育児用語辞典
7~8カ月の赤ちゃん 生活・お世話
赤ちゃんの様子
おすわりの姿勢で両手を使って遊びます
これまで欲しいものを取れないと泣いてママに訴えていたのが、自分のそばにあるものなら、お座りの姿勢からずりばいになって少し進んで取れるようになります。またおすわりが上手になって両手が解放されるために、両手を使って遊ぶことが大好きになります。太鼓をばちでたたいたり、両手に積み木を持って打ち鳴らすなどの遊びを楽しんだり、新聞紙や広告チラシなどをグシャグシャにして遊ぶこともあります。
離乳食の2回食が定着します
これまで順調に離乳食が進んでいれば、この時期には離乳食をゴックンと飲み込むのが上手になり、少しかたさや形があるものを舌と上あごでつぶすようになります。1日2回食が定着して、栄養の10~30%は離乳食からとるようになります。ただなかには離乳食に飽きてきて、これまでのようにたくさん食べなくなる赤ちゃんもいます。いわゆる中だるみの時期なので、あまり無理強いせずに赤ちゃんのペースで進めてかまいません。
お世話のポイント
ベビーカーでのお散歩を習慣に
おすわりがしっかりしてくるので、B型ベビーカーでお散歩に出かけましょう。B型ベビーカーは体を起こして座れるので、赤ちゃんも周囲の景色がよく見えてご機嫌です。時間を決めて1日1回30分程度のお散歩を習慣にしましょう。
上下分かれた服を着せてあげましょう
おすわりの姿勢をとることが多くなると、カバーオールなど上下がつながっている服よりも上下が分かれた服のほうが動きやすくなります。Tシャツやトレーナーとズボンといった組み合わせを選んであげるといいでしょう。
歯がためなど、かんでもいいおもちゃを渡しても
歯の生え始めは、歯ぐきがむずがゆかったりするので、しきりにおもちゃをかんだりする様子が見られます。そんなときは歯がためなど、かんでもいいおもちゃを渡してあげるといいでしょう。
はいはいを始める前に事故防止対策を
興味をもったものには何でも手を伸ばして口に入れるので、誤飲事故が起こらないようにママは注意しましょう。ずりばいで少しずつ動ける赤ちゃんも出てくるので、本格的にはいはいを始める前におうちの中にある危険をチェックして、今のうちに対策を立てておきましょう。コードをひっぱって電気ポットをひっくり返したり、ママやパパの食事中、テーブルの上のコーヒーカップを取ろうとして熱いコーヒーを浴びるなど、やけどの危険も出てきます。