育児用語辞典
保湿剤
赤ちゃんの皮膚に塗る保湿剤には、いくつか種類があります。それぞれの特徴を知って、赤ちゃんの肌に合わせて使い分けるといいでしょう。
軟膏
ワセリンやミツロウなど水に溶けない油脂性の成分をベースに作られている油脂性軟膏と、ポリエチレングリコールなどの水溶性成分をベースに作られている水溶性軟膏があります。いずれも皮膚の保護・保湿作用にすぐれていますが、その分べたつくという難点も。乾燥しているところだけでなく、じくじくと湿っているところにも使えるので、口のまわりやおしりまわりの肌の保護剤によく使われます。
クリーム
乳化剤を使って油脂に水を混ぜた成分をベースに作られています。軟膏に比べて伸びがよく、べたつきが少ないのが利点。肌への浸透性もいいですが、やや刺激性があるので、傷やじくじくしているところには向きません。乾燥しているところに使うのが一般的で、乾燥しやすいひざやかかとなどの保湿によく使います。
ローション
水やアルコール、ポリエチレングリコールなどの液剤をベースに作られています。べとつかず、肌への浸透性がよく伸びもいいため使用感はいいのですが、保護・保湿作用が短いという難点が。肌の広い範囲をまんべんなく保湿するのに適しています。