育児用語辞典
11~12カ月の赤ちゃん 生活・お世話
赤ちゃんの様子
遊び方や1日の過ごし方に個性が出てきます
おすわりでじっくり遊ぶ子もいれば、いつもはいはいや伝い歩きで動きまわっている子もいるなど、遊び方や一日の過ごし方にも個性が出てきます。ほとんどの赤ちゃんが昼寝の時間が短くなったり、2回の昼寝が1回にまとまってきます。
食後のおっぱいやミルクを欲しがらない子も
離乳食をよく食べるようになり、離乳食後のおっぱいやミルクを欲しがらない子も出てきます。なかには卒乳する赤ちゃんも出てきますが、おっぱいを飲んでいる子もやたらと欲しがることはなくなり、ママが時間を決めれば、そのときの授乳だけで満足できるようになります。
お世話のポイント
なおいっそうの事故防止を心がけて
階段や台所など、危険なところで遊びたがります。赤ちゃんがはいはいで浴室に入り、つかまり立ちをして湯船に転落しておぼれるなどの事故も起こりえます。また、階段からの転落や、何かにつまずいたり、すべったりして転倒することもあります。ママは赤ちゃんから目を離さないことはもちろん、赤ちゃんの足元に物を置かない、扉にはストッパーをつける、台所や浴室に入れないようにガードするなど、事前に対策が立てられることはしっかりしておきましょう。
外遊びを毎日の習慣に
まだ歩けないからといって、赤ちゃんをベビーカーに乗せたままではなくて、公園などに出かけて地面に下ろしてあげましょう。赤ちゃんは自分から動きだして、アリを見つけたり、どこかから聞こえてくる音に耳を傾けたり、どんどん楽しいことを見つけます。一日の生活リズムの中で午前または午後に1回30分~1時間の外遊びの時間を決めて、親子で外遊びを楽しみましょう。
親子のコミュニケーションを楽しみましょう
赤ちゃんが声を発したときは、声のまねをしたり、「そうなの、おもしろいの」など言葉を返してあげましょう。ママが反応することで赤ちゃんはコミュニケーションをする喜びを感じ、伝えようとする意欲が育ちます。またこのころは、まねが上手になったり、もののやりとりをすることも楽しくなる時期。ぜひ親子でまねっこ遊びや、やりとり遊びをしながら、人とかかわることの楽しさを味わわせてあげてください。