3分でわかる赤ちゃんが危なくない部屋 妊婦、パパや祖父母に知ってほしい

実は、大人仕様のお部屋のままでは、赤ちゃんにとっては危険がいっぱい!
そこで、安全性と春夏生まれの快適性を考えた、お部屋づくりのポイントをご紹介。
産後は赤ちゃんのお世話などで忙しく、お部屋づくりや安全対策をするのが難しいことも。
そのため妊娠中から、生後6カ月くらいになった赤ちゃんの成長や生活をイメージして、ベビースペースを用意しておきましょう。基本のルールをしっかりチェック!
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生後0カ月から必要! 安全対策のルール
「新生児はあまり動かないから大丈夫」と思うのはNG! 部屋の中にどんな危険 があるのかを知って、対策をしましょう。
また、赤ちゃんを抱っこして移動するママ・パパが転倒しないように、整理・整頓も必須です。
ルール1 転落を防ぐ
低月齢の赤ちゃんに、最も起こりやすい事故。
寝返り前でも、脚でけるなどしてよく動きます。ベビーベッドの柵は必ず上げ、ストッパーを。同様に、ベビーラック&チェアのベルトは必ず締めましょう。
また、ソファに寝かせて目を離すのは NG! 大人用のベッドに1人で寝かせないで。
ルール2 落下物を防ぐ
何かの拍子に物が落ちてきて、赤ちゃんにぶつかると危険です。
寝かせるスペースのまわりには、 落ちる可能性がある物を置かないのが鉄則!
また、倒れてくる危険があるような、背の高いor扉のない家具の近くに寝かせないで。
ベッドメリーは赤ちゃんの足元側に設置しましょう。
テーブルクロスなど垂れ下がる物は片づけておくと安心。
ルール3 窒息を防ぐ
赤ちゃんは小さいので、布団に埋まったり、 ぬいぐるみで顔が覆われたりして窒息することも。
生後6カ月ごろまでは大人と 別々の布団にし、掛け布団は軽いものにしましょう。体が沈み込むようなやわらかい布団は×。
布団のまわりにぬいぐるみやタオルを置かないで。ねんねスペースのまわりは要注意!
ルール4 誤飲を防ぐ
0才児で、転落に次いで多い事故が誤飲。
赤ちゃんのこぶし以下の小さな物(直径 3.9 ㎝ 以下のとくに球状の物)は近くに置かないこと。
洗剤や薬、たばこなどは手の届かないところに!
また、ごみ箱はふたつきにするか、手の届かないところに置きましょう。
ルール5 けがを防ぐ
赤ちゃんが転んだり、ぶつかったり、危ないものを触ったりして、けがをする恐れがあるので、それぞれの場所に合った対策をしましょう。
具体的には、家具の角に保護材を取り付ける、クッション性のあるすべりにくいマット等を敷くなど。
扉や引き出しに指挟み防止グッズを取り付けると◎。危険なはさみや包丁は1m以上高い場所に収納すると安心です。
ルール6 やけど・感電を防ぐ
テーブルにぶつかった際、熱い飲み物が入ったカップが倒れてやけどをした事故例もあります。ポットやアイロンなどを近くに置かないこと。
また、抱っこしたまま、熱い飲み物を飲まないで。ホットカーペット、床暖房の上で寝かせるのも×。そして、コンセントにカバーをして、感電にも対策をしましょう。
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ここで紹介したことは、基本のキの情報になります。まずはここから、少しずつ用意すると生まれたときに慌てなくてすみません。
新生児がいての部屋作りは本当に大変。妊娠中から始めることをおすすめします。
(たまごクラブ編集部)
■参考:『たまごクラブ2019年3月号』「春夏生まれ赤ちゃんを迎える 安全&快適なお部屋づくり実例」
■監修/横田真由美さん
保健師・看護師。こども病院看護し、大学での小児看護教育を経て、現在、保健師として赤ちゃんママ・パパの健康相談と育児支援を担当。
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