たまひよ妊娠日記[妊娠9カ月(33週)ごろ]若木由紀さん
妊娠中のリアルな生活や体の変化を追いかける「たまひよ妊娠日記」。
妊娠33週に入った若木由紀さんは、産休に入るにあたり職場でいろいろなお祝いを受け取りました。いただきものに、しそとミツバの栽培キットがあったので、パパに種を植えてもらったそうです。お休み中の楽しみが増えたのだとか。
若木由紀さん(38才)
第1子妊娠中。建築系会社の設計士。
2年間の不妊治療を経て、顕微授精で赤ちゃんを授かりました。市内の総合病院で出産後、里帰りする予定。「家族や医師の方々の応援があってここまでこられました」
産休に入りました
有給休暇をプラスして、早めの産休に入りました。最終日に職場のみんなにお菓子を配りました。ネットでみつけた、“産休あいさつシール”つきのバウムクーヘンです。自分の課以外では、私の妊娠に気づいていない人が多かったようで、そのことに私はびっくり。おなかが大きくても「太ったのかも?」と思うのか、尋ねづらかったようです。
コロナ禍なので産休前の食事会などはしませんでしたが、会議室で課のメンバー8人と少し話す時間を作れました。
休みに入ってからは、運動不足にならないように、夫の出勤時に駅まで一緒に歩き、ウォーキングをしています。
夫と「産休までお疲れさま」会
産休に入った翌日、夫とお疲れさま会をしました。
本当はがっつり食べたいところですが、体重管理に悩まされているのでヘルシーな和食ランチを選びました。
友人からのベビーシャワーサプライズ!
感染症対策であまり人と会わない日が続いていましたが、久しぶりに友人と会いました。
すてきなベビーシャワーをサプライズしてくれて感動!手作りのかわいいおむつケーキをもらいました。
おうちでマタニティヨガを始めました
病院の先生にすすめられて、助産師さんがインストラクターのマタニティヨガをYouTubeで見ながらやっています。久しぶりに深呼吸したように思います。脚の裏がよくつるので、伸ばすと気持ちいい。あとできちんと筋肉痛もやってきました。
鍼灸(しんきゅう)師さんの指導でさかごのおきゅう
さかごの診断を受けたので、不妊治療のときから通っていた鍼灸院でおきゅうを受けてきました。そこで指導された方法で、自宅でもおきゅうをしました。そのおかげなのか、次の妊婦健診でいつの間にかさかごが治っていてほっとしました。
若木由紀さんの体重変化
月に1kg増までにおさえるよう助産師さんに言われて、ここ2カ月間頑張っています。食事に気をつけて、ヨガとウォーキングで運動を心がけています。
【妊娠中の悩みをPick Up】
若木由紀さんのお悩みに産婦人科医の中川一平先生が答えてくれました。
Q 脚のむくみがつらいです。改善できるコツや、注意すべき症状はありますか?
脚がむくんで、痛みやしびれ、変色がみられます。病院ではとくに問題ないと言われました。脚を少しあげて寝ていますが、我慢するしかないでしょうか。
むくみの症状で「こうなったら気をつけるべき」というポイントがあればあわせて教えてください。
A 足の指でグーパーができない場合は医師に相談を
妊娠により大きくなった子宮が太もものつけ根にある太い血管を圧迫して血液の流れが滞り、脚がむくみやすくなります。また、妊娠中は血液が固まりやすく、運動量が減ることから、深部静脈血栓症やエコノミークラス症候群などを引き起こすことも。普段から足首を動かすようなストレッチを心掛けるようにしましょう。
むくみ予防には「むくみ防止ストッキング」がおすすめです。特別な編み方で作られているため、ふくらはぎの筋肉に適度な圧力がかかり、心臓への血流の戻りをよくする効果があります。圧が低すぎると効果がないため、圧迫力が19hPa(ヘクトパスカル)の低圧タイプから27hPaの中圧タイプを選ぶといいでしょう。
また、深めのバケツにお湯をはり、ふくらはぎの真ん中あたりまでお湯につかり、脚を温めながら指先でグーチョキパーをするのも血行促進に効果的です。
足の指でグーパーができない、脚のむくみに左右差がある、ふくらはぎをつかむと痛みが出るようなときは、医師に相談しましょう。
監修/中川一平先生(帝京大学医学部付属病院 産婦人科助教、外来医長)
まとめ/奥村裕美、たまごクラブ編集部
●掲載している情報は2022年12月現在のものです。