怖くない?ドキドキ!初めての婦人科検診体験ルポ part1
妊娠を考えたら、まずは自分の体を知ることから。でも、婦人科ってちょっと怖いイメージも……。ドキドキしながら、結婚2年目の30代女性が初めての婦人科検診に挑戦!
妊娠するまで婦人科に行ったことがない人も!? 妊活をきっかけに受診しましょう。
妊娠するためには、心と体の健康が何より大切。一般的に婦人科検診では、がん検診や超音波検査、血液検査が行われ、子宮筋腫や子宮内膜症、卵巣嚢腫など、女性特有の病気を早めに見つけることができます。これらの病気は、会社の健康診断だけでは見つけにくい疾病です。「意外と自分の体に関心を持っていない女性が多いんです」と宗田先生。「ちょっと面倒かもしれませんが、まずは3カ月、基礎体温を測ってみてください。排卵の有無や周期がわかりますので、その結果を持って検診に行くのが理想です」
妊娠がわかって初めて婦人科に行き、病気が見つかるというケースも多いそう。場合によっては、妊娠中の流産や早産などの原因となり、妊娠の維持が難しくなります。
検診を受けることで、普段の生活習慣を見直すきっかけとなり、結果として妊娠に近づくことも!
妊娠しやすい体づくりのためにも、10カ月間の順調な妊娠ライフのためにも、まずは自分の体の健康状態をチェックしてみてください。
検査前日・当日に気をつけること
食事
胃カメラなどの検査ではないので、採血があっても前日・当日の食事制限はとくになし!
入浴
腟の中まで洗うと本来の状態を診られない可能性があるので、普段どおりに洗って。ビデも使わずに。
SEX
腟に傷ができたり、一次的に細菌が増える場合もあるので、できるだけ前日のSEXはお休みしよう。
生理・排尿のこと
生理中でも検診可能な病院もあるけれど、あまりに月経量が多いと細胞の状態が正しく診られない場合もあるので、避けたほうが無難。超音波検査の前には卵巣を診やすくするために排尿するのが一般的。ただし検尿がある場合もあるので、当日確認して。
服装
おなかを触診できるように上下セパレートの服装で、内診の際にめくりやすいスカートがよい。採血のときに腕まくりすることも考慮して
持ち物
マストなのは保険証と受診料金、あれば診察券も。基礎体温をつけている人は基礎体温表を忘れずに。待ち時間に読む本もあるとよいかも
仕事
前日はいつもどおりでOK。ただし、徹夜仕事などあまりにハードな行動は避けて。当日は検査にかかる時間を確認して、余裕を持って調整しよう
【監修】
宗田聡先生
広尾レディース院長。筑波大学卒業後、同大学にて臨床や研究に従事。2012年に広尾レディースを開院。子宮頸がんの予防や低用量ピルの活用など、女性の健康を守る啓けい蒙もう活動を実施。著書に『31歳からの子宮の教科書』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある