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不妊治療でよく使われる用語を50音順に解説・な行~ら行

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イラスト/多田玲子
イラスト/多田玲子


妊娠を目指している期間は聞き慣れない専門用語に接することがあります。医師の話をしっかりと理解するために、よく耳にする言葉を集めました。
これから不妊治療クリニックを訪れるカップルが、検査や治療を進めるときに、まずは用語を知っているかどうかで、負担が少し減る場合もあると考えています。
前回の「あ行~た行」に引き続き、今回の記事では、「な行~ら行」と「略語」をピックップしました。

※参考:「妊活たまごクラブ 不妊治療クリニック受診ガイド 2019-2020年版」 妊活用語集 #2

→ 前回の記事:妊活用語集「あ行~た行」はこちらから

【妊活用語集】な行

○妊娠悪阻【にんしんおそ】
つわりの症状が悪化して食べ物が食べられずに栄養不良になり、体重減少などの症状を来して治療が必要になった状態。

【妊活用語集】は行

○胚移植【はいいしょく】
体外受精で得られた受精卵を培養し、カテーテルという管を使用し、子宮内腔へ戻すこと。

○胚凍結【はいとうけつ】
体外受精をしてできた胚(受精卵)を凍結して保存すること。子宮の状態をみて融解して移植する。体外受精での有効利用や着床率・妊娠率の向上などのために用いられる。

●排卵誘発剤【はいらんゆうはつざい】
卵胞の発育を刺激して排卵を促す薬。注射薬と経口薬がある。

○排卵期・排卵日【はいらんき・はいらんび】
排卵とは成熟卵胞の壁が破れて内部の卵子や卵胞液、顆粒膜細胞などが卵胞から排出される現象のこと。通常、月経開始の約14日前に起こり、黄体化ホルモンの分泌上昇開始から卵子が放出されるまでの期間を排卵期と呼ぶ。排卵日の前々日(2日前)から排卵日当日までが最も妊娠しやすい期間とされる。

○ヒト絨毛性ゴナドトロピン[hCG]【ひとじゅうもうせいごなどとろぴん】
着床すると上昇するホルモンのこと。尿中に排出されるので妊娠検査薬で陽性に反応する。

○不育症【ふいくしょう】
妊娠しても流産や早産を繰り返し、赤ちゃんが生まれないこと。一部の不妊症、着床障害も含まれる。反復流産、習慣流産とも呼ばれる。

●フーナーテスト【ふーなーてすと】
排卵前後に性交し、精子と子宮頸管の頸管粘液との適合性を調べる検査。性交後およそ12時間以内に検査。ヒューナーテストとも呼ばれる。

●不妊症【ふにんしょう】
生殖可能年齢の男女が妊娠を希望して1年以上性生活を行っているにもかかわらず、妊娠の成立をみないこと。

●プロゲステロン[P4]【ぷろげすてろん】
排卵すると上昇する黄体ホルモンのこと。卵巣から分泌される。子宮内膜を着床しやすい状態へ変化させるため黄体機能を診る。

○分娩予定日 【ぶんべんよていび】
最終月経初日から280日を加えた日。体外受精などで排卵日や胚移植日がわかっている場合は排卵日から266日を加えた日となる。月経不順の場合、妊娠初期の胎芽の大きさから修正されることもある。

【妊活用語集】ま行

○無月経【むげっけい】
周期的な月経がない状態。病的なものとは限らず、妊娠・授乳期は生理的無月経になる。

【妊活用語集】ら行

○卵胞刺激ホルモン[FSH]【らんぽうしげきほるもん】
脳下垂体から分泌され、卵胞の成長を促すホルモン。FSHが卵巣を刺激することでエストロゲンが分泌されて卵胞が大きくなる。女性では排卵障害や卵巣の反応、男性では精巣機能障害を調べることができる。血中ホルモン検査で測定する。

○レトロゾール【れとろぞーる】
エストロゲン(卵胞ホルモン)を合成する酵素であるアロマターゼを阻害し、エストロゲンの生成を抑制する経口薬(商品名はフェマーラ)。クロミフェンと同様に排卵誘発効果がある。クロミフェンは頸管粘液の減少や子宮内膜が厚くなりにくい副作用があるが、レトロゾールではその副作用が少ないとされている。

略語から逆pick up!

●AMH【えーえむえいち/抗ミューラリアンホルモン】
発育過程の卵胞から分泌されるホルモン。血中のAMH値から卵巣内に残っている卵子の数を反映できると考えられている。近年、卵巣の潜在的な予備力の評価指標の一つとして不妊症治療領域で注目されているアンチミュラー管ホルモンとも呼ばれる。

●E2【いーつー/卵胞ホルモン】
排卵誘発などで卵胞が発達してくると上昇する女性ホルモン(エストラジオール)のこと。子宮内膜を増殖させ、着床しやすい状態にする働きもある。

●FSH【えふえすえいち/卵胞刺激ホルモン】
脳下垂体から分泌され卵胞の成長を促すホルモン。FSHが卵巣を刺激することでエストロゲンが分泌されて卵胞が大きくなる。女性では排卵障害や卵巣の反応、男性では精巣機能障害を調べることができる。

●HCG製剤【えいちしーじーせいざい】
生理を起こし、排卵を促す黄体化ホルモンと構造が似ているホルモン(HCG)。卵胞を成熟させ、排卵を促すためのホルモンの注射剤として使用される。

●HMG製剤【えいちえむじーせいざい】
卵胞を発育させるためのホルモンの注射剤。閉経後の女性の尿から精製され、卵胞刺激ホルモンのみが入ったものと、卵胞刺激ホルモンと黄体化ホルモン(HCGなど)の両方が入ったものがある。

●LH【えるえいち/黄体化(黄体形成)ホルモン】
成熟した卵胞からの排卵を促し、妊娠の準備・継続など妊娠中に重要な役割をするホルモン。

●PMS【ぴーえむえす/月経前緊張症候群】
月経前に心身に不調を来すこと。同じ人でも月によって症状が異なり、その種類は200以上に及ぶといわれている。一般的に経産婦のほうがイライラする、自己否定的になるなど精神的な症状が多く、出産経験のない女性は下腹部痛や乳房の張り、頭痛などの身体的な症状が多くみられる。低用量ピルでの排卵抑制や抗うつ剤の投薬なども効果があるとされている。

●P4【ぴーふぉー/黄体ホルモン】
排卵すると上昇する黄体ホルモン(プロゲステロン)のこと。子宮内膜を受精卵が着床しやすい状態へ変化させるため黄体機能を検査する。体外受精では胚移植してもいい状態かを調べるために測定する。

●TSH【てぃーえすえいち/甲状腺刺激ホルモン】
新陳代謝を活発にし、妊娠の維持や胎児の成長にも重要な甲状腺ホルモンを刺激するホルモン。橋本病など甲状腺機能低下症になると不妊や流産、早産、妊娠高血圧症候群などのリスクになる。妊娠すると甲状腺ホルモンの必要量が増えるため、妊娠成立後に甲状腺ホルモン薬を開始したり、服用中の甲状腺ホルモン薬の量を増やすことがある。

もっと専門的な用語をさらに知ることになる人もいるでしょうが、まずは一歩ずつと、不妊治療をスタートする上での最小限の用語を集めてみました。

関連:吉田明世さん 妊活インタビュー 多嚢胞性卵巣症候群を乗り越えて

■監修/林博先生(恵愛生殖医療医院)
■イラスト/多田玲子
■構成・文/津島千佳

※記事内容、日付、監修者の肩書、年齢などは掲載当時のものです。

▼『妊活たまごクラブ 不妊治療クリニック受診ガイド2019-2020』は、妊活から一歩踏み出して、不妊治療を考え始めたら手に取ってほしい1冊。

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