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妊娠初期(7週)

赤ちゃんは2頭身に。一気にヒトへ進化しています

妊娠悪阻

気持ち悪い、吐くなどのつわりの症状は、程度の差こそあれ多くの妊婦さんが経験するもの。でも通常のつわりの症状を超えて、病的な状態にまでなってしまうのが妊娠悪阻です。つわりだからと我慢していると脱水症状を起こすことも。症状が悪化する前に、受診して。

食事も水分も受け付けなくなってしまいます

通常、つわりは妊娠5~14週ごろに、気持ちが悪い、吐きけがある、食欲不振、頭痛、嗜好(しこう)の変化などを起こすものです。これらの症状は、多くの妊婦さんが経験する、妊娠したことによる生理的な変化で、時期がくれば自然におさまってきます。つわりの症状が重く、水も飲めないような状態を「妊娠悪阻(にんしんおそ)」といい、治療が必要になってきます。

つわりの原因は、hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)というホルモンの分泌が急激に増えるためともいわれますが、原因はまだよくわかっていません。妊娠への不安やストレスなど精神的な要素も関係するといわれています。とくにつわりが重症化しやすい人の原因も不明です。

受診して脱水症状がないかを調べます

つわりだからと我慢していると、脱水症状を起こしたいへん危険です。つらい症状があったら、すぐに受診しましょう。産院では、尿検査を行いケトン体の反応を調べます。脱水や栄養不足が確認できた場合は、水分や栄養補給のために輸液を点滴注射します。点滴は通院して行う場合もありますが、よくならないときは入院になります。

妊娠悪阻(にんしんおそ)でママの栄養状態が悪くても、ママの栄養は優先的におなかの赤ちゃんに届くため、赤ちゃんが育たないなど、成長に影響を及ぼすことはまずありません。ただ重症の妊娠悪阻(にんしんおそ)の場合、ごくまれに赤ちゃんが低体重になるという報告もあります。

妊娠悪阻(にんしんおそ)のチェックポイント

1.空腹、満腹を問わず吐きけが起こり、食べ物も水も口にできない
2.起きているとフラフラし、めまいや頭痛が起こる
3.数日の間に5%以上の体重が減少。(体重50kgであれば2.5kg以上)
4.吐いたものに胆汁や血液が混じることがある
5.トイレにいっても尿が少ない、または出ない
6.日常生活が送れない

1つでも当てはまったら病院へ!

つらい症状を先生に伝えるポイント
・あいまいな表現をしない・自分で大丈夫と決めつけない・ 食事の量、水分の摂取量を伝える・トイレの回数を伝える・家族や仕事の状況も伝える・体重の減少量を伝える

東京大学大学院医学系研究科 産婦人科学 教授 藤井知行先生

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