1歳は成長のターニングポイント、遊びの集中を妨げない「見守る」関わり方
1歳は、成長のターニングポイントです。0歳はママやパパが“してあげる”ことがメインでしたが、1歳は“やってみたい!”という気持ちを受け止めて、見守るかかわり方が中心になっていきます。とくに遊びの場面では、見守ることが大切です。1歳の遊びについて考えてみませんか。
「遊びがマンネリ!」「遊びを成長につなげたい!」1歳のママたちの悩みとは!?
1歳ごろになると、環境を整えてあげると少しずつ集中して遊べるように。1歳の子をもつママからは、次のような声も聞かれます。
●娘は、洗濯ばさみを容器から出し入れしたり、プリンの空き容器にカラーボールを入れたりする遊びをよくします。でも最近、遊びがマンネリ気味で…。ほかの遊びはないかな!? と思っています。
●うちの子は、おもちゃを運んだり、元に戻したりするのが大好き! また絵本を渡すと集中しながらめくったり、閉じたりしていますが、もう少し成長を促す遊びをさせたいな。
体験談にもあるように「遊びがマンネリになってしまう」と悩むママやパパは多いようです。また遊びで成長を促すには、1歳の成長に合った知育玩具を選ぶのも一案です。
1歳の力を伸ばし、集中して遊ぶためのおもちゃ選び3つのポイント
1歳は、言葉が一語文からニ語文へと増えたり、手指を器用に使えるようになったりするなど、できることがどんどん増える時期です。集中して遊ぶ時間が成長を促します。そのためおもちゃを選ぶときは、次のポイントを意識しましょう。
【Point1】1歳の発達にあったものを選ぶ
1歳ごろになると、積み木を積んだり、ボタンを押したりすることもできるように。ボタンを押すといろんな音が楽しめるおもちゃなど、発達に合っていて、1人で遊べるものを選んであげましょう。1歳には、操作が複雑なものは不向きです。
【Point2】1つのおもちゃで、さまざまな遊びができる
たとえば木製の知育パズルも、積み木として遊べるタイプを選ぶと、型はめ遊びだけでなく、両手に持って打ち鳴らしたり、何個か積んで崩したりするなど、成長に合わせて遊びが発展していきます。1つの遊びしかできないおもちゃは、飽きやすい傾向があります。
【Point3】安全に遊べる
夢中になって遊んでいるときは、できるだけママやパパが手出し・口出しをせずに見守るようにしましょう。
そのためには安全に遊べるおもちゃを選ぶことも大切です。おもちゃを選ぶときは誤飲の危険性がないかということや、踏んだり、落としても壊れたり、けがをしないかなどをチェックしてましょう。安全に遊べるおもちゃだと「ダメ! ダメ!」といった注意が減ります。
「うちの子、遊びに集中してくれない…」と悩むママやパパもいますが、そんなときは、1歳の発達に合っているおもちゃなのかどうかを確認してみましょう。またおもちゃがたくさんあり過ぎると、目移りして1つの遊びに集中できないこともあります。
横からママやパパが声をかけたり、テレビなどをつけっぱなしにしているのも集中できない原因です。気になるママやパパは、環境も見直してみてください。
取材・文/麻生珠恵
取材協力/こどもちゃれんじ
※文中のコメントは口コミサイト「ウィメンズパーク」の投稿からの抜粋です