たまひよ妊娠日記[産後]石川容子さん/出産編
妊娠中のリアルな生活や体の変化を追いかける「たまひよ妊娠日記」。石川容子さんは、妊娠39週4日に誘発無痛分娩で女の子を出産しました。
石川容子さん(37才)&紗衣(さえ)ちゃん
フラワーアーティスト(お休み中)。元歌手。
紗衣ちゃんの命名は、姓名判断のプロである容子さんの実母のアドバイスを参考に、パパが「さ行」の響きと「紗」の字の形が美しいと感じて決めました。
無痛分娩で痛みをコントロールできました
予定どおり、誘発分娩の前日に入院。入院時の子宮口は1.5㎝開大で、ミニメトロを挿入し、無痛分娩に備えて麻酔用のカテーテルを背中に入れました。夕食後、生理痛のような鈍痛を5分間隔で感じましたが、1時間ほどで遠のきました。
翌朝になると子宮口は2.5㎝開大に。人工破膜(はまく)を行い、10時過ぎに陣痛誘発剤の点滴を始めました。
1時間ほどで規則的な陣痛がスタート。昼食後、無痛分娩の麻酔を開始しました。麻酔は15分ごとにボタンを押して自分で追加できるしくみ。痛みを麻酔でコントロールしながら、15時には子宮口が6㎝開大になり、16時に早めに分娩(ぶんべん)室へ。
17時に8cm開大になると、助産師さんの指導で軽くイキみ、赤ちゃんの回転をお手伝い。10回くらいイキむと子宮口が全開大になり、本格的なイキみを開始しました。数回で赤ちゃんの頭が見えたのですが、へその緒がからんでなかなか出てこないため、吸引を行うことに。
18時2分に赤ちゃんが誕生! 私も夫も早期母子接触をすることができました。陣痛は最後まで麻酔でコントロールできましたが、分娩後2時間たっても立ち上がれず、車いすで病室へ戻りました。
【出産日】39週4日
【お産の始まり】陣痛誘発剤
【お産のスタイル】経腟(けいちつ)分娩
【分娩所要時間】6時間34分
【赤ちゃんの出生体重】2718g
【パパの立ち会い】あり
赤ちゃんが泣きやまない…!
産院に入院中、産院の一角に用意されていたねんねアートコーナーでパチリ。
出産翌日から母子同室の個室で、助産師さんと授乳の練習を始めましたが、母乳とミルクをあげても泣きやまない! おなかの中で羊水(ようすい)を飲んでしまっていたようで、ミルクもあまり飲めず、吐きもどしてばかり。
深夜、隣で「ギャー!」と泣き続ける赤ちゃんを横に、私も号泣しながら夫に電話していました。個室でよかった…。
脚がパンパンにむくんでいました
出産翌日、私はまだ出血量が多く、院内を車いすで移動していました。
脚はむくみでパンパンに…。さらに、泣きやまない赤ちゃんに翻弄(ほんろう)され、私も泣き過ぎて、まぶたもパンパンにむくんでしまいました。
夫と一緒にお祝い膳(ぜん)
退院前夜に夫と2人でお祝い膳(ぜん)をいただきました! 夫婦でゆっくり食事をするのは、これ以降しばらくおあずけかな?
自宅で夫婦2人の育児が始まります
退院時の1枚。
赤ちゃんの退院着は和服型のロンパース。私は想定よりおなかのサイズが元に戻らず、用意していた服が着られませんでした。
帰宅したら、夫婦2人で新生児育児が始まります。うれしさと不安が入り交じった気持ちです。
監修/中川一平先生(帝京大学医学部付属病院 産婦人科助教、外来医長)
まとめ/大部陽子、たまごクラブ編集部
●掲載している情報は2022年12月現在のものです。