インドア夫、アウトドア夫の悩み…どちらが妻的にうれしい?【夫の趣味事情】
夫婦の形も千差万別。ぴったり合う夫婦もあれば、性格も価値観も正反対という夫婦も。「趣味」に関しても、同じ趣味がきっかけで出会って結婚したという夫婦も少なくない一方で、「相手の趣味が全く理解できない」という声もよく聞きます。
家族がいるのだから、家族よりも趣味優先では困るのか、それとも趣味に没頭する時間があったほうが妻も楽なのか。「趣味」と「家族」の関係は難しいところが。「夫の趣味」について困っている『ウィメンズパーク』のママたちのリアルな声をお聞きください。
キャンプ好きの夫が家でもできる趣味、ありませんか?
「キャンプ好きな夫はステイホーム期間中、なかなかキャンプにも出かけられず、自宅でBBQをやろうとしていました。ゲームも読書もやらず、家事もすぐ飽きてしまう夫に、何か家でできるようないい趣味はないでしょうか。夫は“家にいてストレスがたまる”と言ってましたが、そんな夫が家にいて、こっちはさらにストレスたまってるっちゅうねん!」
まずはアウトドアな夫にステイホームさせたい…というお悩みから。ママたちの回答は…
これからも楽しめるように楽器を始めては
「音楽好きなら楽器を始めてみては? 夫はステイホームになってからエレキギターを買い、テレワークの合間に練習しています。アンプに繋がなければ音もそんなに大きくありません。今後のためにも気晴らしになる趣味があればと思っていたので、費用については黙認することに」
燻製で晩酌用のおつまみづくりも
「キャンプ好きなら燻製どうですか? 今は小型の燻製機がありますし、お酒好きならおつまみつくりにいそしむのも悪くないかと。うちは子どもが寝静まったらできあがった燻製で夫婦飲み会やってます。ちなみに子どもたちは燻製のししゃもがおいしいといっぱい食べてくれます」
ご近所でも自宅でもできちゃう筋トレ
「筋トレに1票! うちの夫はトライアスロンをやっています。ステイホーム期間、プールが閉まって泳げなくなりましたが、夜の公園を走ったり、自宅で筋トレをやったりしていました。自分でいろいろ考えながらメニューを組む姿は楽しそうでした」
夫の在宅が地味に苦痛。趣味で仲間と出かけてほしい!
「友人と出かけたりすることもなく、ランニングや読書など気が向いたときにひとりで黙々とできる趣味しかない夫。結果、休日もずっと家にいて寝てるかテレビ見るか読書するかです。いっそ出かけるような趣味を持ってくれたほうがありがたいのですが……。みなさんの夫は趣味で出かけることありますか?」
お次は、家にいてばかりの夫に「外に出かけて~!」という、先ほどとは逆のお悩み。もちろん今は積極的に外に出づらいかもしれませんが、普段はどうなのでしょうか?ママたちの回答は…?
フットサルで月1回は試合に出かけます
「サッカー好きな夫はフットサルに出かけています。チームメイトも昼間は仕事なので、練習は平日夜。月に1回程度日曜に試合があって朝から出かけます。私も土日に仕事が入ることが多いので、もともと土日に家族で出かけることはあまりないのですが、1台しかない自家用車を試合に乗って行かれると、子どもたちの習い事送迎が困りますけどね」
インドア好きな家族の中で夫だけがスポーツ好き
「学生時代から同じ野球チームに入っていたスポーツ好きの夫ですが、最近は参加しなくなりました。その代わりいつの間にかバレーボールのチームに入っていて週3日くらいは練習や試合に。それ以外にも時間があると外に出かけたがります。私は楽器が趣味。息子は家でNゲージ(鉄道模型の規格)やアリの観察に夢中なので“父ちゃんて出かけてばかりだよね”と言われてます」
多趣味でお誘いも多い夫です
「バイク、車、スキー(インストラクター経験も)、ゴルフ、キャンプ、釣り、旅、写真(コンテストで入賞経験あり)、料理(魚もさばけます)、素潜り(モリで魚とれます)、掃除(プロ並みにきれいに)と、多趣味な夫。天気よければ、休みの日は外出しないと損だと思っているよう。飲み会やツーリング、ゴルフにしょっちゅう誘われていますが、お金もかかるので半分くらいは断っているようです。それでも私よりはかなり多いです!」
夫の趣味アイテムが増えていく…
「何の相談もなしに1mくらいのフィギュアを2つも買った夫。買ったあとは空き部屋に放置されていて掃除しづらいです…。前の時も怒ったのですが、最近また同じようなものを購入しました。今回はさすがに怒ったのですが“集めてるんだから別にいいでしょ?”と反省の色なし。どう対処するのがいのでしょうか?」
お互いの妥協点を見つけ出す話し合いが必須
「気持ちがかみ合っていない気がします。旦那さんは、小遣いの範疇で自分の好きなものを買うのは誰にも邪魔されることではないと思っているのではないでしょうか。お互いの主張をどこまで認めて、どこまで譲るのか話し合って妥協点を見つけないと折り合いがつかないと思います。私なら今後同じようなものを買うときは必ず事前に相談してもらうこと、邪魔にならない場所に置いて、週に一回は自分で掃除をしてもらうことを条件にするかな」
小遣いの範囲なら、相手の趣味には口出しせずで
「旦那さんは、奥さんに理解されないのをわかっていたから相談せずに購入したのでは? 私は読書が好きでたくさんの本を読みます。夫にとっては“そんなに集める必要ある?”と思うものでしょうが、邪魔にならないように収納を工夫しているので文句は言われませんし、そもそも自分の趣味のものを買うのに許可を取る必要も感じません」
空間が誰のものかで対応は変わるかも
「フィギュアを置いてる空き部屋が誰のテリトリーかによるのでは。奥さまの場所なら買い集めたものは旦那さんの部屋に移動してもらいましょう。そうでないなら、空き部屋は半分に分けて、旦那さんのスペースは好きなように、でも境界線をはみ出さないようにきつく言っておくとか。戸建てで庭に物置が置けるなら、そちらに移動してもらうのもアリだと思います」
夢中になれる趣味を持っているのは本来喜ばしいことのはずですが、一緒に生活する家族からすると、そこは生活とのバランスをとってほしいという気持ちが芽生えるのもしかたないのかもしれません。まだしばらくは家で過ごす時間も増えそうですし、ちょうどよく納得できるポイントが見つかれば…と願うばかりです。
(文/古川はる香)
※文中のコメントは、『ウィメンズパーク』の投稿を再編集したものです。