「コスパより質重視」「イライラしなくなった」etc. 年をとって変わったこと

「歳をとって静かな時間が好きになりました」そんな声が口コミサイト「ウィメンズパーク」に寄せられました。歳をとると、疲れやすくなった、外出が億劫になったとかネガティブなことを言いがちですが、歳を重ねたことでものごとを新しい視点で見るようになり、いい変化もたくさんあったはず。そんな素敵なことを日々実感する声が集まりました。
若い頃は理解できなかったけど、今は良さを知って魅了されているもの。
「花が好きになりました。昔は桜でさえその良さが1㎜もわからなくて、花見なんてどんちゃん騒ぎのピクニックと思っていました。
今は心から純粋に美しいと感じます。道端の小さな花も、写真撮ってスマホ検索すれば名前がわかるので調べたり。昔は嬉しくなかった花束も、今はとても嬉しいです」
「お花わかります。とくに桜は如実に感じます。咲き始めの力強さ、満開の誇らしさ、散り際の美しさ、全てが日本情緒に溢れています」
「お花いいですよね。私は北海道生まれで結婚して関東に来ました。植生が違うので、この花は北海道にはないなぁと調べたりします」
「静かな時間が好きになりました。昔は家でも外でも寝るときも、イヤホンで音楽を聴いていました。
今はひとり家で居るときは音楽もかけずテレビもつけず、外の車の音や鳥の声、雨の音を聴いて癒されています」
「クラシックが好きになりました。昔は苦手だったのに、今は癒されます。
幼少から聞き込んでいたら、私が醸し出す雰囲気も変わったのかな」
「5年ほど前からジャズを聴くようになりました。とくにジャズピアノを流しています。
さらにビートルズ、クイーンも。流行り物より、普遍的なものを求めるようになったあのかな」
「テーマパークより、神社仏閣が好きになりました」
「お蕎麦が好きになりました。ここ何年かはお蕎麦が食べたくて食べたくて仕方ありません。
風味を味わうってことを知ったのでしょう」
「あんこが食べられるようになりました。幼少の頃は見た目も味も意味わかんないって思ってました。
今は美味しいものは美味しいと、感じるようになりました」
「和食が好きになりました。昔はパスタが大好きでコンビニ弁当でも満足してました。
今は和食と野菜が大好きで、自分で作るお弁当の方が美味しいと感じるようになりました」
「旬のものを美味しいと感じるようになりました。とくにミョウガって最高!」
「街で見かける子どもをかわいい感じ、優しい気持ちで接するようになりました。昔はどう接していいかわからなくて苦手でした。
でも今は乳幼児はただただかわいい。幼稚園から小学生は面白い。中高生はがんばれよ!って思います。
子どもには未来がある。子どもそのものが希望だなぁと感じます」
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「腹が立たなくなりました。いじわるされても“おつかれさま〜”と、流せます」
「イライラしなくなりました。短気でヒステリーと、よく母に言われてました。
そんな私を変えたのは子どもです。もうかわいくてかわいくて。いろんな意味で諦めが早くなり、“なんとかなるさ”“ま、いっか”でやり過ごしてます。怒ると疲れるしね」
「私もイライラしなくなりました。昔は効率的にやろうとあくせくしてました。
今は体力も落ち、子育てがひと段落して時間があるからか、効率よりもひとつひとつ丁寧にすることを心がけるようになりました」
「周りに対して優しくなりました。若い頃にはわからなかった他人の痛みや事情を汲み取れるようになり、どうしようもないことってたくさんあるって知ったから。
こうあるべきって考え方を捨てたら、ゆったり過ごせて生きやすくなりました」
「嫌なもんは仕方ないって思うようになりました」
「諦めることが楽になりました。ひと昔前は諦めると“悔しい”って思うことが多かったけど。
コロナ禍で生活が一変して、世界の情勢が一変して、自分の“悔しい”がちっぽけだって知ったからかな」
「少ない物に囲まれて暮らすことが快適になりました。昔はクローゼット満杯に洋服があって、流行り物を人より多くコレクションすることが喜びでした。
今は収納スペースに空間があるほうが嬉しくなります」
「コスパの考え方が変わりました。若い頃は量のコスパでしたが、今は質のコスパになりました。
高値でもその価値が見いだせるのなら、コスパが良いと感じるようになりました」
「お世辞を言葉通り、ありがたく受け止めるようになりました。素直に喜んだ者勝ち」
「お出かけしなくなりました。クリスマス、年末年始、夏休みに遊びに行かない人は、本気でダサいと思ってました。イベント最高、夜遊び最高って本気で思ってました。
45歳、家でまったりが最高です」
「嫌な人とは付き合わなくなりました。本当に親しくしたい人とだけ、末長く付き合いたいと思います」
もう共感する声ばかりです。人間歳とると丸くなるといいますが、ただ単純に体力が落ちるから、だったら楽しいことだけに集中したいって思うからだと最近悟りました。
残りの人生、少しでも幸せな毎日を過ごしたいですもん。
文/和兎 尊美
■文中のコメントは口コミサイト「ウィメンズパーク」の投稿を抜粋したものです。
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