【専門家監修】 2020年最新 妊活・妊娠・育児のお金問題を専門家に聞く

「子どもにはお金がかかる」といわれますが、実は妊活から出産、育児までもらえるお金はいろいろ。ファイナンシャル・プランナーの畠中雅子先生に、詳しくお話を伺いました。
今回は、妊活中から知っておきたい「かかるお金」と「もらえるお金」について、解説していただきます。
「子どもは欲しいけれど、お金のことが心配」というあなた、必読です!
【記事監修】
ファイナンシャル・プランナー

Profile
マネーライターを経て、1992年にファイナンシャル・プランナーに。1男2女の母。実体験に基づくアドバイスに定評があり、新聞や雑誌など多数のメディアでの執筆や、セミナー講師など幅広く活躍。
「妊娠と出産 お金の話」 #1
※参考:「妊活たまごクラブ 2020-2021年版」
妊活中から知っておきたい「かかるお金」と「もらえるお金」




妊活期間が長くなると貯金が難しくなります
妊活中の不妊治療助成をはじめ、妊娠中は妊婦健診費、出産したら出産育児一時金や児童手当、働いている人には出産手当金や育児休業給付金、2019年10月から開始した幼稚園や保育園の標準的な利用料の無償化など、子育てにまつわる助成制度は年々充実しています。
2020年4月からは大学無償化も始まりますが、これは主に住民税非課税世帯が対象(年収目安380万円以下の家庭が対象)。多くの人がこれまでと変わらず、大学費用はかかりますので、助成で浮いたお金は将来のために貯めておきましょう。
とくに注意してほしいのは、妊活期間が長いと、どうしても出産年齢が高くなり、子どもの教育費と自分たちの老後資金を貯める時期が重なってしまうこと。
子育てが収入の高い時期と重なっていても、定年までの期間が短いため、今後貯金を大幅に増やすのは難しくなるでしょう。
妊活して子どもを授かる努力をする一方で、自分たちのライフプランを考え、「〇才になったらやめる」と妊活の期限を決めることも重要です。
●マンガ/黒猫まな子
●構成・文/編集部
※記事内容、日付、監修者の肩書、年齢などは掲載当時のものです。
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