバイス】
この例は相談でもとても多いです。
・言いたいことを言ってはいけない
・いやだと思っても我慢しなければいけない
というようなママの思い込みがあって、目の前の子どもができていることが自分はできていない、というケースが多いのです。ですから、我慢していて言えないことがあれば、伝えるようにしてみましょう。
また、ほかの子と比較していますが、
・ほかと同じことができないと認められない。
・ちゃんとできないと認められない
という思い込みも強いようです。
自分が、ほかと同じようにできないとイライラするために、子どもができないとイライラしてしまうのです。
周囲と違う自分、まわりと比べてうまくできない自分も受け入れることで、ほかとの比較で悩むことは少なくなりますよ。

ママが幸せになれば、子どもは幸せになります

最後に、乳幼児を育児中のすべてのママたちへ福田さんからメッセージをもらいました。

「理想的な子どもに育てようとしたり、正しい子育てをしようとしたりするよりも、自分が笑顔でいることをいちばん大切にしてください。
自分が自分を幸せにする、自分に対して優しくする、ということを優先することが、結果的に子どものためになるということを知ってほしいと思います」(福田さん)


お話・監修/福田花奈絵さん 取材・文/岩崎緑、ひよこクラブ編集部

子育てに悩んでいる人と悩んでいない人との決定的な違いは、「できない自分やダメな自分を否定せず、ありのままの自分を自分が受け入れることができるかどうか」ということでした。ここで紹介したママたちのネガティブな思い込みの数々、あなた自身にも思い当たるところがあったのではないでしょうか。



福田花奈絵先生(ふくだかなえ)
(子育てママ専門カウンセラー)

Profile
公立小学校教諭として10年以上勤務。2人目を出産後子育てに行き詰まり、カウンセリング、保育学、コーチング、パートナーシップなどを学ぶ。教員を退職後、活動を開始。2020年4月に初の著書『泣いてる子どもにイライラするのはずっと「あなた」が泣きたかったから』(サンマーク出版)を刊行。

■Instagram
kanaefukuda_official

■HP
がんばり屋のママのための幸せレッスン


※文中のコメントは口コミサイト「ウィメンズパーク」の投稿からの抜粋です。

■おすすめ記事
そのおもちゃ、大丈夫? 知っておきたい安全・安心なおもちゃの選び方

赤ちゃん・育児

更新

赤ちゃん・育児の人気記事ランキング

関連記事

赤ちゃん・育児の人気テーマ

新着記事

ABJマーク 11091000

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第11091000号)です。 ABJマークの詳細、ABJマークを掲示しているサービスの一覧はこちら→ https://aebs.or.jp/

本サイトに掲載されている記事・写真・イラスト等のコンテンツの無断転載を禁じます。