中止、縮小、親は立ち見などさまざま。今年の運動会、ママたちの声
秋になってもコロナ禍は続いており、学校側も行事の開催に頭を抱えているようです。口コミサイト「ウィメンズパーク」には「運動会やりますか?」という質問に「中止」「縮小」「学年ごと」など、さまざまな対応の声が聞こえてきました。
一番多い対応は「中止」と「学年ごとに開催」
「中止です。児童約1200人いるので、運動会の来場者は3000人を越えます。正直、中止になってホッとしました」
「運動会は毎年春ですが、一旦は延期になり、先日中止のお手紙がきました」
「中止です。ただ体育の授業で“運動会もどき”をしたそうです。暑い日だったので何人か具合が悪くなり保健室へいったそうです」
「中止になったかわりに体育参観がありました」
中止に並んで多かったのが「縮小で学年ごとの開催」です。
「小学校の校庭より広い自治体の競技場を借りて、午前中で終わるプログラムで開催予定です」
「運動会ではなく“スポーツデー”で午前中のみ。保護者は立ち見でシートNG、という通達がきました」
「上の子の小学校は児童数1000人越えのマンモス校です。2学年づつ3日に分けて開催します。下の子の幼稚園も年少、年中、年長と2日間に分けて開催します」
「低学年は朝、中学年は昼、高学年は午後に開催。運動会をしていない時間は授業するそうです」
「マンモス校です。学年ごとに、時間を区切って1日開催予定です。兄弟がいるママ友は”空き時間が長い”と、ボヤいてました」
「午前中のみで2日間に分けて開催。1日目は奇数学年、2日目は偶数学年。子どもは1年生と4年生なので、私は2日間足を運ぶことになりました」
「中止になったかわりに“運動発表会”としてダンスや徒競走、障害物競争をするそうです。1学年30分ほど。正直、中途半端とは思いますが、6年生のことを考えての苦肉の策なのかな」
運動会は屋外ということもあり、がんばって開催する学校が多いようです。
筆者の子どもが通う学校の運動会は春開催なのですが、延期などの検討もなく早々に「中止」でした。あれこれ検討してくれる学校が羨ましいです。ただ30分開催は確かに微妙な印象も…。
縮小に加えて「人数制限」と「無観客開催」も
「小学生です。団体競技はなしで保護者の観覧は1名のみ。多分、私が行くことになりますが、知り合いがいないので心細い」
「小学生です。うちも観覧は1名のみ。シートNGで立ち見というお手紙が届きました。田舎なので児童数は少ないのですが、児童1人に対して両親、祖父母、叔父叔母&甥姪と10人前後が観覧に来るのは当たり前の地域です。観覧1名は大正解です」
「小学生です。観覧は1名のみ。シートNGなんですが、プログラムを見ると縮小とはいえ3時間滞在。足腰にきそう」
「幼稚園ですが、平日に無観客で開催予定です。業者が撮影に入り、後日DVDが販売されるそうです」
「幼稚園です。年少年中は無観客、年長のみ保護者1名観覧OK。観覧できない保護者のためにDVDの販売があるそうです」
学芸会や音楽会は中止になるので、せめて運動会だけでも、と動く学校が多いようですが、そこにも賛否両論ありました。
「縮小で開催予定です。が、我が子は運動が苦手。学芸会が中止なら運動会も中止でいい、と言っています」
「例年なら、6年生は2ヶ月かけて運動会の準備をする小学校です。6年生のママ友から“運動会開催の嘆願書”の署名をお願いされました。気持ちはわかるけど、感染者数がそれなりにいる地域なので困っています」
投稿には地域をはっきり書かれたものは少なかったのですが、「感染者数がでているから中止」「感染者数が少ないから開催」という、わけではなさそうです。
また開催の仕方もバラバラ。「隣の学校は縮小して開催なのにうちは中止」など、保護者が戸惑うような状況であることも想像され「だったら開催してほしい」と、思ってしまう保護者の気持ちもわかります。
「開催しても文句を言われ、中止しても文句を言われ、教職員の方々は大変だと思います」
この声は本当にそう思います。
今年の学校行事に関しては、万人が納得する答えはないだけに、学校関係者の苦悩に頭が下がります。
文/和兎 尊美
■文中のコメントは口コミサイト「ウィメンズパーク」の投稿をまとめたものです。