育児用語辞典
スプーン・フォーク
1回の食事で2~3回練習できればOKです
9~10カ月ごろになったら、スプーン・フォークを食卓に用意して赤ちゃんが持ちたがったら、好きにさせてあげましょう。最初はおもちゃになってしまってもかまいません。1才を過ぎてママやパパのまねをして、自分でも使いたがったら、少しずつ教え始めていいでしょう。ただ毎回きちんと教え込もうとすると、ママも赤ちゃんも嫌になってしまい食事の時間が楽しくなくなってしまいます。1回の食事で2~3回練習できれば十分です。スプーン・フォークが上手に使えるようになるのは2才を過ぎてから。それまでは手づかみになったり、こぼしたりするのは当たり前です。ママはのんびり見守ってあげましょう。
スプーンの使い方
(1)ママがすくって手を添えて
赤ちゃんがスプーンで食べ物をすくえない時期は、ママがすくってあげましょう。食べ物がのったスプーンを赤ちゃんにしっかり握らせて、ママが手を添えて口まで運びます。
(2)ママが食べ物をすくったら皿の上にスプーンをのせて
ママがすくったらスプーンを皿の上にのせます。その先を赤ちゃんにさせてみましょう。途中で食べ物を落としたら、1~2回させてあげて、それでもうまくいかなかったらママが手を添えてあげましょう。
(3)赤ちゃん1人でチャレンジ
こぼしながらも、口まで持っていくことができるようになったら、最初から赤ちゃん1人にさせてみましょう。
赤ちゃんのスプーンの持ち方の変化
(1)最初はスプーンの柄を上から握ります。(上手持ち)
(2)上からギュッと握れるようになったら、ときどき下から握れるように促してあげましょう。(下手持ち)
(3)親指と人さし指の間に柄をはさむ持ち方ができるように。
フォークの使い方
(1)ママが手を添えて手伝ってあげます
ママが手を添えて一緒に食べ物を刺してみましょう。それから赤ちゃんに自分で口まで運ばせてみます。
(2)赤ちゃん1人でチャレンジ
フォークで刺しやすい食べ物を用意して、自分で刺させてみて。うまくできないときは、ママがスプーンで食べ物を押さえてあげるとうまく刺せます。
(3)めん類にトライ
刺して食べるのが上手になったら、「ひっかけて食べる」練習をします。めんを大人が食べる長さの1/2~1/3くらいに切り、スプーンと同じようにすくって食べることを教えましょう。