【妊娠日記9カ月】体調が安定せず、疲れやすい日々<井上美穂子さん第7回>
妊娠中のリアルな生活や体の変化を追いかける連載企画「たまひよ妊娠日記」。
妊娠35週の井上美穂子さんは、妊娠8カ月に風邪をひいてから、なかなか体調が回復しないまま9カ月に。家でのんびり過ごすことが多いのですが、結婚記念日には近所でお茶を楽しむことができたそうです。
井上美穂子さん(35才)
フリーランスの婚活アドバイザー。家族は夫と豆柴(しば)の茶太朗(6才)。
「妊娠後期以降、仕事をお休みしています。出産は無痛分娩にする予定です」
疲れやすいので、のんびり過ごしています
安静の指示が出るほどではないものの、体調不良が続き、家で過ごすことが多くなっています。先月は風邪をひきましたが、全快するのに1カ月間くらいかかりました。産院の先生からも「疲れやすいようだから、自宅でのんびり過ごしてください」と言われました。時々、自宅の屋上に出て、外の空気を吸いながら気分転換しています。
ただ、おなかが大きくなってきたのと、トイレが近くなったのとで、夜はなかなか寝つけません。寝なくちゃ!と思うと、ますます眠れなくなるので、ベッドの上でくつろぐだけでも休養になると考え、時間の許すかぎり休むようにしています。
私は本調子ではありませんが、おなかの赤ちゃんは元気いっぱい。胎動がとても力強くて、内臓のあたりをけられると、とても痛いです。そんな胎動を感じながら「痛いよ~」など、赤ちゃんに声をかけている時間が楽しいです。
マタニティフォトを撮影しました
自治体が無料で実施しているマタニティフォトの撮影会に行きました。とくに何も用意していかなかったのですが、プロのカメラマンはさすが! 最近の不調を感じさせない写真の仕上がりに大満足です。
友人と厄払い&安産祈願!
今年は本厄なので、友人と一緒に厄払いに行きました。「出産するにはよい年」と教えてもらったので、安産めざして頑張ります!
“神社声援(ジンジャーエール)”で元気をもらいました
妊婦なのでお神酒ではなく、ノンアルコールのジンジャーエール“神社声援”をいただき、なんとなく元気が出ました(笑)。
安眠グッズ、増殖中!
睡眠不足が続くのと比例して、枕、クッション、パジャマ…と、安眠グッズをどんどん買い足しています。最近は、着る毛布がお気に入り♪
井上美穂子さんの体重変化
胃が押し上げられる感覚と痛みがあるので、おなかがすいて食べたいのに、食べたいだけ食べられません。
【妊娠中の悩みをPick Up】
井上美穂子さんのお悩みに産婦人科医の中川一平先生が答えてくれました。
Q 赤ちゃんの大きさが平均値より大きいようで気になります
健診の超音波検査でわかったのですが、赤ちゃんの大きさが平均値より2~3週間分大きいようです。平均値と違う場合、どんな心配がありますか?
A 平均値より大きくても、ほとんどの場合は問題ありません
おなかの赤ちゃんが平均値よりも大きくても、一定の範囲内であれば、ほとんどの場合は問題ありません。測定誤差の場合もありますし、赤ちゃんの個性として受け止めてあげてください。
赤ちゃんが基準を超えて大きい場合、ママの妊娠糖尿病が心配されますが、医師からの指摘がなかった場合は問題ないでしょう。妊娠糖尿病になると、赤ちゃんが4000g以上ある、巨大児になる恐れがあります。また、生まれたあとに血糖異常が起こることがあります。
もし、食べ過ぎや糖分のとりすぎ、食事の内容が高カロリーになっているという自覚があるようでしたら、食生活を見直してみましょう。上の子がいる家庭では、子どもの食べ残しをもったいないからと食べてしまいがちですが、それがカロリーオーバーや体重増加の原因を招くことがあります。
ママが食べたものがそのまま赤ちゃんの体重に反映されるということはないですが、妊娠中の食事の知識は産後、家族の健康づくりにも役立つはずです。
監修/中川一平先生(帝京大学医学部附属病院 産婦人科助教、外来医長)
まとめ/栗本和佳子、たまごクラブ編集部
●掲載している情報は2023年3月現在のものです。