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共働きでリモートワーク、うまくいくには「夫婦ミーティング」と「見える化」が重要

キッチンで一緒に料理を洗うアジアカップル家族
※写真はイメージです
Nattakorn Maneerat/gettyimages

新型コロナウイルスの収束はいまだ見えず、リモートワークが続く共働き家庭もあるでしょう。在宅時間が長くなるなかで、夫婦がお互い不満をためずに過ごすには、家事育児をうまく分担することが大切です。2009年の創業以来、社員全員がリモートワークを行っている、株式会社AsMamaの創設者、甲田恵子さんに、家族のチームワークをよくするヒントを聞きました。

家事・育児の不満は夫婦ミーティングで解決

2020年男女共同参画白書では、仕事をする女性は男性よりも、家事時間は約2.8倍、育児時間は約2.1倍の時間をかけているという結果が出ました(※参考)。そんななかで女性が不満を感じるのは、「家事負担が大きいという現実そのものよりも、パートナーの理解やねぎらいの言葉がないことだ」と甲田さんは言います。

「実際女性に、仕事・家事・育児を夫と半々にしたいかと聞くと、必ずしもそうではないことが多いです。でも、不満に思ってしまうのは、その現状への理解のなさや、認められていないと感じるからですよね。

仕事・家事・育児のバランスをどう取るのがいいかは、各家庭の収入や家族環境などによって変わります。もしどちらかが不満を持っているのなら、まず夫婦ミーティングをしてみましょう。
子どもがぐずりやすい夜や、夫婦で少しギスギスしている日などは避けて、たとえば土日にお散歩がてらカフェでも行って、これからどうしていこうか、と前向きに話ができるといいですよね。

また、1回だけではなく回数を重ねていくのも大事。生活のルーティンに夫婦ミーティングを入れると、自分たちの生活に合わせた家事・育児シェアの形が見つかると思いますよ」(甲田さん)

家事・育児分担のベストバランスは各家庭によって異なるけれど、お互いの負担を定期的に確認しあう時間を取る、ということが大切なようです。

「一方で、男性は女性のほうが家事・育児の負担が大きいのは認識しつつも、家庭への収入という金銭面で責任を感じている部分もあります。自分が働いて家計にお金を入れなくちゃ、という義務感です。

だから、子どもの教育費や将来家族に必要な収入、お互いのキャリアプランなどの方向性も話しておくといいですね。できれば第3者であり、専門家であるファイナンシャルプランナーも交えて、家計について客観的に見てもらうのもいいでしょう。

夫婦の収入や働き方の方向性が決まれば、どれくらいの家事バランスにするか、保育園は夜間も頼むとか、食事はたまには出前や冷凍食品でいいよね、という具体的な対策についても、お互いに納得して生活できるんじゃないかなと思います」(甲田さん)

アプリやツールで名もなき家事・育児をとことん「見える化」する

家事や育児シェアのためにカレンダーや家計アプリを使っている夫婦も多いかもれませんが、さらにチームワークを向上させるには、その使い方にもコツがあるのだそうです。

「カレンダーアプリなら、だれの、なんの用事なのかをこまかく明確にします。たとえば『子どもの予防接種』『子育て支援センターに行く』というふうに。買い物も『紙おむつの買い出し』『1週間の食材まとめ買い』とすれば、家事・育児の分担がすぐわかります。

私の場合は、夫とカレンダーアプリの招待機能を使っていました。たとえば夜の6時から9時まで私の仕事の会食が入ったら、夫のカレンダーにも招待を送って彼の予定をブロックし、この時間は家事・育児してもらうようにしていました。

家計アプリは、『食費』などではなく、『夫のおこづかい』『子どもの紙おむつ代』というふうにだれのためのお金なのかについても入力します。
そして月に1度、夫婦で家計について話し合い、自分の使用分が少なければ『ちょっとごほうび欲しいな』『お茶しに行きたいな』と、相手に希望を伝えやすくなりますよね」(甲田さん)

予定や家計を可視化すれば、お互いの状況も把握しやすく、自分の要望を伝える際に説得力も増します。では、家事・育児の分担はどうすればいいのでしょうか。

「共働き家庭におすすめなのが、ホワイトボードを使ったタスク管理です。ママとパパ、それぞれの枠を作り、磁石に家事タスクを書いて、担当家事を自分の枠に貼ります。
基本的な『朝食作り』や『トイレ掃除』などから始め、そのうち『見えない家事』に気づいたら、磁石を追加していきます。『ペットのエサやりは毎日私やってるよね』とか『なぜかいつもおれがごみ袋買ってるな』とかね。そしたら『エサやり』『ごみ袋買う』って磁石をたす。これで家事の分担が一目瞭然です。

これは単純に、家事・育児負担を見える化するというだけではなく、災害や病気で夫婦のどちらかが不在のときにわかりやすいですし、あとは、どちらかたくさんやったほうが自分の欲しいものを買える、なんてゲーム要素を入れても楽しいですよ」(甲田さん)

そんなふうに家事・育児を見える化して分担すれば、お互いに納得できますよね。ただ、家事・育児シェアをする際にも、気をつけるべきは「相手に完璧を求めない」ことだそうです。

「いわば妊娠中から育児が始まっている女性に対して、男性は多くの場合、育児にも家事にも不慣れ。一生懸命やったのに『もっとこうして』『洗い残しがあるよ』なんて言われると、続かなくなっちゃいますから。やっていて楽しい、負担じゃないことから始めてもらうのは大事だと思います」(甲田さん)


お話・監修/甲田恵子さん 取材・文/早川奈緒子、ひよこクラブ編集部

「自分ばかり家事負担が大きくて不公平」と不満をぶつけるだけでは、チームとしてもうまくいきません。夫婦ミーティングでお互いの意思をフラットに話し合い、アプリやツールで家事・育児タスクを見える化する工夫で、家族が家に一緒にいる時間を、笑顔で幸せに過ごせるように考えてみましょう。

甲田恵子さん(こうだけいこ)

Profile
株式会社AsMama代表取締役C E O。大阪生まれ。米国留学を経て関西外大卒業後、環境事業団にて役員秘書と国際協力室を併任。2000年ニフティ株式会社に転職、海外渉外、IRなどを担当。2007年ベンチャー投資会社ngi group株式会社に転職、広報・IR室長に就任。会社都合で2009年退社、同年11月株式会社AsMama創業。(社)シェアリングエコノミー協会理事、総務省地域情報化アドバイザリー、シェアリングシティ協議会ボードメンバー兼任。

参考/令和2年版 男女共同参画白書(概要)

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