育児用語辞典
1才~1才3カ月の赤ちゃん 生活・お世話
赤ちゃんの様子
外遊びが大好きになり、歩くことを楽しみます
歩けるようになると、ますます外が大好きになります。あんよしたばかりのころは、ただ歩くことに一生懸命で、少し歩いては転んだりの繰り返しです。だんだん歩くのが上手になってくると、興味にまかせてあちらこちらを歩き回るので、ママはあとをついて回るのが大変です。
自己主張が出てきてママの思いどおりにいかないことも
いろいろなことに興味をもって、探索行動が盛んになります。なんでも自分でやりたがったり自己主張をしたりするようになります。「イヤ」とか「ダメ」など抵抗する言葉を言う子もいて、これまでのようにママの思いどおりにいかないことも出てきます。
栄養の9割近くは離乳食から。卒乳する子もいます
離乳食は最終ステップに入り、栄養の8~9割近くは離乳食からとるようになります。離乳食を1日3回しっかり食べていれば、そろそろ卒乳して牛乳に切り替えられる時期です。ただ、なかにはまだ甘えておっぱいを欲しがる子もいます。
多くの子は昼寝が1回にまとまってきます
体を使って外で遊ぶなど、運動量が増えるので夜はまとまって眠るようになります。昼寝の時間も1回にまとまり、時間も短くなってきます。ただし、睡眠には個人差があるので昼寝を2回する赤ちゃんもいますし、夜泣きが続いている子もいます。
お世話のポイント
1日1回は好きなだけ歩かせてあげましょう
歩くのが楽しくてしょうがない時期なので、歩きやすい靴を用意して、1日1回は公園など安全な場所で思いきり歩かせてあげましょう。体を使い、自然と触れ合い、五感を働かせて遊ぶことが赤ちゃんの発育・発達を助けます。ママはあとをついて回るのが大変ですが、赤ちゃんの安全を守るためにもつき合ってあげましょう。
したがることは、なるべくさせてあげて
歩けるようになることで、赤ちゃんの探索行動はますます盛んになります。ママは常に赤ちゃんの後ろをついて回り、危険ではなく、人に迷惑がかからない限りは赤ちゃんがやりたいようにさせて見守ってあげましょう。ただし、危険なことは赤ちゃんの体を止めて、真剣な表情で「ダメ」と伝えることが大切です。
1日1~2回のおやつを与えましょう
運動量が増えるので栄養もこれまで以上に必要になりますが、赤ちゃんの消化器官はまだ十分に発達していないために、1回の食事でたくさんの量を食べることができません。たりない栄養は1日1~2回のおやつでとるようにしましょう。
歯磨きを始めましょう
奥歯が生えてきたら、そろそろ歯磨きを始めましょう。歯磨きが苦手な赤ちゃんは多いもの。無理強いせずに、なるべく楽しくできる方法で最低1日1回の歯磨きを習慣にしましょう。
赤ちゃんの指さしにこたえてあげて
生活のあらゆる場面で赤ちゃんに言葉をかけ、指さしや言葉にこたえてあげながら、やりとりを楽しみましょう。無理に言葉を教え込もうとするのではなくて、赤ちゃんからの発信に気づき、受け止めて、それにこたえるだけで十分です。