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風疹だけじゃない!今こそ「予防接種・検診」を受けて妊娠後の不安をなくす!「プレコンセプションケア(妊娠前管理)」


忙しい毎日を過ごしていると、ついつい後回しになりがちなのが自分の体のことです。でも、もしなんらかの病気にかかっていたら、妊娠すること自体が難しくなるケースもあります。妊活中のこの時期にすませておきたい検診と予防接種について学んでみましょう。

生活と体を見直す基本講座「プレコンセプションケア」の視点で、「検診・予防接種」について産科医・医学博士の太田寛先生に教えてもらいました。

「妊娠する前から知ってほしい 検診・予防接種」 プレコンセプションケア講座 #5
※参考:「妊活たまごクラブ 2020-2021年版」

忙しいではすまされません!妊活中の今こそチャンスなのです

「健康な体で妊娠できるかどうかを事前にチェックしたり、ワクチンで予防できる病気は、できるだけ早く予防しておく。妊娠後に思わぬ苦労をしないためにも、できることは今のうちに!」と太田先生。

とくに、ここ数年流行している風疹をはじめ、水疱瘡や麻疹、おたふくかぜなどは、ワクチンを接種することで感染を防ぐことができます。

「ほかにも、頬がりんごのように赤くなる『りんご病(伝染性紅斑)』というのがあります。妊婦が感染すると、幼児水腫や流産、赤ちゃんが貧血になる可能性が高くなります。残念ながらワクチンはありませんが、事前に免疫があるかどうか調べておくと、もしものときに安心です」。

妊娠後の不安をできるだけ払拭するためにも、妊活中にできることはすませておきましょう。

妊活中の今だから受けておきたい検診と予防接種はこれ!

妊娠するには自分の体が健康かどうかをチェックすることが、とても大切です。

「内科的な健康診断のほか、妊娠可能な体かどうかなどを調べる婦人科検診、感染症の検査などを受けておくといいでしょう。男性用のチェックもあるので、妊活スタート前にカップルで一緒に受けておくと、妊娠までのプランニングに役立ちます」(太田先生)

【男女共通】妊娠前にすませておきたい予防接種

※必要回数をすませていない大人が多いので確認を!

・麻疹(はしか)
・風疹(ふうしん)
・水痘(水ぼうそう)
・流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)
・百日ぜき
・B型肝炎
・インフルエンザ

【女性】妊娠前に受けておきたい検診

・一般内科検診(血圧、尿、採血、心電図など)
・子宮頸がん検診
・乳がん検診(40歳以上)
・トキソプラズマIgG抗体価
・サイトメガロウイルスIgG抗体価
・甲状腺機能
・性感染症検査(B型肝炎、C型肝炎、梅毒、HIV、クラミジア、淋病など)
・歯科(むし歯治療)

【男性】妊娠前に受けておきたい検診

・精液検査(精子の数は運動率など)
・性感染症検査(B型肝炎、C型肝炎、梅毒、HIV、クラミジア、淋病など)
・歯科(むし歯治療)

インフルエンザのワクチン接種は胎児への影響はありません

毎年、冬に大流行するインフルエンザ。
「よく、妊娠初期にインフルエンザのワクチン接種をするのが心配という声を聞きますが、妊娠中に受けても胎児への影響はありませんので、安心してください」(太田先生)

妊活中の人は自分のためにも、また周囲への感染防止のためにも接種しておくことをおすすめします。
「妊娠すると免疫力が低下するので、早めにワクチンを接種しておきましょう」

風疹の予防接種は妊娠中には受けられません。受けるなら今です

妊娠初期(20週以前)に風疹にかかると胎児に感染し、赤ちゃんが難聴や白内障、先天性心疾患を特徴とする「先天性風疹症候群」を持って生まれてくる可能性が高くなります。

「風疹の予防接種は一生のうちに2回受けるだけで感染をほぼ防ぐことができますが、予防接種制度の変遷により、現在24歳以上の人はそれが完了していない人がいます。早めに受けておきましょう」(太田先生)

乳がんや子宮がんなどがん検診も必要に応じて受けておくと安心です

厚生労働省は20歳以上の女性に子宮頸がん検診を、40歳以上の女性に乳がん検診を、2年に一度の受診を推奨しています。

「とくに子宮がんは20代の若年層でも増えており、早めに発見することで進行がんを防ぐことができます。乳がん検診は30代以前の女性には有効性が低いことから、40歳以上でよいでしょう」(太田先生)

気になることは今のうちにすませておきましょう。

【Check!】風疹は30~50代の男性が拡大防止の鍵を握っています


いぜん流行が続く風疹ですが、実は30~50代の男性患者数が多いことをご存じですか?

「現在は男女とも幼児期に予防接種の対象になっていますが、昭和54年(1979年)4月1日以前生まれの男性は、幼少のころに定期接種制度がなく、風疹の免疫がない人が多いのです」と太田先生。

思いあたる男性は、感染防止のためにもぜひ予防接種を受けましょう。

【監修】太田寛先生

【監修】太田寛先生

医療法人社団レニア会 アルテミス ウイメンズ ホスピタル産婦人科医長。医学博士。妊娠や出産の専門家であり、子宮や卵巣の病気の専門家でもある。gooヘルスケアなどネットで妊娠・出産に関する情報も発信している
詳しくはこちら

●撮影/大森忠明
●スタイリスト/シダテルミ
●ヘア・メイク/榊美奈子
●モデル/優季
●構成・文/飯田由美(BEAM)

※記事内容、日付、監修者の肩書、年齢などは掲載当時のものです。

▼『妊活たまごクラブ2020-2021年版』は、妊活に役立つ情報が一冊に詰まった妊活スタートブック。

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