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妊娠後期(34週)

お産のときに役立つことをしておこう

お産のとき役立つことをやっておこう

安産のポイントはリラックスと呼吸法。陣痛を乗り越えるコツをご紹介します。

陣痛時のリラックスと呼吸法がカギ

お産が始まると、陣痛が規則的に起こり、だんだんと次の陣痛までの間隔が狭まっていき、赤ちゃんが押し出されて誕生します。陣痛の感じ方は人それぞれですが、痛みを感じると人は体がこわばってしまいがちです。体に余計な力が入っていると、ママの体力も消耗してしまいますし、お産がスムーズに進まなくなってしまいます。陣痛と陣痛の合間の痛みがないときに、いかにリラックスできるかが重要です。

また、陣痛が起きている間は赤ちゃんも子宮にぎゅっと押し出され、少し苦しい状態です。やはり陣痛が遠のいたときに、ママが深呼吸をして赤ちゃんにたくさん酸素を届けてあげると、赤ちゃんも頑張れます。陣痛が起こっているときも、呼吸を意識することで痛みは和らぎます。リラックスの方法は自分なりに見つけておくことができますし、呼吸法は産院のスタッフに聞いて練習できます。どちらも妊娠中から準備しておくと、お産のときにあわてなくてすみますね。

お産に役立つ呼吸法

ゆっくりと呼吸をすると、心と体の緊張がほぐれ、痛みが和らぐように感じられます。同時に、赤ちゃんに酸素を十分に送ることができます。このため、陣痛のときの呼吸法が大切といわれるのです。ソフロロジー法やラマーズ法など、効果的な呼吸法を取り入れた出産方法もあり、産院で指導を受ける場合もあります。いずれの呼吸法にしても、基本は息を吸うことより、吐くことに集中することです。しっかり吐ききれば、必ず吸う呼吸がついてきます。

実際のお産のときに、妊娠中に練習した呼吸法がうまくできなくても、「息を吐く」ことさえ覚えておけば、自然と呼吸法ができていることになるのです。上手にやらなくてはと気負わず、息を吐く呼吸を心がけて。

呼吸方法

胸式呼吸はゆっくり口から吐き、ゆっくり鼻から吸って、肺に空気をためこみます。息を吸うと肩が上がって、胸の上部がふくらみます。おなかの大きい妊婦さんにとって、無理のない呼吸法です。ただし、力を込めて息を吸うと、かえって緊張状態が高まるので注意しましょう。

腹式呼吸は口から細く長く息を吐いたあと、ゆっくり鼻から空気を吸って、横隔膜を十分に下げて、肺の奥までたっぷりと空気を入れます。おなかをふくらませるようなイメージです。陣痛が始まったときと遠のくときにゆったりとこの腹式呼吸をすると、全身がリラックスできます。

自分なりのリラックス方法を探そう

陣痛の合間に少しでもリラックスして、緊張をほぐすことで、長時間かかるお産を乗りきることができます。自分が楽に感じる姿勢や香りなど、お産のときに活用できるものはないか探してみましょう。産院によっては、アロマポットで好きな香りをかがせてくれたり、ヒーリングミュージックをかけてくれる場合もあります。気持ちが穏やかになることを頭に思い浮かべるのもいいですね。あぐらをかいたり、前かがみになっていすにもたれかかったりと、肩や体の力が抜ける姿勢を試してみましょう。おなかに負担のかかりにくい、「シムスの体位」は妊娠中も楽な姿勢。体の左側を下にして、横向きに寝ます。

アロマオイルのにおいをかぐことは、妊娠中どの時期でも楽しめ、リラックス効果大。ただし、使用する際に気をつけたほうがいいもの、時期によっては使えないものもあるので、必ず専門家のアドバイスを受けましょう。香りが強いと、気分を悪くすることもあるので注意して。音楽を聞いていると、気持ちが落ち着くという人もいるでしょう。妊娠中、胎教として聞いていた音楽やヒーリングミュージックなどはお産のときにも役立ちます。陣痛中も聞いていたいという場合は、ほかの人の迷惑にならないよう、イヤホンで聞くようにしましょう。

愛育病院センター長 中林正雄先生

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