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妊娠中期(25週)

乳頭や乳房のケアを始めよう

乳首や乳房をチェックしよう

産後すぐから始まる授乳に備えて、乳首や乳房の状態をチェックしておきましょう。

母乳育児のために妊娠中から準備を

最近は母乳育児のよさが見直され、母乳で育てたいと考えるママが増えてきました。しかし、産後、母乳が出ていないのでは? といった不安感から挫折してしまうケースも少なくありません。母乳が出ない体質の人もまれにいますが、赤ちゃんに吸われることで、ほとんどの女性は母乳が出ます。赤ちゃんが吸いやすい乳首をつくるために、妊娠中から乳首の形をチェックして、ケアしておきましょう。

母乳育児のメリットはたくさんあります。赤ちゃんはママの温かいぬくもりやまなざしを全身で感じ、安心します。ママも、授乳を通して赤ちゃんへの愛情がいっそうわいてきて、絆(きずな)が深まります。母乳には赤ちゃんを病気から守る、免疫物質が多く含まれています。とくに初乳には免疫成分が多く含まれ、赤ちゃんをアレルギーから守ってくれます。赤ちゃんに乳首を吸われることで、子宮の収縮が促され、子宮が元に戻る(子宮復古(しきゅうふっこ))のを助けます。産後の早期授乳がママの体の回復にもなるのです。母乳は道具も準備もいらず、胸を開いて赤ちゃんに乳首を吸わせるだけ。手間がかかりません。また、特別に購入するものもありませんから、経済的です。妊娠中に増加した体脂肪は産後の授乳に備えるためと考えられています。実際、授乳中は妊娠前の体形に早めに戻る傾向が。母乳育児でやせる人も多いようです。母乳は赤ちゃんにとっての完全栄養食品。必要な栄養がバランスよく含まれています。また、消化吸収もよく、赤ちゃんの体に負担がありません。

乳頭・乳輪部のケア

助産師さんに相談しながら始めましょう。乳頭の先には数個から数十個の乳口(乳管の出口)があり、妊娠前は使われることがないため、栓をしたような状態になっています。この栓を取り除いて、乳管の出口を開ける役目をマッサージが果たすのです。

マッサージは助産師さんの指導のもと、妊娠24週以降から始めます。産院によっては指導する時期が遅い場合もあるので、相談しながら行いましょう。

乳頭・乳輪部のマッサージ

乳頭・乳輪部のマッサージは、マッサージをする側の手で乳房を支えるようにして、乳房の基底部と乳頭部が正面を向くように体の中央に乳房を寄せ上げます。反対側の手の親指、人さし指、中指を乳輪の外側に当てます。親指と人さし指・中指でCの字をつくり、指の腹を乳輪の外側に置きます。そのまま乳輪部の中心に向かって、やさしくしぼり出すような感じで圧をかけていきます。そのまま指を乳頭方向へずらし、そっと乳首をもみほぐします。指でほぐす場所を少しずつ替えながら、360度もみほぐします。指の腹を使って、ゆっくりそっと行うのがポイントです。

陥没・扁平(へんぺい)乳首のケアは妊娠16週以降のおなかの張りがない場合に行います。親指・人さし指・中指で乳輪部を含んだ範囲をゆっくりつまみ出すように乳頭を突き出させます。手の甲を乳頭側に倒し、人さし指と中指で乳輪部を挟んで圧をかけます。親指で乳頭の頂きを、円を描くようになでます。※自分だけで判断せず、産院や母乳外来などで相談して、指導を受けるようにしましょう。

愛育病院センター長 中林正雄先生

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