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不妊治療は、男女同時に検査スタートが理想 それぞれの検査項目を詳しく解説


妊活を意識してみたものの、もしかして不妊?と思ったら、不妊外来を受診してみませんか?
不妊治療は早く始めるほどいいといわれます。いきなり治療が待っているわけではないので安心して! まずは考え方からスタート!
齊藤英和先生に詳しく解説していただきました。

今回は<検査はこわくない! まずはクリニックへGO>編です。

「不妊外来へようこそ!初めての不妊治療が全部わかる!ガイド」 #4
※参考:「妊活たまごクラブ 2021-2022年版」

検査をすることがすでに治療のスタートとなります

不妊治療の第一歩は、不妊の原因を検査することから始まります。女性と男性がそれぞれ、不妊治療専門クリニックか、総合病院の場合は不妊外来で検査を受けます。

検査のタイミングや内容は男女で異なります。女性は月経前・月経中・排卵前・排卵と月経周期の各時期に合わせて検査します。そのため、基礎的な検査の完了までに最短でも約1ヶ月かかります。

男性の検査は精液検査のみで、タイミングはいつでもよく、1日で完了します。ただ、精液の状態は疲労やストレスなどの体調にも左右されるため、結果によっては複数回行うことも。

男女ともに、基礎的な検査で原因がわからない、より詳しく調べたいという場合は精密検査に進みます。

検査の基本的な流れ

女性・男性共に、「1・問診」→「2・基本的な検査」→「3・精密検査」と進んでいきます。
途中で原因がハッキリすれば、すぐに治療に進むこともあります。

1・問診

【女性】
初潮を迎えた年齢や性生活の様子、過去の妊娠・分娩経験などについて、質問に答えます。

【男性】
性欲の有無や勃起・射精の状態、性生活の様子などについて、質問に答えます。

2・基本的な検査

【女性】
月経周期を「月経期」「卵胞期」「排卵期」「黄体期」の4つの時期に分けて、それぞれのタイミングに合わせた検査を数種類ずつ行っていきます。

【男性】
病院や自宅で採取した精液を提出し、顕微鏡や自動解析装置で精子の状態を調べます。

3・精密検査

【女性】
卵巣や卵管、子宮の状態を内視鏡でより詳しく観察したり、染色体に異常がないかを調べたりする検査を行います。

【男性】
精巣の状態を観察したり、ホルモンの状態を調べたりする検査を行います。

男性が受ける検査

男性の検査は、病院の不妊外来または泌尿器科で受けることができます。女性に比べて検査の種類が少なく、精液検査だけで終わることがほとんどです。
精液の状態は体調に左右されるため、検査日程は1日で終わることが多いですが、場合によっては2~3回行うこともあります。

男性が受ける基本的な検査

【1】精液検査
●病院や自宅で採取した精液を調べる
精液で精子の数や運動率などを調べます。3~5日間禁欲したあと、病院の採精室や自宅でマスターベーションを行い、採取した精液を2時間以内に病院に提出して調べます。

★デリケートな男性向けの検査方法
病院内の個室でマスターベーションをして精液を採取するなど、さまざまな配慮がされていますが、精神的につらい、うまくいかないという場合もあるでしょう。病院から近い場合は自宅で採取することも可能です。
どうしてもの場合は、女性が受けるフーナーテストで代用も可能です。

男性が受ける精密検査

【1】 超音波検査
●超音波を発する器具で精巣を診察
精巣を調べ、精子をつくる能力や病気の有無をチェックします。
検査はプローブと呼ばれる超音波を発する器具にゼリーをつけ、陰嚢にあてて行います。痛みはありません。

【2】 血液・ホルモン検査
●採血をして、ホルモンの状態をチェック
採血をして、血液からホルモンの分泌状態を調べ、精子をつくる能力をチェックします。同時に糖尿病など、不妊に影響を与える内科的疾患の有無も確認します。

女性が受ける検査


病院の不妊外来で複数回にわたって行われます。月経の周期に合わせて行うため、最低1ヶ月~3ヶ月にわたって定期的に病院に通う必要があります。
受診のタイミングによって、どの検査からスタートするかは異なります。

また、月経の状態を調べる上での参考になるため、基礎体温表があれば持参を。約3ヶ月分あればベストです。ほかの病院で受けた不妊検査の結果があると、参考になります。

女性が受ける基本的な検査

【1】 血液・ホルモン検査
●採血をしてホルモンの分泌状態を調べる
血液を採取して、ホルモンが正常に分泌されているかどうかをチェックし、卵巣や子宮の状態を調べます。検査は、通常、月経期と黄体期にそれぞれ1回ずつ行われます。

【2】 AMH検査
●卵巣内に残っている卵子の数をカウント
採血をして、AMH(抗ミュラー管ホルモン)の状態を調べることで、卵巣内にどれだけの卵子が残っているかを調べます。どのタイミングでも受けることができます。

【3】 超音波検査
●子宮・卵巣の形状を調べる検査
子宮に子宮筋腫がないか、卵巣に子宮内膜症病変がないかなどを調べます。

【4】 フーナーテスト
●セックスで取り込まれた精子の状態を調べる
排卵期に、医師から指示されたタイミングでセックスし、その後24時間以内に病院で行う検査です。腟内粘液と頸管粘液を採取して、その中の精子の数や運動状態を調べます。

【5】 クラミジア検査
●妊娠を妨げる性感染症の有無を調べる
クラミジア感染症は性感染症の一種。感染すると、子宮や卵管に炎症や癒着などを引き起こし、不妊の原因になるケースも。検査はどのタイミングでも行うことができます。

【6】 子宮卵管造影検査
●レントゲンで卵管の通り具合をチェック
子宮の形が正常か、卵子・精子の通り道である卵管に詰まりなどのトラブルがないかを調べます。卵胞期に子宮口から造影剤(ヨード)を注入し、レントゲン撮影によって検査を行います。

子宮卵管造影検査を受けると妊娠力UP!

基本的な検査の一つである子宮卵管造影検査は、受けるだけでも妊娠しやすくなるというメリットがあります。
理由は、卵管に造影剤を注入する際に軽度の詰まりが解消されたり、卵管内部のすべりがよくなったりするため。積極的に受けておきましょう。

女性が受ける精密検査

【1】 子宮鏡検査
●内視鏡で子宮内部の状態を観察する
子宮に内視鏡を入れて、子宮や卵管の入り口にトラブルがないかを調べます。検査時期は卵胞期。ポリープや筋腫が見つかったときは、のちに切除することも可能です。

【2】 腹腔鏡検査
●内視鏡を入れて卵巣・卵管・子宮をチェック
おへその下に小さな穴を開けて腹腔鏡と呼ばれる内視鏡を入れ、卵巣・卵管・子宮の状態をダイレクトに診察。全身麻酔をかけて行いますが、穴を開けた痕はほとんど残りません。

【3】 染色体検査
●採血によって染色体の状態を確認する
採血をして、染色体の状態を調べる検査です。染色体の異常は、排卵を起こすことができなかったり、妊娠しても流産を繰り返したりする原因に。検査はどのタイミングでも受けられます。

【4】 ホルモン負荷検査
●ホルモンの反応で排卵障害を検査
排卵障害が疑われるときに行う検査です。特定のホルモンを注射で投与し、さまざまなホルモンに対する反応を見て、卵胞の発育の可能性や無排卵の原因などを調べます。

【5】 MRI検査
●子宮筋腫の位置や大きさを詳細に観察
MRI検査は磁気を利用して、体内を詳しく診察する検査です。不妊検査では、主に子宮筋腫の位置や大きさ、卵巣チョコレート嚢胞(のうほう)の有無を特定するために行われます。

■監修

齊藤英和 先生

■イラスト/德丸ゆう
■取材・文/関川香織(K2U)

※記事内容、日付、監修者の肩書、年齢などは掲載当時のものです。

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