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【専門家監修】令和に必要なのは、自分で考えるチカラ! モンテッソーリ教育から学ぶこと

パズルで遊ぶ愛らしい幸せな小さな子。
※写真はイメージです
Alina Demidenko/gettyimages

今年度、教育改革が行われ、小学校でも授業を通して“自分で考えるチカラ”を伸ばす取り組みが行われています。今は、まさに教育の変換期。次世代を生きる子どもたちに必要なチカラについて、0歳からのモンテッソーリ “はじめの親子教室”代表 山下真実先生に話を聞きました。歴史あるモンテッソーリ教育をベースに、令和の時代に合った乳幼児教育を実践している先生です。

次世代の教育を見すえて、今、モンテッソーリに再び注目が!

モンテッソーリ教育に再び注目が集まっています。山下先生の教室にも、問い合わせや入会希望が増えているそうです。人気の背景には一体、何があるのでしょうか。

主体的な学びと、子ども自身で考えるチカラが、これからの教育には不可欠

――モンテッソーリ教育の人気は、将棋の藤井聡太さんの活躍が大きいのでしょうか?

山下先生(以下敬称略) 藤井聡太さんも、幼少期にモンテッソーリ教育を受けていたことは有名ですね。でもモンテッソーリ教育に、再び注目が集まっているのは、今、日本の教育が変換期を迎えているからだと思います。

――日本の教育は、どのように変わってきているのでしょうか。

山下 昭和の時代は、1つの問いに対して、答えは1つ。その1つの答えを早く、正確に引き出せる子が優秀とされていました。
しかし平成29年の告示より、幼稚園、保育所、認定こども園の教育要領、保育指針が改定されました。
そこで注目されたのは園活動のなかでも “アクティブ・ラーニング”(主体的・対話的で深い学び)の視点を取り入れていることです。
また令和2年度から教育改革が行われて、小学校でも“アクティブ・ラーニング”を取り入れた、新しい授業のスタイルが導入されています。
これは、主体的に学べる子を育てるのが目的です。主体的な学びとは、自ら考えて行動したり、試行錯誤しながらも子ども自身で学びを深めたりすることです。
主体的に学ぶチカラがつくと、問いも正解も自分で導き出せるようになります。
こうした自分で考えるチカラは、モンテッソーリ教育でも重視していることです。教室に通わなくても、モンテッソーリ的なかかわり方を意識すると、おうちでも考えるチカラは養えます。

考えるチカラを伸ばすのは、遊びなどに集中する時間! 

今、“おうちモンテ”といって、おうちでするモンテッソーリ教育が話題に! 適切にかかわることで、子どものチカラは伸びるようです。

子どもが集中しているときは、手出し・口出しをせずに見守るのがモンテ流

――「おうちモンテをしたいけれど、うちの子、落ち着きがなくて無理かも」と悩んでいるママやパパもいるようです。じっくり机に向かって取り組める子でないと、おうちモンテはできないのでしょうか。

山下 そんなことはありません。活発で落ち着きがない子こそ、ぜひおうちモンテを取り入れてほしいと思います。
どんな子でも、よく観察していると集中するときがあります。机に向かうと集中できない子でも、砂場でどろだんごを作ったり、公園などで昆虫を見つけたりしたときに集中してのめり込む子もいます。どんなことでもいいので、集中してのめり込む時間を大切にしてあげてください。
子どもが集中して遊んでいると「すごいね~」などと、つい横からママやパパが声をかけたり、保育園や幼稚園でも曜日や時間で活動内容が決められていたりして、子どもが好きなことに集中できる環境が十分に得られていないかもしれません。
そのためせめて家庭では、子どもが集中して、何かに取り組んでいるときは、手出し・口出しはせずに、じっと見守ってください。手出し・口出しをしないと、しだいに自分で考える習慣もつきます。

――コロナの影響で、おうちで過ごす時間が増えた分「親子ともにストレスを感じる!」というママやパパもいます。

山下 外に行く機会が減った分、家の中で走り回ったり、ちょっとしたことで怒ったり、ママやパパから離れないなど、子どももストレスがたまっていると思います。ママやパパも、そうした子を1日家で見ているので、疲れるでしょう。
でも子どもは、ママやパパを困らせたくて暴れたり、かんしゃくを起こしたりする訳ではありません。
遊びでも着替えでも、食事でも、普段の生活で何気なくやる行動でいいので集中できる環境を作ってあげると、気持ちが落ち着いて、いい状態が保てるようになります。
たとえば1.5cm幅ぐらいの細長い紙を用意して、自由にチョキチョキはさみで切ったりするだけでも、子どもは集中して取り組みます。好きなだけ切ったあとは、心が満たされるので、意味もなく暴れたり、泣き叫んだりすることも減ると思います。

お話・監修/山下真実先生 取材・文/麻生珠恵、ひよこクラブ編集部

集中して遊ぶというと「うちの子、ちっとも集中してくれない」というママやパパもいると思います。山下先生によると、子どもの集中力は個人差がありますが、1~2歳なら5分ぐらいが目安。5分集中したら十分と思っていいそうです。また集中力は環境によって左右されるので、気になるときは環境やママやパパのかかわり方を見直してみませんか。


山下真実先生(やました まみ)

Profile
はじめの親子教室代表。株式会社ここるく代表取締役。ママたちから日々寄せられる「子どもとどう接したらいいの?」という声に応えるため、0歳からのモンテッソーリ教育『はじめの親子教室』を2019年恵比寿にオープン。100人100通りの発達・お悩みに、ロジカルなのに愛ある答えを導きだすことに定評がある。2児のママ。
はじめの親子教室HP:https://hajimenooyako.com/

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