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出産・分娩用語辞典

会陰切開(えいんせっかい)

自然な裂傷を防ぐための医療処置です

 10cm近くある赤ちゃんの頭が、ママの腟口を出るためには、会陰部が十分に伸びている必要があります。しかし、会陰の伸びが十分でない場合、赤ちゃんの頭がつかえて出にくくなったり、赤ちゃんの頭が出る勢いで、腟壁が裂けてしまうことが多くあります。このような状態(自然裂傷)を防ぎ、赤ちゃんをスムーズに娩出できるように、会陰部をはさみで切開することを「会陰切開」といいます。
 会陰切開は、赤ちゃんの頭がつかえてお産が長引き、ママの疲労がピークに達したときに、狭い産道の中で圧迫されて、赤ちゃんが苦しい状態になるときなど、ママと赤ちゃんにとってメリットがあると判断された場合に行われます。さらに、内側にある括約筋(かつやくきん)まで損傷してしまうと、腟口が下がったり、将来、尿失禁や子宮脱(しきゅうだつ=子宮が下垂して腟のほうへ下降してくること)の原因になる可能性もあります。「会陰切開はしたくない」と考えるママも少なくありませんが、出産時のママと赤ちゃんの状態、また産後のママの体のことを考えたときに必要な場合もあることを覚えておきましょう。

傷の痛みは産後2週間ほどでなくなることが多い

 切開するのは1カ所だけで、正中切開(せいちゅうせっかい)、正中側切開(せいちゅうそくせっかい)、側切開(そくせっかい)の3方向があります。どこを切開するかは、産院や医師の考えにもよりますが、いずれも肛門括約筋を避けて、筋肉に支障のない部分にはさみを入れます。切開の長さは2~3cmです。局部麻酔をするので、痛みはほとんど感じません。胎盤(たいばん)を娩出したあと、切開部を縫合します。縫合糸は溶ける糸、もしくは溶けない糸を使用し、溶けない糸を使用した場合は、退院するころに抜糸します。
 個人差はありますが、傷口は2週間ほどで目立たなくなります。傷の痛みも産後2週間ほどで、なくなることが多いようです。

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