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出産・分娩用語辞典

さかご分娩

赤ちゃんの頭の位置が上のときを「さかご」といいます

 おなかの赤ちゃんは、妊娠後期になると大きくて重い頭を下にした「頭位(とうい)」という姿勢に落ち着きます。しかし、なんらかの理由で、おしりを下にした「殿位(でんい)」や、両足を下にした「全足位(ぜんそくい)」、両ひざを下にした「全膝位(ぜんしつい)」などの姿勢になる場合があり、この状態を「骨盤位(こつばんい)」、つまり「さかご」といいます。 妊娠中にさかごになる赤ちゃんは多いのですが、そのほとんどは出産までに赤ちゃん自らが回転することで元の姿勢に戻ります。羊水の量が十分にあり、赤ちゃんが動きやすい妊娠中期までは、自然に直る確率が高いでしょう。赤ちゃんが大きくなって羊水量も減ってくる妊娠35週以降になると、自然に直るのは難しくなるようです。

さかごが直らない場合は、帝王切開になる場合が多い

 お産のとき、頭位の赤ちゃんは、体の中でいちばん大きな頭で産道を押し広げるように下がってきます。ところがさかごの場合は、頭より小さいおしりや足が先に下がってくるため、産道が十分に広がりません。 最後に大きな頭が出てくるときに時間がかかったり、臍帯(さいたい)が赤ちゃんの頭と産道に圧迫されたりします。こうなると胎児機能不全の心配も出てきます。さかごで経腟分娩ができる条件は産院により異なりますが、赤ちゃんの体重が2500g以上あり、おしりを下にした殿位(単殿位や全複殿位)であること。ママに持病や合併症がなく、ママの骨盤に赤ちゃんが通るだけのゆとりがあること。また、胎盤(たいばん)や臍帯の位置に異常がないことなどです。 さかごの経腟分娩は、赤ちゃんの負担やリスクが大きいため、産院によっては「さかごはすべて帝王切開」という施設もあります。 また経腟分娩が可能と診断されても、分娩が途中で進まなくなったり、ママや赤ちゃんの状態が悪くなったりしたときは帝王切開に切り替えることがあります。 出産間近になってさかごが直らないときに、注意しなければならないのが、陣痛が起こる前に破水してしまう「前期破水」です。 頭位なら、頭が羊水の流出を防ぐ栓の役目をしてくれるのですが、さかごだと子宮口のすき間から臍帯が出てしまう恐れがあります。そうなると赤ちゃんが危険な状態に陥る可能性がありますから、破水をしてしまったときは、なるべく早めに産院を受診しましょう。

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