育児用語辞典
Hib(ヒブ)(予防接種)
予防する病気
Hibによる細菌性髄膜炎(さいきんせいずいまくえん)を予防します。
Hibとは「ヘモフィルス・インフルエンザ・タイプb」という細菌の一種です。Hibによる髄膜炎の多くは、風邪症候群のような症状で始まり、急激に意識障害やけいれんが起こります。0~4才でかかる細菌性髄膜炎のうち約40%は、Hibが原因です。Hibワクチン(ヒブワクチン)は日本でも2013年から定期接種が可能になりました。
接種時期・回数
2カ月になったらできるだけ早く1回目を接種し、2回目からは、DPT-IPV接種と同じ日に、できれば6カ月ごろまでに4~8週の間隔で3回接種します。その後7~13カ月後、2才までに4回目を接種するのが理想です。DPT接種と反対の腕に皮下接種します。
1回目がすでに7カ月を過ぎている赤ちゃんは、スケジュールが変わりますので、医療機関で相談します。2カ月になったらできるだけ早く接種するのが原則です。
接種後の注意
接種後12~24時間で、接種部位が赤くなったり、腫れたり、痛くなったりすることがありますが自然に治ります。
副反応と受診の目安
ごくまれに発熱や不機嫌などの症状が見られることがあります。その場合は受診しましょう。