妊娠体質をつくる5つの最新メソッド part4 生活習慣編
規則正しい生活や栄養バランスがとれた食事がいいことは頭の中ではわかっていても、時々、制約から逃れてストレスを発散したい!そんなときは好きなことをする時間を設けるのも一案です。
五感をフルに活用すると、健康でハッピー、そしてポジティブになれる
不安定になりがちな心をハッピーに保つ方法
女性の社会進出に伴い、結婚年齢は年々上がるばかり。社会で活躍する機会が増えるにつれ、ストレスに悩む女性も急増中です。
「忙しさで睡眠時間が不足し、栄養が偏ると血液のめぐりが悪くなり、慢性的な冷え性になりがちです。また、ストレス解消にと吸うたばこは血管を収縮させ、卵巣や子宮の機能低下にもつながるのでご法度。要は規則正しい生活習慣が望ましいのですが、制約が多すぎると必ずリバウンドが来ます。時には自分で好きなことをするストレス発散日を設けるといいでしょう」と池下先生。たとえば、控えていたお酒をほどほどに飲みながら、おいしい食事や好きなカラオケを楽しむ。そうすることで精神を安定させるセロトニン(幸せホルモン)が多く分泌されるそう。
「忙しいと忘れがちな五感をフル回転させることで、考え方もきっとポジティブになりますよ」
手抜きと雑は違う!市販のものを上手に活用して食事はハッピーに食べる
共働きなのに、私だけが頑張っている…とストレスを抱えている女性は少なくありません。「ストレスは妊活の大敵。便利に工夫されたものをうまく取り入れて、自分をラクにすることが大切」と池下先生。たとえば、料理なら栄養バランスがとれた市販品を上手に活用してアレンジ。「買ってきた総菜をパックのまま出すより、ひと手間加えるだけで幸福感がアップ。要は『おいしいね』と2人でハッピーに食べる時間が大切です」
その日の反省や後悔したことを3つ書き出して、ポジティブに考え直す習慣をつける
落ち込んでしまいそうなときも、「書きため方で前向きな気持ちになれるはず」と、池下先生がアドバイスしてくれたのが、ネガティブなことをポジティブに書き換える方法。「『あいさつしたのに無視された』→『きっと忙しくて気づかなかったのかも』と、両方を書き記すことで、前向きな考え方が徐々に身につくはず。もっと悩みが増える子育て時に、きっと役に立ちます」。パソコンよりも感情が表れる手書きで書くほうがおすすめです。
「何かをちょっと変えてみる」そう心がけるだけで、心も体質も徐々に健康に
最近は何をするのにも『面倒くさい』と、時短を求めがち。でも、子育ては面倒で辛抱しなければならないことの連続です。妊活中の今こそ、いつものことを少していねいに行ってみるなど、何かをちょっと変える意識を持つことが必要」と池下先生。日常を変えることは、実はいちばん面倒な作業。「料理や掃除、趣味でもなんでもいい。いつもの毎日を少し変える習慣を徐々につけることで、考え方も人生もアクティブになりますよ!」
たまには思いっきりストレスを発散することで「頑張ろう」って思えるもの
「妊活中は規則正しい生活を送ることが基本ですが、変化がない毎日だとストレスがたまっていく一方。自分で打破する方法を見つけなきゃ!」と池下先生は、少しハメを外す日があってもいいと言います。「たまには好きなお酒を飲んだり、カラオケで夜遅くまで歌うのもいい。つらいことを楽しいことに変える代替案を持っておくことは、生きていく上でも重要です」。ただ、夜更かしをしたあとは、できるだけ早く体内時計のリズムを元に戻すように務めましょう。
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【監修】いけした女性クリニック銀座院長 池下育子先生
1979年より東京都立築地産院産婦人科に勤務。92年に、いけした女性クリニック銀座を開業。妊活本をはじめ美容や健康の著書・監修作品を多数出版
詳しくはhttp://ikeshitaikuko.com/
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