「そんなこと言われなくても・・・」うるさいと思っていたけど…役に立った親からの教え
子どものころ、お母さんやお父さんに注意されて、「うるさいなあ……」と思ったことはありませんか? 注意されればされるほど、反発したくなったり、無視したりするのがある意味子どもらしいところかもしれません。
でも大人になってから、その注意が役に立つ場合もあります。特に、自分が親になってから振り返ってみると、どういう想いで注意してくれていたのか、察することができるようになった、という人もいるのではないでしょうか。
口コミサイト『ウィメンズパーク』のママたちに役に立った親からの教えについて聞いてみました。
マナーや言葉遣い
「お箸の持ち方、食べ方(クチャクチャ言わない、肘をつかないなど)はかなり厳しく言われました」
「食事マナーです。特に『ひじをテーブルにつけて食べない』。小学生のとき、これは頻繁に注意されました。テレビなどでタレントがひじをついて食べているのを見ると、好感度が下がりますし、箸の持ち方も気になります。本格的なテーブルマナーは私も曖昧ですが、日常のマナーは本当に大切だと思います」
「茶碗にご飯粒を残さない。義母がご飯粒を残した状態で食事を終えているのを見てギョッとしました」
「箸の持ち方・教えてもらってた時はスパルタで涙ながらでしたが、大人になってから感謝です。やはり箸の持ち方が悪いと目立ちますので……」
生活に関して
「お金の貸し借りはしない。どうしても貸すときは返ってこなくとも大丈夫な金額で。苦労人の父だったのでいろいろあったようです」
「祖父から子どもの頃、よく言われていたのは靴を揃えなさい! ということ。大人になると当たり前のことですが、子どもの頃はずっと出来ていかなかったです」
「提出物や支払いなど、やらなければいけないことは早く済ませること。時間厳守。このことを口うるさく厳しく言われて育ちました。感謝しています」
そのほか
「口うるさく言われたのは、男関係。だから大学生になるまで男友達はいなかったし、彼氏ができたこともありませんでした。でも、異性と付き合うって大事なのに……と今は思います」
「保証人になるな。これしか記憶にないです」
「宗教とマルチビジネスには手を出さないように洗脳のごとく言われましたが、それは良かったと思います」
「口うるさくではないですが、免許を取ったとき、自動車の任意保険には絶対に入りなさいと言われました。常識なんですが、私は知らなかったので、言ってもらえてよかったです」
「結婚しなさいと20代後半はよく言われていました。25歳で正社員を辞め、2年毎に更新の契約社員でしたが。もし独身だったら、コロナで更新されていなかったかもしれません。老後資金も2千万なんて絶対無理でした。親に感謝です」
「そんなこと言われなくても分かっているよ」なんてことが実は言われないと気がつかないまま大人になってしまうことも……。
子どものころに大人に言われることはだいたい「ちょっとうるさいな」と思ってしまいますが、うるさいな、と思っている事柄ほど心に残っているもの。子どもに言い聞かせるときも、大事なことは何度も伝えたほうがいいのかもしれませんね。
(文:ふくだりょうこ)
■文中のコメントは『ウィメンズパーク』の投稿を再編集したものです。