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「脱パート」したいママたち。コロナ禍で正規・非正規の格差がハッキリ「パートは3年までで」と専門家

スーパーマーケットで働く医療保護マスクの女性スーパーマーケットレジ係
Pixfly/gettyimages

子どもが保育園や幼稚園に行っている間、パート勤務をしているママは少なくありません。しかしコロナ禍でパートや派遣、契約社員などの非正規労働者は「やっぱり大変だな…」と感じたママたちも。パート勤務をするママに知っておいてほしいことを、ママたちの仕事事情に詳しい、株式会社ハナマルキャリア総合研究所 代表・上田晶美先生に聞きました。「ママたちのアフターコロナの働き方」連載1回目です。

コロナ禍で、正規・非正規労働者の格差がハッキリと!

パート勤務をしているママのなかには、コロナ禍で正社員との差を痛感したというケースも。ママたちの声を紹介します。

緊急事態宣言下、正社員は週1~2日の出社なのに、パートは休みなし
週5日フルタイムのパート勤務です。新型コロナウイルスの緊急事態宣言中は、正社員もパートも出社の有無にかかわらず給与100%補償でした。正社員は仕事を調整しながら週1~2日の出社。しかしパートの私は、正社員のサポート業務なので、まったく休めなくて…。今の部署で、パート勤務は私だけ。正社員よりも給料が少ないのに休みもなく、やりきれない気持ちでいっぱいです。(Aさん)

コロナ禍で出勤が半減。正社員は給料が100%もらえるのに、パートは違う!
パート勤務です。新型コロナウイルスの感染予防で、正社員もパートも1日おきの出社になりました。正社員は、給料100%支給ですが、パートは契約状況に応じた支給額で、月10日勤務の場合は働いた分しか給料は出ません。しかも通常の半分の人数で仕事をするので超多忙! 正社員とパートの格差を感じました。(Bさん)

「コロナ禍で、正社員とパート勤務の待遇の差を感じたママは多いと思います。
厚生労働省は、新型コロナウイルスの影響で解雇や雇い止めにあったパートや派遣社員などの非正規雇用者は、7月3日時点で1万人を超えたと発表しています。
コロナ不況による人員整理で、まず解雇や雇い止めにあうのは、派遣や契約社員、パートの非正規労働者です。パートのママたちは今回の経験を糧に、働き方を見直してはいかがでしょうか」(上田先生)

パートは勤続年数が長いほど損! 3年を目処に、次のステップへ

働きやすいなどの理由で、同じ職場で何年もパートで働き続けるママもいますが、上田先生は「勤続年数が長いほど、パートではもったいない!」と言います。

「同じ職場でパート勤務を続けるのは、3年ぐらいと考えて。1年目は仕事を覚える。2年目は、バリバリ仕事をする。3年目で将来を見すえて、正社員を目指すなど次のステップを踏み出してください」(上田先生)

しかしママのなかには「もう若くないので正社員採用は無理なのでは!?」と考えて、転職を躊躇(ちゅうちょ)するママもいるのではないでしょうか。

「確かに20代が中心の会社だと、たとえば30~40代のママの正社員採用は厳しいかもしれません。しかし幅広い年齢の人が働いている会社ならば、正社員採用の可能性は十分あるので諦めないで」(上田先生)

休みやすさだけでパートを選んでいませんか? 正社員でも休みやすい職種も

ママたちがパート勤務を選ぶには“子どもの用事などで休みやすい”という理由も。しかしパートと同じような条件で、正社員になれる職種もあります。

「たとえば営業職も、その1つです。営業は仕事のスケジュールが調整しやすいため、子育てと仕事の両立がしやすく、正社員で働くママが多いです」(上田先生)

また営業職というと、積極的で社交性がある人が向いているイメージが強く、「私には無理かも…」と思うママも多いのではないでしょうか。

「私も企業研修を数多く行っていますが、営業職で活躍している正社員のママたちが、積極的で社交性があるとは限りません。彼女たちに共通しているのは、聞き上手という点です。
とくに保険の営業は、学資保険やパパやママの生命保険など、お客様の不安が子育て中のママならば手に取るようにわかり、お客様とスムーズなコミュニケーションが図れると思います。子育て経験がプラスになる職種です」(上田先生)

小学2年生になると、子育てはぐんとラクに! ママにとってもターニングポイントです

パートなどの非正規労働者と正規労働者の格差については、前述の通りですが「コロナという特別な状況だから、今はしかたないだけ。正社員にもリスクはある!」と考えるママもいるでしょう。

「確かに正社員には、異動やノルマなどはあります。しかし、これらの経験はその人のキャリア(人生の経歴)になります。
私の経験では、子どもが小学2年生ごろになると病気になることも減り、子育てがぐんとラクになりました。その先からがママの人生です。10年後、20年後の自分をイメージして、女性として、母としてどんなふうに輝きたいか考えてみませんか」(上田先生)


お話・監修/上田晶美先生 取材・文/麻生珠恵、ひよこクラブ編集部

“同じ職場でパート勤務を続けるのは、3年ぐらいまで”と読んでハッとしたママもいるのではないでしょうか。仕事に慣れていたり、家から近いなどの利便性にひかれたりして、つい長くパート勤務をしてしまうこともありますが、上田先生は「パート勤務でも、仕事ができるママは多いのにキャリアが築けないのはもったいない!」と言います。この機会にパート勤務のママは、改めて自分の人生設計を考えてみませんか。

上田晶美先生(うえだあけみ)

Profile
株式会社ハナマルキャリア総合研究所 代表 早稲田大学卒業後、10年の会社員経験を経て、1993年日本初のキャリアコンサルタントとして独立起業。現在では、約100名の講師が登録する。若者と女性の支援を専門とし、全国で年間約100回の講演を行うほか、「ママも今日から働くワ!」(日本経済新聞出版社)など著書多数。財団法人女性労働協会理事。3人の子育て経験を持つ。

※文中のコメントは口コミサイト「ウィメンズパーク」の投稿からの抜粋です。

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