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女性にとって痛みを伴う負担「生理」のしくみを専門家に聞く

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※写真はイメージです
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女性の体が妊娠するために必要不可欠な生理。
ときには痛みをともなうこともあります。妊娠を望んでいる、いないに関わらず、そのしくみを理解しておくことはとても大切です。
今回は、「生理のしくみ」について紹介します。

「自分の体を知れば、毎日記録するのが楽しくなる 私の生理NOTE」 #2
※参考:「妊活たまごクラブ 2022-2023年版」

知っているようで意外と知らない 【生理のしくみ】

初潮の平均年齢は12歳前後、閉経年齢は50歳前後と言われていますので、女性は妊娠・出産時期を除き、多くの人は40年にわたって生理と付き合うことになります。

生理は女性にとって痛みを伴う負担です

「そもそも生理は、子宮内膜が受精卵を迎える準備を整えていたのに、残念ながら妊娠しなかったため、不要になった子宮内膜が剥がれ落ち、体外に押し出されることです。このとき、子宮の収縮が強くなると、下腹部が猛烈に痛くなったり、腰がだるくなったりする症状が強く現れます。また、昔より妊娠出産する時期が遅く、また機会が減った現代女性は、閉経までに迎える生涯的な生理回数が増えています。つまり、生理痛に悩まされる要因が増えているということです」(宮﨑先生)。

とくに昨今は、長時間のデスクワークや立ちっぱなしの仕事などによる、血行不良や冷えからくる生理痛などが増加。また、ストレスや過度なダイエットも、生理痛が重くなる一因です。さらに20代後半からは、眠気や不眠、気分の落ち込みなどの月経前症候群(PMS)に悩まされる女性も増えており、さまざまな重い症状を訴える人が急増中。

生理中の女性は、男性が思っている以上の痛みや不快さ、ストレスを感じていることをぜひ、パートナーは理解しましょう。

生理と排卵のメカニズム

生理と排卵のしくみの5ステップをご紹介します。

1.卵巣の中で卵子が成長

脳からの指令の下、卵巣内の原子卵胞が発育し、左右にある卵巣のどちらかで、1個の卵子が成長。卵胞刺激ホルモン(FSH)の作用でエストロゲンが上昇し、子宮内膜がふくらみ、着床準備をします。

2.卵子が卵巣から飛び出す

脳の下垂体から分泌される黄体形成ホルモン(LH)の作用で卵巣で成熟した、たった1個の卵子が卵巣のかたい壁を破って、おなかの中へと飛び出します。これが排卵です。

3.卵管の中で精子を待つ

卵巣から飛び出した卵子を卵管采がつかみ取ります。このとき、卵管の先で待ち受けている精子と出会うと受精卵ができ、受精卵は卵管を通って、子宮の中へと運ばれます。

4.子宮内膜が厚くなる

黄体ホルモン(プロゲステロン)の作用で、子宮内膜はふわふわに厚くなって着床準備を整えます。同時に赤ちゃんを育てるために必要な血液を蓄えて、受精卵が運ばれてくるのを待ちます。

5.子宮内膜が剥がれて外へ出る

受精卵が子宮内膜に着床すれば妊娠が成立。しかし、受精卵ができなかった場合、不要になった子宮内膜は剥がれ落ち、卵子や血液とともに体外に排出されます。これが生理です。

生理痛の原因を探る

生理痛にはさまざまな原因が考えられます。

知ってた?『プロスタグランジンの分泌量が多い』

生理は妊娠をすることなく、不要になった子宮内膜が血液とともに剥がれ落ち、体外へ排出されること。この際に、子宮内膜から分泌されるプロスタグランジンという物質の量が多いと、必要以上に子宮が収縮し、下腹部などに痛みがでます。
痛みがひどい場合は婦人科での受診をおすすめします。

『出産経験がなく子宮の出口が狭い』

出産経験のない女性の中には、子宮の出口が狭く、経血がスムーズに流れにくいことから痛みを感じる人も。
また、生活環境の変化によるストレスを感じると、ホルモンや自律神経のバランスが崩れることから血行が悪化し、痛みを強める場合があります。

注意して!『冷えによる血行不良が一因に』

体が冷えると血行が悪くなるため、痛みの原因となるプロスタグランジンが骨盤内に停滞。痛みがより強くなってしまいます。
そもそもプロスタグランジンの働きで、血行が悪く、冷えやすい状態になるので、下腹部や腰を冷やさない工夫をすることで改善が望めます。

ゆったり過ごして!『精神的&身体的なストレス』

ストレスによりホルモンや自律神経のバランスが崩れると、血行不良で痛みが強くなります。過度な緊張や睡眠不足などが、痛みをより強くする原因になるので、リラックスした状態をつくりだすことが大切。
また生理中は体が冷えやすい状態なので、温めることも大切です。

どういうこと?『そのつらさ、機能性月経困難症!?』

極度の下腹部の痛みや腰痛、腹部の膨張感、吐き気など、さまざまな症状を伴う生理痛で、プロスタグランジンの過剰な分泌により、陣痛のような痛みが伴います。
子宮内膜症の初期段階という場合もあるので、鎮痛剤をのんでも効かない場合は婦人科での受診をおすすめします。

治療が必要!『器質性月経困難症に注意!』

子宮内膜症や子宮筋腫、子宮腺筋症などの疾患が原因で起こる月経困難症のことを指します。鎮痛剤や漢方薬での対処療法が必要な場合があるので、早めに婦人科で受診しましょう。
生理中は「痛くて当たり前」と思いがちですが、起き上がるのがつらい場合は治療が必要です。

■監修/宮﨑薫 先生

●イラスト/itabamoe

※記事内容、日付、監修者の肩書、年齢などは掲載当時のものです。

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