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【たまひよ妊娠・出産白書2023】2.父親の育児にあたっての休暇の実態と育児参加の意識

更新

※写真はイメージです。
mapo/gettyimages

2.父親の育児にあたっての休暇の実態と育児参加の意識~調査結果の要約~

2-1 父親の休暇取得状況

■育児休業制度による休暇取得は昨年から増加。一方、「出産や産前産後のための休みはとっていない」人も増加がみられる。
・中間所得層の育児休業制度利用者が多くなっている。
・年齢の高い層、低所得層に「出産や産前産後のための休みはとっていない」傾向がある。

2-2 育休取得者/育休取得してよかったこと

■配偶者・パートナーが育休を取得してよかったこととして、母親・父親ともに「子どもの様子がわかるようになった」「家族の時間がふえた」が2トップ。

2-3 育休取得者/キャリアへの影響

父親
■父親育休取得者のキャリアへの影響は「良い影響があった」が5割弱で前回から増加がみられる。
・年齢の低い層ほど「良い影響」を感じており、20代では5割を超える。

2-4 育休非取得者/非取得の理由

■育休非取得の理由は、「仕事の代替要員がいない」がトップ。

2-5 休暇の取得日数

■父親の出産・育児にあたり休暇を取得した日数は、昨年から「2週間~1カ月未満」「1カ月~3カ月未満」が増加。長期取得は増加傾向がうかがえる。
・「出産前後に2~3日」が約2割と最も多く、休暇取得日数が2~3日以下の人は4割と昨年の5割程度からは減少している。

2-6 父親の休暇取得に対する満足度

■父親が取得した休暇に対する満足度は約6割で、昨年と同様。
・育休取得者、休暇取得日数が長い方が満足度が高い。

2-7 父親の職場における男性の育児等への理解(意識)

母親
■配偶者の職場における男性の育児等への理解は一昨年・昨年と傾向は同様。
・「子どもが生まれる前後や当日は休みをとりやすい」がTOP2で約6割と最も高い。

父親
■父親は「子どもが生まれる前後や当日は休みをとりやすい」のほか、「上司や同僚は子育てに理解がある」「子どもの病気や幼児などで休みをとったり早退遅刻はしやすい」も6割を超えている。

2-8 父親の育休取得促進への条件

母親
■一昨年・昨年から変化はなく、「休みやすい職場の体制・雰囲気づくり」「育休中の収入補填」が高い。
・世帯年収800~1000万未満では「収入補填」「昇進や昇給にひびかない評価制度」が高い。

父親
■母親と同様の傾向。
・ただし、世帯年収の高い層の「収入補填」「昇進や昇給などにひびかない評価制度」といった懸念は強くない。

2-9 父親の育児参加意向

父親
■男性の育児参加意向は9割弱で昨年から増加。
・いずれも育児参加の意向は強いが、年齢の低い層ほど育児参加の意向は強い。

2-1 出産・育児にあたっての、父親の休暇取得状況

「有給休暇を利用」した人が減少し、「育児休業制度を利用」した人は昨年から10pt以上増加している。
●なお「出産や産前産後のための休みはとっていない」人も昨年から増加。

Q. 「女性の方にお伺いします。あなたの配偶者・パートナーは出産・育児にあたり、お休みをとりましたか?」 「男性の方にお伺いします。あなたは出産・育児にあたり、お休みをとりましたか?」※お子さまが複数人いらっしゃる場合は、一番最近の出産に関してお答えください。


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2-1 出産・育児にあたっての、父親の休暇取得状況/属性別(母親)

●本人年齢別にみると、年齢が高いほど「出産や産前産後のための休みはとっていない」の割合は高くなっている。

Q. 「女性の方にお伺いします。あなたの配偶者・パートナーは出産・育児にあたり、お休みをとりましたか?」 ※お子さまが複数人いらっしゃる場合は、一番最近の出産に関してお答えください。


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2-1 出産・育児にあたっての、父親の休暇取得状況/属性別(父親)

●母親と同様、父親ご自身の年齢が高いほど「出産や産前産後のための休みはとっていない」の割合は高い。

Q. 「男性の方にお伺いします。あなたは出産・育児にあたり、お休みをとりましたか?」※お子さまが複数人いらっしゃる場合は、一番最近の出産に関してお答えください。


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2-1 出産・育児にあたっての、父親の休暇取得状況/属性別・時系列(母親)

●「育児休業制度を利用し休みをとった」はいずれの年齢でも昨年から増加。世帯年収別では400~800万未満の中間所得層が増加。
●「出産や産前産後のための休みはとっていない」では、低所得層・高所得層が非取得が増加している。「非取得の理由」と合わせて確認すると、高所得層では職務状況、低所得層では職場の制度が整っていないためではないかと推測。


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2-1 出産・育児にあたっての、父親の休暇取得状況/属性別・時系列(父親)

●「育児休業制度を利用し休みをとった」はいずれの年齢でも昨年から増加。世帯年収別では400~800万未満の中間所得層が増加。


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2-2 育休取得者/育休取得してよかったこと

●父親が育休を取得してよかったこととして、「子どもの様子がわかるようになった」「家族の時間がふえた」が上位にあがる。

Q. あなたの配偶者・パートナーが育児休業制度を利用したとお答えの方にお伺いします。 あなたの配偶者・パートナーが育児休業制度を利用し休みを取ってよかったと思うことをいくつでもお選びください


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Q. 育児休業制度を利用したとお答えの方にお伺いします。 育児休業制度を利用し休みを取ってよかったと思うことをいくつでもお選びください


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2-3 育休取得者/キャリアへの影響/属性別(父親)

●育休を取得したことで「良い影響があった」方が5割弱。「影響はない」は2割台となっている。
●本人年齢別でみると、年齢の低い層ほど「良い影響があった」方が多い傾向となっている。

Q.育児休業制度を利用したことで、仕事やキャリアに影響はありましたか?


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2-4 育休非取得者/非取得の理由

●育休を取得しなかった方の取得しなかった理由として、母親・父親ともに「仕事の代替要員がいない」と最も高い。そのほか「職場の雰囲気が休みにくい」「業務量が調整できない」が上位にあがっており、職場や業務内容上の理由が育休取得の主な理由となっている。

Q. 「女性の方にお伺いします。あなたの配偶者・パートナーが 育児休業制度を利用しなかったとお答えの方にお伺いします。その理由をとしてあてはまるものをいくつでもお選びください。」 「男性の方にお伺いします。育児休業制度を利用しなかったとお答えの方にお伺いします。その理由としてあてはまるものをいくつでもお選びください。」


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2-5 休暇の取得日数

●出産・育児にあたり休暇を取得した日数は、「出産前後に2~3日」が約3割と最も高いものの、昨年からは減少している。
●昨年からは特に「2週間~1カ月未満」「1カ月~3カ月未満」が増加しており、育休休暇は徐々に浸透傾向にあることがうかがえる。

「女性の方にお伺いします。あなたの配偶者・パートナーは、出産・育児にあたり、合計どのくらいの期間のお休みをとりましたか・とっていますか?」 「男性の方にお伺いします。あなたは出産・育児にあたり、合計どのくらいの期間のお休みをとりましたか・とっていますか?」 ※お子さまが複数人いらっしゃる場合は、一番最近の出産に関してお答えください。


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2-6 父親の休暇取得に対する満足度(休暇取得者ベース)

●母親の配偶者・パートナーが取得した休暇に対する満足度は、TOP2で約6割で昨年と同様の傾向。
●父親のご自身が休暇取得した満足度も、母親と同様、6割程度となっている。

Q. 「女性の方にお伺いします。出産・育児にあたり、配偶者・パートナーの休みのとりかたについて、あなたの気持ちに近いものを教えてください。」 「男性の方にお伺いします。出産・育児にあたり、ご自身の休みのとりかたについて、あなたの気持ちに近いものを教えてください。」※お子さまが複数人いらっしゃる場合は、一番最近の出産に関してお答えください


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2-6 父親の休暇取得に対する満足度(休暇取得者ベース)/属性別(母親)

●育休取得状況別でみると、育休取得者の満足度は7割を占める。
●育休取得日数別では、1週間以上の休暇取得者だと満足度は7割を超えており、1週間未満の場合は4-5割。

Q. 「女性の方にお伺いします。出産・育児にあたり、配偶者・パートナーの休みのとりかたについて、あなたの気持ちに近いものを教えてください。」 ※お子さまが複数人いらっしゃる場合は、一番最近の出産に関してお答えください


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2-6 父親の休暇取得に対する満足度(休暇取得者ベース)/属性別(父親)

●育休取得状況別でみると、育休取得者の満足度は母親と同様で7割を占める。
●育休取得日数別では、1カ月以上の休暇取得者は8割を超えており、4日~1カ月未満では6割程度の満足度となっている。

Q. 「男性の方にお伺いします。出産・育児にあたり、ご自身の休みのとりかたについて、あなたの気持ちに近いものを教えてください。」※お子さまが複数人いらっしゃる場合は、一番最近の出産に関してお答えください


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2-7 父親の職場における男性の育児等への理解(意識)

●母親は「子どもが生まれる前後や当日は休みをとりやすい」がTOP2で約6割と最も高いが、大きな傾向の変化はない。
●父親の方が母親よりも全項目数値が高い傾向にあり、母親と父親で意識差があることが分かる。

Q. 「女性の方にお伺いします。配偶者・パートナーの方の職場では次のようなことにどのくらいあてはまりますか?」 「男性の方にお伺いします。あなたの職場では次のようなことにどのくらいあてはまりますか?」


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2-8 父親の育児休業制度利用促進への必要条件/要件

●母親の大きな傾向は一昨年・昨年から変化はなく、「休みやすい職場の体制・雰囲気づくり」「育休中の収入補填」が高い
●父親の育休制度利用促進への必要条件/要件は母親と同様の傾向。

Q. 男性の育児休業制度利用促進にあたり必要だと思う条件や要件をいくつでもお選びください。


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2-9 父親の育児参加意向

●父親ご自身の育児参加意向は9割程度と多数を占めており、昨年から増加している。

Q.あなたは今以上に、育児にかかわりたいと思いますか? 


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2-9 父親の育児参加意向/属性別

●いずれの属性も高い水準ではあるが、年齢の低い層ほど育児参加の意向は強いことがうかがえる。

Q.あなたは今以上に、育児にかかわりたいと思いますか? 


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