育児用語辞典
イヤイヤ
自我の芽生えから、イヤイヤが多くなります
1才過ぎると自我が芽生え始め、自分の思いとママの思いには違いがあるということに気づき始めます。それまで何でもママの言うとおりになっていたのが、「ぼく(私)とママは違うよ」「ママやパパの思いどおりにはならないよ」という意味で「イヤ」「ダメ」という言葉が出てくるようになります。ただ、この時期はまだ自分の思いがそれほど強くないので、ママが気分転換させてあげると、忘れてしまったりします。
3才ごろには、我慢できることが増えてきます
ところが1才6カ月ころには、自分の思いをはっきりと自覚できるようになり、「○○したい」という気持ちが強くなり、ママやパパにそれを否定されたり制止されると怒ったり泣いたりして抵抗します。1才代前半の「イヤ」よりも強い意思をもった「イヤ!」になります。そこでママやパパがかかわり方を間違ってしまうと、かんしゃくを起こしたり、パニックになってしまったりと大変になります。とくに2才代はイヤイヤがひどくなる時期で、「魔の2才代」と呼ばれるほど。ママやパパはなるべく赤ちゃんの思いを通してあげながら、なるべく尾をひかない方法で対応していく必要があります。
ママやパパが上手にかかわっていけば、3才ごろには「いつでも自分の思いどおりにはいかない」「人には都合がある」といったことがわかってきて、我慢できることが増えてきます。