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臨床心理士に聞く、お産の不安と痛みを軽くするのは「見通し」「整理」「親心」の3つ

幸せな若い美しい妊娠中の女性、寝室のベッドの上に座って
tatyana_tomsickova/gettyimages

赤ちゃんの誕生は楽しみだけれど、「お産がどう進むか不安」「陣痛が怖い」という人は多いのではないでしょうか。そんな不安や恐怖感、陣痛の痛みを少しでも軽くするために、妊娠中にどんな心の準備をしておけばよいか、3児のママで臨床心理士の青山有希先生に聞きました。

お産の不安と痛みを軽くする基本の3つ「見通し」「整理」「親心」

お産に対して不安を持つことは当然のこと。それが初めての経験であればなおさら。けれど、ただ怖がっているだけでは、不安は解消されません。ネガティブな考えをポジティブに変える工夫が必要です。妊娠中から次の3つの準備をしておくことで、不安や痛みをコントロールすることができます。

●「見通し」
お産の流れ、しくみを知って、先の見通しを立てる

人は見通しが立たないと不安になるもの。お産に対する不安はすべて、見通しが立たないから感じるのです。一般的なお産の流れや起こりうるリスク、陣痛のしくみを知ることで、見通しがイメージでき、心にゆとりが生まれます。

●「整理」
何が不安かを整理。自分をながめて解決方法を探してみる

お産の流れを知って、さらに不安を感じてしまった…という人もいるかもしれません。では、その不安は何なのか、どうして感じるのか、整理してみましょう。書き出してみて「見える化」すると、不安解消の糸口につながります。

●「親心」
自分だけじゃない! 赤ちゃんも一緒に乗り越えていることを忘れない

医療的なサポートはあっても、お産をするのはママ自身です。陣痛を乗りきるのはママの頑張りがあってこそですが、同時に、赤ちゃんも一緒に頑張っていることを忘れないで。赤ちゃんを意識すると、陣痛をポジティブに受け止められます。

以上を基本に、ここからはより具体的な、不安や痛みを軽くする方法を紹介します。

入院前は省エネで動き、余裕があればトイレ&入浴を

初めてのお産の場合、規則的な陣痛が始まってから赤ちゃんが誕生するまでは、多くの場合10時間以上かかります。10分間隔の陣痛が来たからといって、あわてる必要はありません。事前に入院の準備をして、入院時のTo Doを考えておくことも大切です。また、身動きがとりやすい入院前にトイレに行っておくと安心です。破水していなければ、おふろに入っておくのもおすすめ。すっきりした気持ちでお産に臨めます。
【注】破水をしている場合は除きます。

お産が始まったときが赤ちゃんの “生まれどき”と心得る

出産予定日はあくまでも目安。早まることも、遅くなることもあります。思いがけないタイミングでお産が始まると、びっくりしてしまうかもしれません。けれど、それは赤ちゃんが知らせる“生まれどき”の合図。「もうすぐ会えるね」という気持ちで迎えましょう。

陣痛は子宮の筋肉の収縮で、長くても50秒と知る

陣痛は「子宮の筋肉の収縮」です。この収縮する力によって、赤ちゃんが産道に進んでいきます。この収縮の痛みは、実は生理痛として経験しています。もちろん、陣痛がピーク時の痛みは生理痛とは異なりますが、同じしくみと思うとイメージがつきやすく、不安が軽くなります。さらに、陣痛を時間で理解できると見通しが立って安心感が増します。陣痛は、痛みが来たり引いたりと波があります。また痛みの度合いも初めは弱く、しだいに強まり間隔が狭まっていきます。痛みが続く時間は一度につき長くても約50秒。痛みがお産の間ずっと続くわけではありません。

陣痛の合間の痛くない時間の質を高める

陣痛の合間には必ず休みがあり、このときいかに呼吸を整え、リラックスできるかが、お産の痛みを軽くするポイントに。ただリラックスといっても、自分がどうすると心が落ち着くかを知らないとすぐにはできません。お気に入りの香りや音楽、飲み物など、日ごろのリラックス方法を整理して、お産までに準備しておいて。

痛みが増すことはお産が進んできた証拠と心得る

痛みが強くてつらいと逃げ出したくなるもの。けれど、痛みが増すということはお産が進んでいるということ。痛いときは赤ちゃんも頑張っている、そして、赤ちゃんがママとパパに会いに来ようとしていると考えて。「赤ちゃんが近づいてきている」「痛いけど、終わりはもうすぐ」とポジティブに変換を。

つらいときこそ、赤ちゃんがどんな状態かイメージする

陣痛が来ている間、子宮の収縮で圧がかかり、赤ちゃんも息苦しさやしんどさを感じています。そうイメージすると、酸素をたくさん送ってあげようという気持ちになるはず。ママがつらいときこそ、赤ちゃんが今どんな様子かを思い浮かべましょう。そして、いきむときは息を止めるのではなく、フーッと吐くことを意識して。痛みで体に余計な力が入ると、赤ちゃんが下りてきづらくなってしまいます。狭い産道を通って生まれようとしている赤ちゃんを後押しする気持ちでいきみましょう。

監修/青山有希先生(東京女子体育大学 東京女子体育大学短期大学 児童教育学科専任講師) 文/たまごクラブ編集部

お産はだれでも不安なもの。けれど無駄に怖がると、お産のときに力が入り、さらに痛みを感じてしまう可能性も。妊娠中から心の準備をしておけば、それが自信となり、赤ちゃんをポジティブに迎えることへつながりますね。

参考/「たまごクラブ」2020年7月号「お産の不安と痛みが軽くなる12の方法」

青山有希先生
Profile
東京女子体育大学 東京女子体育大学短期大学 児童教育学科専任講師。臨床心理士、公認心理師、精神保健福祉士。帝京平成大学助産別科非常勤講師として助産師養成に携わったのち、現職。「ひらきだゆき」の名前でミキハウス子育て総研認定の「輝くママ」としても活躍。3児のママ。

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