育児用語辞典
2~3カ月の赤ちゃん 生活・お世話
赤ちゃんの様子
授乳間隔が空いてきますが、昼夜逆転の赤ちゃんも
夜中に起きる回数が減って、夜に眠る赤ちゃんも多くいますが、まだ昼夜が逆転している子もいます。おっぱいの飲み方が上手になってくる上、ママのおっぱいの出がよくなってくるので、授乳時間が短くなってきます。自分の適量を飲むようになり、おなかがいっぱいになると、自分から乳首を離す赤ちゃんもいます。成長とともに胃が大きくなってくるので1回に飲む量も増えて授乳間隔が空いてきます。
お世話のポイント
徐々に生活リズムを整えていきましょう
夜は部屋を暗くして寝かせ、朝はカーテンを開けて太陽の光を浴びせるなどして徐々に生活リズムを整えていくことを意識しましょう。日差しが弱い時間帯を選んで、1日10~15分程度のお散歩に出かけましょう。
「泣いたらおっぱい」は卒業しましょう
赤ちゃんが一度にたくさん母乳を飲めるようになるので、授乳間隔が空いてきます。「泣いたらおっぱい」は卒業して、まずは母乳・ミルク以外で赤ちゃんが泣く原因を探して、取り除いてあげましょう。ただし、まだ完全に授乳のリズムが整ってくるわけではないので、母乳やミルクの時間が決まっていなくてもあせらないようにしましょう。
一時的にミルク嫌いになる赤ちゃんも
3カ月ごろに「ボトルシャイ」といってミルク嫌いになる時期があります。なぜミルク嫌いになるのか、はっきりした理由はわかりませんが、知能が発達してきてミルクを飲む以外にも、赤ちゃんが興味をひかれることがたくさん出てくるからとも考えられます。ママは赤ちゃんがミルクを飲んでくれないと心配になりますが、このころになると赤ちゃんの飲み方は上達していますから、必要な分はある程度飲めています。乳首の穴の大きさを変えてみる、ママ以外の人にミルクをあげてもらうなど工夫してみてもいいでしょう。
たて抱きでお散歩していい刺激を与えましょう
まわりの世界に興味を持ち、首がしっかりしてくることもあって、たて抱きを好む赤ちゃんが増えてきます。10~15分ほどお散歩に連れ出して、いろいろな刺激を与えましょう。たて抱きにするときは、赤ちゃんの首に手を添え、ママの肩と腕で体をしっかり支えます。まだ首がぐらつく時期ですから、長時間のたて抱きは負担になるため避けましょう。お散歩するときは、「きれいなお花が咲いているよ」などと言葉をかけてあげながら、いろいろなことに気づかせてあげるといいでしょう。
赤ちゃんと遊んだり、語りかけてあげて
動くものに興味が出てくるので、はっきりした色のおもちゃを目の前でゆっくりと動かして目で追わせてみましょう。おふろ上がりなどに手足を軽く動かしてあげるのも赤ちゃんが好きな遊びです。機嫌がいいと赤ちゃんは「ア~」「ク~」などと声を出してきます。ママは赤ちゃんの声をまねしながらこたえてあげて。赤ちゃんとのコミュニケーションを楽しみましょう。