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産科医・北島米夫の「ニンプのお悩み相談室」母乳の出にくさは遺伝する?

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モヤモヤがスッキリ晴れる助言をくれる、と編集部員からも絶大な信頼を寄せられる北島米夫先生が、
ニンプさんのお悩みをズバッと解決! 悩めるニンプさんに愛あるアドバイスをお届けします。

〈今回のお悩み〉母乳の出にくさは遺伝する?

私の母は母乳が全然出ず、私はミルクだけで育ったそうです。でも、私は赤ちゃんが生まれたらできるだけ母乳で育てたいと思っています。看護師をしている義母も「母乳がいちばんよ」と言います。母乳が出にくい体質は遺伝しますか? 産後、母乳が出る体質になるために、今できることを教えてください。(妊娠6 カ月のニンプより)

〈お答え〉母乳の出方は、産んでみないとわからない

母乳の出方に遺伝が関係しないとは言えないけれど、実際に出るかどうかは、産んでみないとわからないですよ。絶対に出さなければいけないと思っていたら、出なかったときにストレスになる。だから、まずは出ないこともあるんだという事実を頭に入れておくことです。

そりゃあね、母乳がいいに決まっていますよ。だけど、出が悪いんだったら、ミルクをたせばいいじゃないですか。ミルクをあげたからって、罪悪感を抱く必要はありません。私は常々言っているんだけど、何よりもママ自身が楽しいと感じる育児をすることが大事です。つらい思いばかりしながら育てていたら、本来はかわいいはずの赤ちゃんが憎くなってしまうかもしれない。それこそ問題じゃないでしょうか。

妊娠中にできるのは、健康状態をよくしておくこと 

妊娠中のおっぱいマッサージは、子宮を収縮させる可能性があるので、医師や助産師に相談してからにしましょう。そもそも母乳は、出産したから出るものであって、マッサージをしたから出るものではないんです。

母乳のために妊娠中にできることは、健康状態をよくしておくこと。健康でも出なかったら、そのときはしかたない。「できることはやった」と頭を切り替えて、ミルクをあげましょう。夜中の授乳をパパにお願いできるなど、ミルクにも、案外メリットが多いんですよ。

あとは、乳腺の発達を妨げないよう、締めつけの少ない下着をつけておくことですね。義理のお母さんの先輩風を吹かした発言なんて、気にする必要はありません。

〈先生から最後にひと言〉

ママ自身が楽しく育児をすることが大事。
母乳が出なかったらミルクをあげればいい!

北島先生の相談室は「たまごクラブ」で好評連載中。最新版は雑誌でチェックを!(イラスト・花くまゆうさく、文・たまごクラブ編集部)

監修/北島米夫先生

■参考:『たまごクラブ』2018年10月号「連載 産科医・北島米夫のニンプのお悩み相談室」

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