「おしるし」「前駆陣痛」出産予定日近くの体の変化やサインを見逃さないで
予定日が近づくと体の変化が現れ、「おしるし」や「前駆陣痛」などの前兆がある場合も。そして、陣痛か前期破水でお産が始まります。今回は、お産の前兆について紹介します。お産の始まりであわてないために、育良クリニック院長・浦野晃義先生と助産師の今井咲さんに聞きました。
出産予定日近くの体の変化やサインを見逃さないようにする
お産が近づくと子宮が大きくなり、いろいろな体の変化が現れます
どんな体の変化やサインがあった?
1位 トイレが近くなった 47%
2位 おなかのふくらみの位置が下がった 28%
3位 腰が痛くなった 26%
歩きづらくなった 26%
5位 恥骨のあたりが痛くなった 25%
6位 脚のつけ根が痛くなった 23%
7位 おりものが増えた 19%
8位 便秘になった 16%
9位 食欲が出た 11%
10位 おりものが粘りけのあるものに変化した 7%
とくに変化やサインは感じなかった 14%。
お産が近づくと子宮は最大限に大きくなり、赤ちゃんが下へ下りてきます。そのため体にいろいろな変化が出てきます。体の変化を感じたら、お産は近いかもしれません。心の準備をしてその日を迎えましょう。
※この特集のデータ出典/2021年12月実施のインターネットアンケート(産後0カ月以上2年未満のママ n=516)複数回答
出血(おしるし)や張り(前駆陣痛)にあわてない!
お産の始まりは陣痛か破水。でもその前に「前兆」のあることも。出血(おしるし)や張り(前駆陣痛)にあわてない!
お産の前兆その① 前駆陣痛
お産が近づくと起こる、不規則なおなかの張りや痛みが前駆陣痛。痛みはそれほど強くなく、しばらくしたら治まります。前駆陣痛があった日にお産が始まることもあれば、数日後のことも。いずれもお産が近い証拠です。
お産の前兆その② おしるし
子宮の収縮が起きて、子宮口が少し開き、赤ちゃんを包む卵膜がはがれて出血するのがおしるしです。全員にあるわけではありません。健診で内診をした刺激で出血をすることも。予定日が近づいたらトイレに行くたびにチェックするのを習慣にしましょう。
監修/育良クリニック 院長・浦野晃義先生、監修/今井 咲さん 取材・文/たまごクラブ編集部
お産は何で始まるかわかりません。4つのルールを覚えておけば、あわてずにすみます。
参考/『後期のたまごクラブ』2023年秋号「お産が始まったら! 4つのルール」
●記事の内容は2023年10月の情報で、現在と異なる場合があります。
『後期のたまごクラブ』2023年秋号には「お産が始まったら! 4つのルール」特集があります。
PROFILE
お母さんと赤ちゃんの「産み生まれる力」を大切にしているクリニック。「コロナ禍で直接お話しできる機会が減っていますが、不安なことがあれば、いつでも声をかけてください」