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おなかの赤ちゃんはいつ寝て起きる?子宮の中の“不思議”を産科医が解説

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janulla/gettyimages

受精から約266日間、赤ちゃんはママの子宮の中ですくすくと育ちます。子宮の中はいったいどのようになっていて、赤ちゃんはどんなふうに過ごしているのか、見えないだけに気になりますよね。ママやパパからよく寄せられる素朴な疑問について、産科医の丸茂元三先生に解説していただきます。

赤ちゃんがいる子宮の中って、どんな様子?

赤ちゃんは、羊水(ようすい)に満たされた子宮の中で過ごしていますが、苦しかったり、過ごしにくかったりはしないのでしょうか?

Q1:赤ちゃんは羊水の中で、苦しくないの?

「自分が水の中で生活することを考えると、つい『おなかの赤ちゃんは、苦しくないの?』と心配になりがちですが、赤ちゃんは苦しくありません。理由は、子宮の中のある胎盤には、ママの血液が満たされていて、へその緒を通じて、胎児へ酸素や栄養が送られているからです。また胎盤は、不要になった二酸化炭素や老廃物を戻す役割も果たしています」(丸茂先生・以下同)

Q2:水の中につかっているのに、赤ちゃんはふやけない?

「羊水と胎児の体液の成分はほとんど同じであることと、胎脂(たいし)が羊水をはじくため、赤ちゃんはほとんどふやけません。おなかの赤ちゃんが包まれている“胎脂”とは、胎児の皮脂腺からの脂肪性分泌物と、不要になった表皮細胞の混合物。ラードのようなクリーム状です。羊水に浸され続けている赤ちゃんの皮膚を、ひび割れや剝離(はくり)などから守ってくれます」

Q3:おなかの中の温度は? 暑かったり、寒かったりしない?

「おなかの中の温度は、外界の環境温度の影響を受けにくい、ママの体の深部体温に関係すると考えられています。深部体温は人によって差があるものの、ほぼ一定。ママの深部体温が37度くらいなら、羊水の温度もそのくらいだと考えられています。赤ちゃんはぬるめの湯船に使っているようなイメージです」

おなかの中で、赤ちゃんはどんな風に過ごしているの?

胎動をすでに感じているママも、まだ感じないママも、おなかの中で過ごす赤ちゃんの行動が気になりますよね。どんな風に過ごしているのか、解説していただきます。

Q4:赤ちゃんはいつ寝たり起きたりしているの?

「胎動から、妊娠後期には20~30分ごとに寝たり起きたりしていることがわかっています。おなかの赤ちゃんの睡眠は、ママの睡眠とはリンクしていません。ママが起きているときも、寝ているときも、規則的に20~30分ごとに寝起きを繰り返しています」

Q5:おなかの中で、赤ちゃんはうんちもするの?

「おなかの中で赤ちゃんは、羊水を飲んでおしっこはしますが、食べ物を食べてはいないので便は作られず、排便もしません。ただし、飲み込んだ胎脂や腸液、産毛(うぶげ)などは腸内にたまっていて、産後すぐ、胎便(たいべん)という緑がかった黒い便として排出されます」

おなかの中の赤ちゃんのことが、少し、身近に感じられたのではないでしょうか。
もっと詳しく知りたい方は、『たまごクラブ』2018年12月号の巻頭大特集「妊娠3~10カ月の大きさを実感できる おなかの赤ちゃん実物大3Dビジュアル図鑑」をご覧ください。(文・たまごクラブ編集部)


■監修:丸茂レディースクリニック 院長 丸茂元三先生
■参考:『たまごクラブ』2018年12月号「妊娠3~10カ月の大きさを実感できる おなかの赤ちゃん実物大3Dビジュアル図鑑」

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