「ギョッとするけど意外と嫌いじゃない」大阪万博のロゴ、ママたちの声
先月、2025年開催予定の大阪・関西万博のロゴが発表されました。コンセプトは「いのちの輝き」。1970年大阪万博のDNAを受け継ぐ赤い球体(SELL)をランダムに連結したインパクトのあるロゴに「なんでこれやねん?」「妖怪にしか見えない」などの声が続出。しかし時がたつにつれて、好感度が徐々に上がっています。口コミサイト「ウィメンズパーク」でも盛り上がっています。
他の万博ではナシでも大阪ならアリなんです
大阪・関西万博のロゴは応募総数5894作品。最終的に5作品が選ばれ、最優秀作品にアートディレクターのシマダタモツ氏のロゴが選ばれました。
インパクトありすぎの作品だったため、発表直後からネットでの評判は真っ二つに分かれました。まずは不評の声。
「候補のなかに、もっといいのがあった」
「気持ち悪いと感じた私の感性はおかしいのかな」
「誘致ロゴのほうが好きだった」
「5作品のなかで『これだけはないな』と思っていた作品だったから絶句」
ところが「これだけはない」と思うものが選ばれる。それが大阪の真髄なんだという声があがりました。
「他の万博ならナシなんでしょうが、大阪万博ならアリなんです」
「『大阪だから〜』の一言で、許される感じ」
「不気味ですね! でもかつての万博の象徴『太陽の塔』も相当に不気味です。今、夜になると新型コロナ警告ヴァージョンで赤くライトアップされて、不気味感も倍増しています(笑」
「他の作品はとてもお上品なイメージ。遊び心がない」
「他の作品はありきたりで面白くない」
確かに言われてみれば5作品のなかで一番ユーモラスで「大阪らしい」。「太陽の塔と比べたら」の声にも納得です。また、新しいことに対して何にでもケチをつけるネットの慣習にうんざりという声も。
何が選ばれても文句が出るのが今のご時世という声
「どのロゴが選ばれても、ネットでは酷評されるのでは」
「またかって感じ。ちょっとうんざりです」
「私は率直におもしろいな〜と思いました。だからネットの評判の悪さに驚いています」
そしてロゴよりも、ロゴの選考基準に物申す声もありました。
実は5作品が選ばれた段階で、ロゴマーク公募サイトには一般向けに「意見募集」があり、「皆さんの意見を参考にした」とのこと。ただママたちはそうは思ってないという意見も。
「“高輪ゲートウェイ駅”を思い出しました」
「世間体だけの一般公募とかやめてほしい」
「お偉い先生たちが選んだロゴ。凡人が立ち入れない世界だし、理解する方が無理なのだから慣れるしかないかな」
クールな意見もありましたが、凡人の感性も刺激されるロゴのようで、第一印象の声です。
「あ、パーマンのバッジだと思った私。年がばれるわ」
「私はムックを思い浮かべました」
「どうみてもキャラメルコーンのパッケージ」
「私の周りは寄生獣という声が多数」
「悪の組織の実験で、変わってしまったムックとキャラメルコーン。見るたびにそんな妄想にとりつかれます」
何はともあれ、想像力がかきたてられる新キャラの登場です。バズったことで一気に知名度は全国に広がって、前出のムックをはじめ多くの有名人がツイート。「掴みはOK」と、関係者は大喜びしているそうです。2010年誕生当時、けちょんけちょんに言われた「せんとくん」(奈良県公式マスコットキャラクター)のように、国民的キャラクターに成長しそうな予感です。
文/和兎 尊美
■文中のコメントは口コミサイト「ウィメンズパーク」の投稿をまとめたものです。