ステイホームの3歳の夏、おむつはずれは短期決戦で!
「3歳なのに、おむつがはずれない」と悩んでいるママやパパもいると思いますが、おむつはずれは体・心の発達と深いかかわりがあります。実は3歳になると膀胱(ぼうこう)が発達して、自分で尿意を感じられるように。そのためトイレの成功率もアップします。「夏でおむつ卒業!」をめざして、おむつはずれに挑戦してみませんか。
“3歳になっても、おむつはずれは失敗続き!”ママたちのホンネ
おむつはずれは一進一退の繰り返し。3歳の子をもつママからは「いまだに失敗続き」という声も聞かれます。
●2歳の夏ごろから、トイレに行くのを急に嫌がるようになってしまい、一時中断。3歳になって「出た!」とは教えてくれるのですが、いつも事後報告です。1年以上取り組んでいますが、まだ1度もトイレで成功していないし、幼稚園入園を考えるとあせります。
●2歳の夏、パンツをはかせて挑戦しましたが失敗の連続。一度中断して、今年の5月から再チャレンジしています。でも「おしっこ!」と言うのでトイレに連れて行っても、出ません。タイミングを見て「トイレ行く?」と声をかけると「出ない!」の一点張り。無理にトイレに連れて行くと泣くし、ほうっておくともらすし…。長期戦なので、私も疲れてしまって。
体験談にもあるよう、2歳から、おむつはずれに取り組んでいるのにうまくいかないケースは多いようです。3歳になっておむつはずれに挑戦するとき、ママやパパに心がけてほしいのは、3歳の心の成長にあったやり方で進めることです。
3歳は「自分で!」がキーワード★おむつはずれを成功させる3つのポイント
3歳は自尊心が高まる時期なので、おむつはずれは「自分で!」という意欲を刺激することが成功のカギ。「トイレって楽しそう」と思えると、しだいに「自分で!」が増えていきます。
またおむつはずれは、ステップを踏んで進めすることが大切なので、次の3つのポイントに沿って進めているかも確認しましょう。
ポイント1 自分からトイレに行くように導く
トイレに行く意欲を引き出し、「自分も行ってみたい!」と思えるように導くのがカギ。たとえばお人形ごっこをしながら、おむつ替えのシーンを作って「おむつは赤ちゃんのもの」とわかると“トイレ頑張ろう!”と思えるように。またトイレをテーマにしたDVDや絵本を見て、トイレでおしっこをするイメージがつかめると「自分も!」言うようになります。
ポイント2 自分からトイレに座るようにする
子どもにとってトイレは、閉鎖的で怖い場所に感じることも。そのため「トイレって楽しい」と思える工夫をしましょう。ただしおもちゃを何個も飾るなど過剰な演出はNG! トイレを遊び場と勘違いさせないで。
ポイント3 自分から繰り返しトイレに行く習慣をつける
起床後、外に行く前後、食事の前後など習慣化すると、自分からトイレに行くようになります。たとえばトイレに行ったらごほうびシールを1枚貼らせてあげるなど工夫すると、楽しくトイレに行く習慣がつきます。3歳は、自分の頑張りが目に見えると、どんどんやる気がわいてきます。
おむつはずれは、夏が最適なシーズンです。理由は、①失敗しても洗濯物がすぐに乾く、②急に「おしっこ!」と言われても、薄着だからズボンなどが脱がせやすく、すぐにトイレに連れて行けるなどのためです。逆に寒くなってくると、おしっこの間隔があきづらくなり、トイレに誘うタイミングが難しくなりがちです。そのためこの夏は、短期決戦でおむつ卒業をめざしませんか。
取材・文/麻生珠恵
取材協力/こどもちゃれんじ
※文中のコメントは口コミサイト「ウィメンズパーク」の投稿からの抜粋です。