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妊娠力アップのための【妊活の基礎知識】パーフェクトガイド

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「赤ちゃんが欲しい」。そう思っても、妊娠・出産にまつわる女性の体のしくみのこと、意外とデリケートな男性の体のこと、きちんと理解していますか? そもそも妊娠はどうやってするのか、さらに卵巣や子宮の構造、生理や排卵のしくみについてなど、知っているようで知らない自分の体について、きちんと見つめ直してみませんか。

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「妊活」を考えることは2人の生き方を考えること

ここ数年で、「妊活」という言葉が、一般的な言葉として世の中に浸透しました。
芸能人が妊活のために休業したり、ブログに不妊治療の日々をつづったり、メディアを通して「妊活」について知る人も増えてきたと思います。女性の卵子が老化すること、男性不妊も多いこと、女性も男性も年齢とともに妊娠がしにくくなるということなど、10年くらい前に比べたら、「妊娠」に対する知識や情報を知る機会はかなり増えました。

一方で、初婚年齢は上がり続け、初産の出産年齢も上がっています。早く産んだほうがいいのは知っていても、経済的に安定していないとか、仕事やプライベートで忙しいとか、それぞれの理由で結婚や出産の時期を先延ばしにしてきたという人も多いでしょう。今、寿命も延び続け、人生100年時代ともいわれています。
女性の働き方や生き方などが大きく変化し、50代、60代で結婚する女性も増えてきました。しかし、初潮の年齢も閉経の年齢も、昔と一緒。医療やテクノロジーが進んでも人間の体が進化しているわけではなく、女性が出産できる期間は、有史以来それほど変わっていないのです。

また、妊活をすれば、効率的に自分たちの計画どおりに妊娠できるのかといえば、そうでもありません。さらに「妊活」というと、基礎体温を測って、排卵日前後にセックスをして、健康に気をつけて、サプリを飲んで……と、一生懸命「活動」をしなければいけないと思っている人がいますが、そんなことはありません。この人と一緒に歩んでいきたい!と思うパートナーと、セックスを通じて愛し合うことが妊活にとって大切なことなのです。
日本人は世界の他の国の人に比べて、セックスの回数が最も少ないという統計もあります。夫婦生活が少なければ、妊娠の確率も、その分だけ下がるのは当然です。具体的な妊活の活動に目を向けるよりも、まずはパートナーと愛のあるセックスの回数を増やしてみることが大事です。

さらに、パートナーと2人の人生を、これからどうやって生きていくか、2人にとって子どもを育てるとはどういうことか。子どもがいない人生ではいけないのか? もし不妊治療をするとしたら、期間やレベルなど、どこまで続けるのか? さらには、特別養子縁組という選択肢もあります。

どうしても日本人は、精神的にも制度的にも結婚→妊娠という流れができているので、あまり妊娠・出産やその後のことについて、2人で話し合わないまま結婚するカップルも多いのです。
「妊娠する」「妊娠しない」を考えることは、最終的に、2人が自分たちはどう生きて、どう死んでいくのかを考える問題でもあるのです。
せっかく2人で生きていくと決めたのですから、ぜひこれをきっかけに、パートナーと今まで以上に話し合い、愛を深めたよりよい関係を築き上げてください。

こちらもおすすめ→年代によって妊娠力には差がありました

命のはじまりはまさに奇跡の集合体

1組の男女が出会って結ばれる。そこには多くの偶然や奇跡が重なっています。さらに、たった1個の卵子と精子が出会い、受精して、赤ちゃんが誕生する。まさに今、この瞬間にも地球上で多くの生命が誕生しています。この命のはじまりは、男女の出会いから妊娠・出産まで、さまざまな奇跡が重なり合って起こっているのです。

女性は、胎児のうちから、卵巣の中に、一生分の卵子のもとを700万個ほど抱えています。この数は、なんと胎児のときがピーク。その後は毎日減り続け、生まれてくるときには、100万~200万個、初潮を迎えるころには30万個に減っています。初潮が始まると、一人前の卵子に育ったものが、約1カ月に通常は1個だけ排卵されます。

卵子に対して、精子は毎日1億個ほど新しくつくられます。1回の射精で1~3億個ほどの精子が出ていきますが、その中で卵子と出会える場所まで届くのは、わずか100~1000個。さらにその中で、たった1個の精子だけが、卵子の中に入り、受精することができるのです。

排卵後の卵子の受精能力は、6時間から長くて1日程度。精子が生きていられるのも3日程度です。しかも、受精卵が子宮に着床し、順調に育って出産までの道をたどる確率は、4回に1回といわれています。

卵子が卵巣から排卵され、精子と出会い受精し、子宮の中ですくすくと育って初めて妊娠・出産が可能になるのです。どこかで、何か一つでも不都合なことが起こると妊娠は難しくなります。

普段、私たちは自分の体について、あまり意識していませんが、私たち自身もこの奇跡の重なりから誕生してきました。そして命の誕生とは、こんなにも類いまれなことなのだということを、忘れずにいたいものです。

こちらもおすすめ→たまひよの妊活~ふたりで考えよう、赤ちゃんのこと。

【監修】産婦人科医 竹内正人先生
日本医科大学大学院修了。米国ロマリンダ大学留学を経て葛飾赤十字産院などに勤務。よりやさしい「生まれる・生きる」をサポートするため、国や地域、医療の枠を超えて活動中。著書・監修書も多数。


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