育児用語辞典
インフルエンザ(予防接種)
赤ちゃんがかかると重症化することも
インフルエンザはとても感染力が強い病気です。赤ちゃんがかかると重症になって、急性気管支炎(きゅうせいきかんしえん)、中耳炎、肺炎を起こすことも。インフルエンザ脳症による死亡や重い後遺症を残すこともあります。インフルエンザワクチンは任意接種ですが、赤ちゃんの場合は重症化しやすいこと、また手洗いやうがいなどだけで予防することは難しいので、積極的に接種することをおすすめします。
遅くとも12月中旬までに受けて
6カ月~13才未満は、1~4週間の間隔で2回の接種が必要です。毎年10~11月ごろに3~4週間空けて2回接種するのがベスト。遅くとも12月中旬までに受けましょう。
卵アレルギーがある場合は医師に相談を
不活化ワクチンを皮下注射します。ワクチンには鶏卵の成分がごく微量含まれている可能性があるので、卵アレルギーのある赤ちゃんは医師に相談しましょう。
接種後に反応が出てもほとんどは軽症です
接種部位が腫(は)れたり、発疹(ほっしん)や発熱がある場合もありますが、ほとんど重症にはなりません。卵アレルギーがある場合は、ごくまれにショック症状やじんましん、呼吸困難が起こることがあります。このような症状が出たら、すぐに受診しましょう。